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[感染症] 風しん新規報告数2週連続で0人 疫学情報・第18週
国立感染症研究所・感染症疫学センターは12日、「風しんに関する疫学情報:2020年第18週(4月27日-5月3日)」を公表した。それによると、新規報告された患者数は2週連続で0人となり、累積患者報告数は75人と報告された(p1参照)。 地域別の累積報告数では、東京都(20人)、神奈川県(7人)、愛知県(7人)、兵庫県(6人)、千葉県(5人)、大阪府(5人)の1都1府4県から5人以上の患者数が報告されている。人口100万人あたりの患者報告数は全国で0.6人で、三重県が2.2人と最も多いことが報告され...

[感染症] 新型コロナ薬・機器は最優先で審査・調査 厚労省が通知
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症を対象とする医薬品や医療機器について、「最優先で審査または調査を行う」こととし、医薬品審査管理課長と医療機器審査管理課長の連名通知を12日付で出した。その第1号として、新型コロナウイルス感染症の迅速診断検査「SARS-CoV-2抗原検出」を13日に承認し、同日中に中央社会保険医療協議会・総会の了承を得て保険適用した。5月中に承認の考えを示しているアビガンも同様の対応を行うことになるとみられる(p1~p16参照)。 通知は、「最優先で審査または調査を行う」ととも...

[感染症] コロナ死亡例の組織検体の検査、針生検で検索可能 感染研が見解
国立感染症研究所は、新型コロナウイルス感染症の死亡例からの組織採取や取り扱いの方法などをホームページに掲載した。医学的な理由などから組織検体の検索が望まれる場合でも、施設設備などの状況によって剖検の実施が困難なケースがあるが、「そのような場合も、死後のご遺体から針生検で小組織(針検体)を採取し、病理組織学的な検索が可能である」との見解を示している(p1参照)。 検体採取の場所については、「病室、手術室、剖検室等で、施設の規則に従う」と記載。必要な器具などに関しては、「COVID-19対応・・・...

[医療提供体制] 循環器病治療と仕事両立支援、10事業者を選定へ 厚労省
厚生労働省は12日、循環器病の患者に対する治療と仕事の両立支援モデル事業実施法人の公募を始めた。循環器病の診療を担う施設で患者の治療と仕事の両立支援の推進を図ることが目的で、国が財政的な支援を行う(p3参照)。 脳卒中や心血管疾患といった循環器病は、発症後の身体機能の低下や、再発、増悪・寛解を繰り返すといった疾患特性がある。脳卒中では、個人によって症状や臨床経過、予後などが大きく異なり、後遺症の性質もさまざまであるため、脳卒中における治療と仕事の両立支援は、急性期から慢性期を通じ、個・・・...

[医療機器] 区分A2の医療機器を保険適用 厚労省
厚生労働省は12日付で、「医療機器の保険適用」に関する通知を発出した。 新たな保険適用として、区分A2(特定包括)(特定の診療報酬項目において包括的に評価されているもの)、「トリロジー Evoシリーズ(フィリップス・ジャパン)」【人工呼吸器】、同【在宅人工呼吸器(I)】が保険収載された(p2参照)。13日から保険適用されている。・・・...

[医療提供体制] 医療法上の定期的業務の延期・休止を容認 厚労省事務連絡
厚生労働省は12日、医療法などに基づき医療機関が定期的に実施すべき業務に関し、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う取り扱いを事務連絡した。医療安全管理委員会などの開催や職員研修は、延期または休止して差し支えない。また、特定機能病院と臨床研究中核病院の相互立ち入り、特定機能病院と地域医療支援病院の紹介患者への医療提供についての考え方も示した(p1~p3参照)。 医療法などに基づく委員会や職員研修などは、医療機関全般にかかわるもので、延期または休止をして差し支えないものを列挙した。ただし、新・・・...




[募集] アレルギー疾患対策都道府県拠点病院モデル事業を公募 厚労省
厚生労働省は11日、「アレルギー疾患対策都道府県拠点病院モデル事業」の公募を開始した。事業は、モデル事業を実施することで事業運営の事例を参考に、アレルギー疾患医療提供体制の構築に役立てることを目的としている。同事業の2020年度予算額は、3,226万8,000円で、選定予定数は5法人程度。 提出する応募書には、事務処理体制、医療提供体制などのほかに、事業内容について▽アレルギー疾患患者や家族等に対する電話などによる相談対応▽地域の医師等に対するアレルギー疾患研修会の実施▽アレルギー疾患に関する情報...

[医療提供体制] アレルギー疾患医療拠点病院の調査結果を公表 厚労省
全国にあるアレルギー疾患医療拠点病院の3割超が、重症・難治性の眼科領域のアレルギー疾患治療を実施していないとする調査結果を、厚生労働省が公表した(p28参照)。同省の担当者は、「他の眼科医療機関との連携を促すなど、対策を検討する必要がある」と話している。 調査は、アレルギー診療の現状を把握するため、同省が2019年9月30日から10月23日にかけて「都道府県アレルギー疾患医療拠点病院」の54カ所を対象に実施した(p24参照)。 診療内容について聞いたところ、拠点病院として実施すべき「アレルギーが・...

[健康] 医療・介護従事者の約3割、身体や健康を心配 厚労省が全国調査
厚生労働省が11日に公表した全国調査の結果によると、医療や介護に携わる人の約3割が、最近2週間以内での自身の身体や健康の状態を心配していた。また、2割超が収入や雇用面で不安を抱いていることも明らかになった。 同省が公表したのは、「新型コロナ対策のための全国調査」の結果。LINE株式会社の公式アカウントにおいて、サービス登録者を対象に5月1、2の両日に実施した4回目の調査では、回答した約1,810万人の26.8%が、最近2週間以内の身体や健康について「心配している」と答えた。 職種別で、そのように回...

新型コロナの接触確認アプリ、公開は5月下旬以降にずれ込み(ニュース)
政府は2020年5月9日、1回目の「接触確認アプリに関する有識者検討会合」を開催した。スマートフォンのBluetooth機能を使って新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性を通知する「接触確認アプリ」の仕様を検討した。厚生労働省が開発する「新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(仮称)」と連携する内容の整理と、アプリの評価軸策定を2回目の会合までの課題とした。政府が当初5月上旬......



政府の新型コロナ対策テックチーム、「接触確認アプリ」の開発状況を公表(ニュース)
政府の「新型コロナウイルス感染症対策テックチーム」は2020年5月8日、3回目となる会合を開いた。スマートフォンのBluetooth機能を使って新型コロナウイルス感染者と濃厚接触した可能性を通知する「接触確認アプリ」の開発状況を公表したほか、テックチームに有識者検討会を設置すると明らかにした。 テックチームの事務局によると、「アプリを通じて個人の接触把握を促し、行動変容を促進」するため、プライバ......


[病院] 病院報告 2020年1月分概数 厚労省
厚生労働省は8日、2020年1月分の「病院報告(概数)」を公表した。病院の詳細なデータは以下の通り(p1~p2参照)。●平均在院日数:▽全病床平均/28.6日(前月比2.1日増)▽一般病床/16.8日(1.3日増)▽療養病床/138.8日(10.5日増)▽介護療養病床/332.7日(17.6日増)▽精神病床/282.5日(17.7日増)▽結核病床/67.7日(6.9日増)●1日平均患者数:▽在院患者数/122万2,998人(2,761人増)▽外来患者数/124万8,972人(7万4,582人減)●...

[経営] 毎月勤労統計調査 20年3月分結果速報 厚労省
厚生労働省は8日、2020年3月分の「毎月勤労統計調査(速報)」を公表した。医療・福祉業の詳細は以下の通り。●月間現金給与額:▽総額/26万6,606円(前年同月比1.5%増)▽定期給与/24万9,372円(0.1%増)▽特別給与/1万7,234円(25.5%増)(p7参照)●月間実労働時間:▽総実労働時間/128.4時間(1.5%減)▽所定内労働時間/123.7時間(1.0%減)▽所定外労働時間/4.7時間(11.3%減)(p8参照)●労働者数と労働異動率:▽総数/757.7万人(2.4%増)▽...