「 2025年10月 」一覧
「二次医療圏」と「構想区域」の違いとは? ~地域の実情を反映した実効性のある議論のために~
■地域ごとの個別性と制度を踏まえた病床配分既存の地域医療構想では、病床数の調整に議論が終始し、本来目指すべき「医療機能の分化・連携」という本質的な議論に至っていないという課題も指摘されてきました。そのような中で新たな地域医療構想についての議論では、「急性期拠点病院を人口20~30万人に1つ確保」等といった目安が示され、人口規模に応じた医療提供体制が大きなテーマとなっています。なぜ、今までの地域医療構想では人口規模に応じた医療提供体制の目安などが示されてこなかったのでしょうか。その根源には、地・・・...
【中医協】臨床検査1件、11月収載へ 赤痢アメーバ感染の診断補助
中医協総会は15日、臨床検査1件の保険適用を了承した。血清中の赤痢アメーバ抗体の検出(赤痢アメーバ感染の診断の補助)に用いる「赤痢アメーバ抗体ELISA-IBL」で、11月に収載予定。E3(新項目)......
【中医協】「バイジュベックゲル」など高額薬7成分、DPC対象外
中医協総会は15日、塗布型遺伝子治療製品「バイジュベックゲル」(一般名=ベレマゲン ゲペルパベク)など7成分11品目の高額薬剤について、DPCの包括評価の対象外にすることを了承した。2026年度診療......
早急な補正対応と大幅プラス改定を 国民医療推進協が決議
医療・介護関係43団体で組織する「国民医療推進協議会」は14日、2025年度補正予算で補助金と診療報酬・介護報酬両面からの早急な対応や、26年度改定をはじめとする予算編成で賃金上昇と物価高騰、高齢化......
都医、「成人のワクチン手帳」作成へ 年内にも完成
東京都医師会の鳥居明理事は14日の定例会見で、主に65歳以上の高齢者が利用することを想定した「成人のワクチン手帳」を作成中だと説明した。接種日やワクチンの種類を紙媒体で記録し、患者とかかりつけ医の会......
デジタル活用の医療機関・薬局、達成率106% 日本健康会議
日本健康会議は14日、2025年度までに達成すべき数値目標を盛り込んだ「5つの実行宣言」の達成状況を公表した。デジタル技術を活用して新たな予防・健康づくりに取り組む医療機関・薬局数は、目標達成率が1......
医師国保、合併検討時の課題議論へプロジェクト委設置 全医連
全国医師国民健康保険組合連合会(全医連)は、医師国保組合の存続に向けた方策の一つとして、合併を検討する場合の課題や解決策などについて議論するプロジェクト委員会を立ち上げることを決めた。全医連・国保問......
26年度改定、急性期リハ充実に課題意識 林医療課長
厚生労働省保険局の林修一郎医療課長は11日、札幌市で開かれた全日本病院学会のシンポジウムに登壇し、2026年度診療報酬改定に向け、急性期のリハビリテーションの充実に課題意識を示した。超高齢者のQOL......