「 2025年04月 」一覧

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[診療報酬] 後発医薬品の体制加算、大幅な見直しを提言 中医協

 中央社会保険医療協議会が23日に開いた総会で、支払側の委員は医療機関や薬局向けの後発医薬品に関する体制加算の大幅な見直しを提言した。後発医薬品の薬局での調剤や診療所での使用が9割以上のケースが多いほか、後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養の効果が表れているとする調査データを踏まえた発言で、異論は出なかった。 この日の総会で厚生労働省が報告した調査結果によると、585薬局で後発医薬品を調剤した割合は、2024年11月の1カ月間では「90%以上」が最多の66.1%だった<doc19...

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[医療提供体制] 健保組合の赤字幅が42.5%縮小 25年度見込み

 健康保険組合連合会は23日、1,372組合全体での2025年度の経常収支が3,782億円の赤字になるとする早期集計の結果(概要)を発表した。春闘も含めた賃金の引き上げが影響し、赤字幅は過去最大を見込んでいた前年度から42.5%縮小する見通し<doc19742page1>。 佐野雅宏会長代理は同日に開いた記者会見で、前年度に6.2%の伸び率だった保険給付費は1.5%の伸びにとどまったとし、新型コロナウイルス感染症流行時の受診控えの反動で増えた保険給付費の伸びが落ち着いてきている結果だと説...

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[診療報酬] 26年度診療報酬の「純粋な引き上げ」主張 中医協で診療側委員

 中央社会保険医療協議会は23日、2026年度診療報酬改定に向けて物価や賃金の上昇などの課題に関する議論を始め、診療側の長島公之委員(日本医師会常任理事)は、医療機関の経営悪化に対応するため、新たな人員配置などの条件を付けない診療報酬の純粋な引き上げを主張した。 長島委員は、これまでは診療報酬が引き上げられたとしても、新たな点数を算定する際に人員配置などの条件が付き、医療機関はそのためのコスト負担で経営の体力がむしろ削がれてきたとの見方を示した。 その上で、24年度の改定後に進んだ物価や賃金の・・・...

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[経営] サービス産業動態統計調査速報 25年2月分 総務省

 総務省は23日、2025年2月分の「サービス産業動態統計調査(速報)」を公表した。詳細は以下の通り<doc19736page4>。●売上高▽医療・福祉業全体/5兆2,675億円(前年同月比1.0%増)▽医療業/3兆6,197億円(0.8%増)▽保健衛生/629億円(8.4%減)▽社会保険・社会福祉・介護事業/1兆5,847億円(1.7%増)●事業従事者数▽医療・福祉業全体/894.9万人(0.8%増)▽医療業/430.3万人(0.0%増)▽保健衛生/13.5万人(2.3%減)▽社会保険...

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安衛法改正案、衆院厚労委で審議入り

 厚生労働省提出の労働安全衛生法改正案は23日、衆院厚生労働委員会で審議入りした。福岡資麿厚生労働相が法案の趣旨を説明した。改正案では、ストレスチェックの実施を労働者50人未満の事業場にも義務付ける。......