「 2025年09月 」一覧

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[医療提供体制] 経済・財政新生計画「改革実行プログラム」改訂へ向け議論

 政府は経済・財政新生計画の「改革実行プログラム」の見直しに向けた議論を10月以降に本格化させる<doc21873page3>。医療関連では、現役世代の社会保険料の負担を軽減するため、▽新たな地域医療構想に向けた病床削減▽地域フォーミュラリの全国展開-などを新たに盛り込む<doc21874page6>。 これらは自民・公明両党と日本維新の会の3党合意を踏まえ、骨太方針2025に盛り込まれた。政府はそれを受けて改革実行プログラムを改訂し、新たな施策を追加する方針。改革実現までの...

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[看護] 訪問看護の1件当たり平均額、上位1%が指導対象 厚労省

 高額な訪問看護療養費を請求している事業者に行う「都道府県個別指導」について、厚生労働省は訪問看護レセプト1件当たりの平均額が都道府県の平均を超え、かつ全ての訪問看護ステーションの上位1%に含まれる事業所を選定するよう求める事務連絡を地方厚生局などに出した<doc21829page2>。 訪問看護療養費を巡っては、一部の事業者が利用者への過剰訪問により診療報酬を高額請求していたとされる問題などが指摘されている。これを受けて厚労省は、地方厚生局と都道府県が実施する都道府県個別指導の対象事業...

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[医療提供体制] 在宅医療の薬剤管理にインセンティブが必要 NPhA

 2026年度の調剤報酬改定に向けて日本保険薬局協会(NPhA)は、在宅患者への薬剤管理業務で生じるコストに見合った報酬体系の検討を国に求める要望事項を公表した。薬剤師による在宅業務は深刻な赤字構造に陥っているとし、在宅医療での薬剤管理を一層推進するためのインセンティブが必要だとしている<doc21791page2>。 日本保険薬局協会は、要望事項と共に薬剤師の個人宅向け在宅業務の実態調査の結果も公表した。調査は、日本保険薬局協会の会員を対象に6月2日-6月30日に実施。薬局薬剤師868...

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[診療報酬] 「協力対象施設入所者入院加算」に関する疑義解釈を事務連絡

 厚生労働省は9月16日付で、2024年度診療報酬改定の疑義解釈資料(その29)を地方厚生(支)局などに事務連絡した。同事務連絡では「協力対象施設入所者入院加算」「介護保険施設等連携往診加算」などに関する疑義解釈を示している<doc21743page1>。 24年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.16)において、「入所者の病状が急変した場合、介護老人保健施設の医師または協力医療機関、その他の医療機関の医師が診療を行い、入院を要すると認められた入所者の入院を原則として受け入れる体制を確...

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[医療提供体制] 高額療養費制度の論点案を了承 社保審専門委員会

 社会保障審議会の「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」は16日、これまでの意見を踏まえた今後の論点の案を了承した。セーフティネット機能としてこの制度を堅持する必要があるという認識で一致したとする内容で、医療保険全体の持続可能性を維持するための制度改革を社会保障審議会・医療保険部会で議論する<doc21667page15><doc21667page7>。 専門委員会では、患者の自己負担限度額を仮に引き上げる場合、「多数回該当」から外れて負担が急激に増加するのを防ぐための...