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[医療提供体制] 精神障害で措置入院、過去最少1,388人 厚労省

 厚生労働省が10月29日に公表した衛生行政報告例によると、精神障害で措置入院している患者数は3月31日現在、1,388人だった<doc17390page3>。23年3月末から16.8%(280人)減少した。 精神障害者やその疑いのある人に関する一般の人や警察官などから都道府県への申請・通報や届け出は、23年度に2万6,403件あり、前年度から0.2%(58件)増加。また、申請・通報や届け出のあった人のうち、診察を受けたのは9,955人で、1.5%(145人)増えた。医療保護入院の23年...

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[医療提供体制] 臨床研修終了直後に美容医療、「直美」の抑制を 日病

 日本病院会は、厚生労働省に11月にも出す医師の偏在是正に関する提言で、臨床研修を終えた直後に医師が美容医療の分野に進む「直美」(ちょくび)を抑制するための法整備を求める見通しだ。 日病は10月26日に開かれた常任理事会で医師偏在是正を議論し、美容外科や自由診療への対応に関する意見が相次いだ。健康や美容に対する国民の意識が高まる中、美容外科のクリニックなどへの「直美」の医師や看護師が増えているという。 10月29日の記者会見で、相澤孝夫会長は「一般病院の医師や看護師が不足して困っている中、そうし・・...

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[健康] 自殺対策白書閣議決定、小中高生の自殺者数が過去最多の水準

 政府は10月29日、2024年版の自殺対策白書を閣議決定した。小中高生の自殺者数が過去最多と同水準で推移していることを受けて子どもの自殺を特集し、自殺予防のための取り組みを紹介している。 白書によると、23年の小中高生の自殺者数は513人で、過去最多だった22年の514人に迫っている<doc17381page5>。09-21年に自殺した小中高生の内訳は、高校生3,240人、中学生1,334人、小学生124人。いずれも男子が多く、高校生では2,078人(64.1%)、中学生は823人(6...

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[経営] 医療・福祉の新規求人数は21万1,035人 一般職業紹介状況・厚労省

 厚生労働省は10月29日、「一般職業紹介状況」(2024年9月分)を公表した。詳細は以下の通り。●有効求人倍率(季節調整値):1.24倍(前月比0.01ポイント増)<doc17383page1>●新規求人倍率(季節調整値):2.22倍(前月比0.10ポイント減)<doc17383page1>●産業別(医療・福祉)新規求人状況<doc17383page5>▽全体/21万1,035人(対前年同月比4.5%減)、うちパートタイム・9万7,678人(4.8%減)▽医療業...

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[救急医療] 24年5月から9月および9月の熱中症による救急搬送状況を発表

 総務省消防庁は29日、2024年5月から9月および24年9月の熱中症による救急搬送状況を発表した。5月から9月の熱中症による救急搬送人員の累計は9万7,578人、また、9月の救急搬送人員数は1万1,503人となった。今回発表された「5月から9月」および「9月」の救急搬送人員はともに08年の調査開始以降、最も多い搬送人員となった。詳細は以下の通り。【5月-9月】●救急搬送人員累計:9万7,578人(前年比6,111人増)<doc17361page1>●年齢区分別の救急搬送人員数:▽高齢者...

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【感染症ニュース】帯状疱疹40歳胸部に激痛・発疹確認で入院 退院後も3~4年続いた帯状疱疹後神経痛… 医師「痛みで眠れないことも」(感染症・予防接種ナビ)

帯状疱疹は、水痘-帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。水痘とは、「水ぼうそう」のことで、感染したことがある人は、治癒した後も、体内の神経節にウイルスが潜伏した状態が続きます。潜伏したウイル...

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[介護] 介護報酬改定効果検証の3調査、期限延長 厚労省

 厚生労働省は28日、2024年度介護報酬改定の効果検証を行うため年度内に実施する3つの調査研究について調査票の提出期限を延長したことを関係団体や自治体に周知した<doc17355page4>。期限が過ぎても提出することが可能だとして、調査への協力を改めて呼び掛けている<doc17355page3>。 24年度に実施する4つの調査研究のうち、▽福祉用具貸与価格の適正化に関する調査研究の提出期限は11月15日(従来は10月25日)▽高齢者施設などと医療機関の連携体制に関する調査...

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[健康] 生活習慣病のリスク高い飲酒者の割合、男女とも目標値に届かず

 厚生労働省は28日、「アルコール健康障害対策関係者会議」で、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人の割合は2022年度で男性13.5%、女性9.0%だったと公表した。21年3月に策定された第2期の「アルコール健康障害対策推進基本計画」(基本計画)の重点目標では、リスクを高める量の飲酒者の割合を男性13.0%、女性6.4%まで減らすこととしており、男性は目標値を0.5ポイント上回るにとどまったのに対し、女性は2.6ポイント高かった<doc17347page1>。 生活習慣病のリスク...

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[診療報酬] ヘリコバクター・ピロリ感染診断の検査法で疑義解釈

 厚生労働省は10月28日付で、2024年度診療報酬改定の疑義解釈資料(その13)を地方厚生(支)局などに送付した。厚労省は同疑義解釈で、ヘリコバクター・ピロリ感染の除菌前感染診断の検査法のうち、「鏡検法」「培養法」などはプロトンポンプ阻害薬などを休薬せずに実施した場合でも検査費用を「算定できる」とした<doc17333page2>。 2000年10月31日付けの通知「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて」のなかで、「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断および治療に...

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[医療提供体制] 最低賃金の引き上げに見る病院経営への影響とその対応

はじめに 近年、医療業界において、賃上げは大きな話題となっています。岸田政権の「骨太の方針2024」では、2035年までに最低賃金を1,500円以上にすることを目標として掲げられました。さらに、10月に石破政権が発足し、その流れはさらに加速しています。賃上げは、医療機関の経営にも影響を与える重要な要素となっています。このコラムでは、最低賃金の引き上げの現状や他産業との比較を踏まえ、病院経営における賃上げへの対応や考えるべき人事戦略について解説します。最低賃金引き上げの現状と政府の方針 2024年度の...

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【FP監修】親の介護で退職する前に!公的保険で軽減できる3つの負担と活用法

親の介護につきっきりで「仕事を辞めて介護に専念するしかない……」と悩んでいませんか? 現在と将来の負担を軽減するために迷わず使ってほしいのが、介護保険や雇用保険といった公的保険制度です。本記事では親の介護に関して利用できる休業制度や公的保険の種類をファイナンシャルプランナー監修のもと解説します。...

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【感染症ニュース】自家製「サラダチキン」で33歳が下痢・関節痛… カンピロバクタ―感染症が原因? 「低温調理」に必要な温度の目安を保健所が解説(一部再掲)(感染症・予防接種ナビ)

健康志向の高まりもあり、トレーニングを行う方などに、高たんぱく低カロリーの鶏肉は、人気の食材の一つとなっています。調理後にパックされた鶏肉は、スーパー・コンビニなどでも売られていますが、ご家庭で、自ら...

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【感染症ニュース】埼玉県で2024年5例目の麻しん(はしか)… 過去の経験談を再掲、不安な方はご参考に 医師「40℃の発熱後に5日目に発疹の典型的な症例」(感染症・予防接種ナビ)

埼玉県で、2024年10月22日に、5例目となる麻しん(はしか)の患者が確認されました。埼玉県感染症対策課は、翌23日の発表で、麻しんへの感染が確認されたのは、20代の女性で、発熱・咳・発疹などの症状...

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【感染症ニュース】31歳マイコプラズマ肺炎で10日間入院… 酷い咳・40℃近い発熱・倦怠感… 医師「症状が改善されない場合、耐性菌の可能性も視野に」(感染症・予防接種ナビ)

国立感染症研究所の2024年第41週(10/7-13)速報データによると、「マイコプラズマ肺炎」の定点あたり報告数は1.95。前週比では、微増でしたが、現在の方法で統計を取り始めてから過去最多を3週連...

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[介護] 賃上げ促進税制、税額控除額の上限引き上げを 全老健

 全国老人保健施設協会(全老健)は、賃上げ促進税制での税額控除額の上限引き上げなどを盛り込んだ2025年度税制改正に関する要望書を厚生労働省に提出した。 24年度の介護報酬改定では介護従事者の処遇改善につなげる加算が拡充され、その加算を実効性のあるものにするため政府は賃上げ促進税制の積極的な活用を促している。ただ、賃上げ促進税制での税額控除額の上限は法人税額または所得税額の20%とされている<doc17477page2>。 全老健は、人件費率が高くて利益率の低い介護事業所では控除税額が税...

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[医療提供体制] かかりつけ薬剤師指導料の算定率4.07% NPhA調査

 日本保険薬局協会(NPhA)が会員薬局に対し行った調査によると、5,657薬局での処方箋の総受付数856万3,989件に対し「かかりつけ薬剤師指導料」を算定した割合は4.07%にとどまった<doc17345page33>。同じ調査の中で、薬局の勤務経験が3年以上でかかりつけ経験がある管理薬剤師4,537人が、かかりつけ薬剤師が必要だと考える患者の割合は平均18%だったことから、NPhAでは「潜在的ニーズと大きなギャップがあった」との見方を示している<doc17345page32&...

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[人口] 人口動態統計速報 24年8月分 厚労省

 厚生労働省は10月25日、2024年8月分の「人口動態統計速報」を公表した。詳細は以下の通り<doc17382page2>。▽出生数/6万3,805人(前年同月比6.4%減・4,397人減)▽死亡数/13万3,872人(2.3%増・3,024人増)▽自然増減数/7万67人の減少(7,421人減)▽婚姻件数/4万827件(21.4%減・1万1,132件減)▽離婚件数/1万4,660件(3.3%減・493件減)・・・...

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[医療提供体制] 地域支援体制加算の施設基準、薬剤師2人未満では困難 NPhA

 日本保険薬局協会(NPhA)は25日、薬剤師が2人未満の薬局では、「地域支援体制加算」の施設基準のうち、「医療用医薬品1,200品目以上の備蓄」など主な18項目をクリアする割合が、薬剤師2人以上の薬局に比べて有意に低かったとする調査結果を公表した<doc17345page18>。 薬剤師2人未満の薬局では、18項目のうち、「休日夜間の調剤・在宅対応体制」と「在宅実績24回以上」を満たす割合が特に低かった<doc17345page18>。NPhAでは、地域支援体制加算の算定に...

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[医療提供体制] 再生医療で重い感染症、提供一時停止の緊急命令

 厚生労働省は25日、東京都中央区の診療所で、がんの予防に関する再生医療を受けた2人が重い感染症にかかり入院を要する事例が発生したとして、その診療所に再生医療の提供の一時停止を求める緊急命令を出した<doc17371page1>。 また、投与された特定細胞加工物の参考物の検査で、重い感染症の原因と考えられる微生物が陽性となったとして、事例が発生した診療所の法人が運営する培養センターに対し特定細胞加工物の製造を一時停止することを命じた<doc17371page1>。 厚労省によ...

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[感染症] 手足口病、3週連続で増加し過去5年間の比較「かなり多い」

 国立感染症研究所は25日、「感染症週報 第41週(10月7日-10月13日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り<doc17328page6><doc17328page44>。▽インフルエンザ/0.89(前週0.77)/第34週以降増加が続いている▽新型コロナウイルス感染症/2.38(3.07)/第35週以降減少が続いている▽RSウイルス感染症/0.32(0.33)/第37週以降減少が続いている▽咽頭結膜熱/0.22(0.24)/前週から...

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[診療報酬] 診療報酬の評価「プロセス主体」に 日病協議長

 日本病院団体協議会の仲井培雄議長(地域包括ケア推進病棟協会会長)は25日の記者会見で、2040年に向けて診療報酬の評価をプロセス主体に切り替えるべきだとの認識を示した。 人員配置などストラクチャー主体の評価では、地方や過疎地など医療人材が少ない地域の病院が今後、一層対応困難になるため。仲井氏は「2040年や60年という先を見たら、現状の通りにやっていたら難しい」と述べた。 診療報酬のプロセス評価は、重症の入院患者を一定割合受け入れることや、関連学会の指針やガイドラインに沿って診療し医療を提供する・...