「 2025年10月 」一覧
結核患者、「柔軟な受け入れ」体制を整備 指針改正へ
厚生労働省は6日、「結核に関する特定感染症予防指針」の改正に向けた議論に着手した。都道府県における結核病床の確保を前提とせず、感染症病床や結核患者収容モデル事業による「モデル病床」を活用し、より柔軟......
〔案内〕来年2月に看護サミット 日看協、「働き方革命」テーマに
日本看護協会は来年2月5日(木)午前10時から午後5時まで、横浜市のパシフィコ横浜・国立大ホールで、「日本看護サミット2025」を開催する。テーマは「ウェルビーイング時代における看護職の働き方革命」......
「予防・治療・共生」へ、かかりつけ医を 日医・女性のがんでシンポ
日本医師会は5日、一般向けシンポジウム「知って安心! 女性のがんを正しく学ぼう!」を日医会館で開催した。日医のがんに対する取り組みについて説明した黒瀨巌常任理事は、がん対策の基本は「予防・治療・共生......
有料老人ホーム、「登録制」導入も 厚労省が規制強化へ
有料老人ホームについて厚生労働省は3日、届け出制から登録制に移行し、運用後は更新制を導入するなどの方向性を盛り込んだ「素案」を関連の検討会で示し、大筋で了承を得た。地域で果たす役割が多様化したホーム......
[介護保険] 保険給付費の総額は9,763億円 介護保険事業状況報告・厚労省
厚生労働省はこのほど、2025年7月の「介護保険事業状況報告の概要(暫定版)」を公表した。詳細は以下の通り<doc22205page1>。●保険給付費▽保険給付費総額/9,763億円▽居宅(介護予防)サービス分/4,764億円▽地域密着型(介護予防)サービス分/1,559億円▽施設サービス分/2,894億円●第1号被保険者数:3,586万人●要介護(要支援)認定者数:731.3万人(第1号被保険者に占める65歳以上認定者数の割合:約20.0%)●サービス受給者数▽居宅(介護予防)サービ...
[医薬品] 医薬品14品目の一般的名称を決定 厚労省・通知
厚生労働省は10月6日付けで、新たに14医薬品の一般的名称を定め、都道府県衛生主管部(局)に通知した。対象品目は、以下の通り<doc22170page1>。▽トレニボツリヌストキシンE▽エンリシチドデカン酸塩▽バルシンレノン▽フェゾリネタント▽オルホルグリプロンカルシウム▽ミルベツキシマブ ソラブタンシン(遺伝子組換え)▽ブリンシドホビル▽ブレクスピプラゾールフマル酸塩水和物▽ポボルシチニブリン酸塩▽アムレネツグ(遺伝子組換え)▽パルツソチン塩酸塩▽ザソシチニブ▽メザギタマブ(遺伝子組...
[健康] 出生体重2.5kg未満で生殖可能期間が短くなる傾向 成育医療研
国立成育医療研究センターの研究グループが行った研究によると、出生時の体重が2.5kg未満だった人は、3kg台で生まれた人より生殖可能期間が短くなる傾向にあることが分かった<doc22055page1>。研究グループは、出生前の母親の生活習慣などが、出生後の子の生殖機能の形成に影響を及ぼす可能性があると指摘している。 出生体重が低い場合、成人期に高血圧や糖尿病、心疾患のリスクが高まることが報告されているものの、生殖機能への影響については明らかでなかった<doc22055page3&...
[医療提供体制] 結核医療、柔軟な病床確保体制へ方向性示す 厚労省
厚生労働省は6日、都道府県による結核医療の提供で、結核病床の確保を前提とせず柔軟性を持たせた体制をつくっていく方向性を厚生科学審議会・結核部会に提案し、了承された。地域の実情に応じて結核病床のほか、感染症病床や適切な結核医療が提供できる一般病床・精神病床で必要な病床を確保、または、これらの病床を適切に組み合わせ対応することを想定しており、関連の指針に盛り込む方針<doc22014page10>。 現行の「結核に関する特定感染症予防指針」では、都道府県などは「病床単位で必要な結核病床を確...
[医療提供体制] セルフメディケーション、薬局の半数で対応
日本保険薬局協会は、直近1カ月に全国の3,380薬局の半数でセルフメディケーションに関する相談対応や能動的な介入をしたことがあるとする調査結果を公表した。同協会では、薬局が健康管理に関する地域住民のファーストアクセスの場となり、薬剤師が疾患の兆候を見逃さない「ゲートキーパー」の役割を果たしているものの、こうした職能機能が社会に十分に認知されていないと指摘している<doc22016page2>。 調査は、薬局でのセルフメディケーションに関する支援の実態を把握するため、保険調剤業務を1年以...
[感染症] コロナワクチン接種による疾病・障害の審議、9件を認定
厚生労働省は、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査第一部会(6日開催)の審議結果を公表した。新型コロナワクチンを接種した36件について、予防接種と疾病・障害などとの因果関係を審議し、9件を認定、25件を否認、2件を保留した<doc22010page1>。 今回の審議結果を含む進達受理件数は1万4,288件。うち認定は9,319件、否認は4,122件、保留は15件となった<doc22010page2>。・・・...
[医療提供体制] 電子処方箋のメリット、漫画で紹介 厚労省
厚生労働省は6日、電子処方箋のメリットを伝える漫画を公開するなど、国民向けのホームページをリニューアルしたと明らかにした。電子処方箋のさらなる普及や活用を進める。 漫画では、電子処方箋とオンライン診療、オンライン服薬指導を組み合わせることで、仕事や家事などで忙しい合間でも直近のお薬情報を基に安心で便利な医療を受けられる様子を描いている。 漫画が掲載されたホームページで、厚労省は電子処方箋に関する動画も紹介しており、閲覧を呼び掛けている。※この記事の詳細はリンク先をご参照ください。・・・...
運用費に基金使えず「困る」3割超 日医総研、地連NW調査
日医総研は、ICTを利用した全国地域医療情報連携ネットワーク(地連NW)に関する調査結果(2024年度版)をワーキングペーパー(WP)にまとめた。地連NW導入が、各職種の業務負担軽減につながっていた......
供給問題に備え、行動計画策定 厚労省、医療機関の役割も明確化
厚生労働省医政局医薬産業振興・医療情報企画課は「医療用医薬品の供給問題への対応に係る行動計画」をまとめ、9月25日付で関係団体宛てに課長名で通知した。行動計画は供給不安が起きた時に、国と製造販売業者......