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[医療提供体制] 次の感染症流行初期に1.9万床確保、予防計画に記載求める

 厚生労働省は12日、次の感染症危機に備えるため都道府県が平時に定める予防計画で設定する数値目標の案を厚生科学審議会・感染症部会に示し、了承された。入院体制について流行初期に「流行初期医療確保措置」の対象医療機関から約1.9万床、発熱外来では1,500機関を目安にそれぞれ確保することを予防計画に記載するよう、都道府県に求める<doc8886page10>。 流行初期以降の医療体制についても、厚労省は数値目標の考え方を示した。都道府県が確保する最大値は、入院で約5.1万床、発熱外来では約4...

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[感染症] 匿名感染症関連情報の利活用、有識者会議設置へ 厚労省

 厚生労働省は12日、匿名感染症関連情報の利活用について専門的な観点から検討を行うための有識者会議を設置する方針を、厚生科学審議会・感染症部会に示した。有識者会議で主に議論する内容は、▽データ提供に係る事務処理及び審査基準▽その他のデータベースの利活用の運用に関する専門的事項-など<doc8887page3>。 検討事項のイメージとして、厚労省はデータの提供先の範囲、提供する情報の範囲のほか、匿名加工やデータ管理の在り方などを挙げている<doc8887page3>。 匿名感染...

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4億枚超の医用画像を管理するクラウドシステムが稼働、診断支援AIの研究を加速(ニュース)

 日本医学放射線学会(JRS)、順天堂大学、富士フイルムは2023年4月3日、「日本医用画像データベース(Japan-Medical Image Database、以下J-MID)」をクラウド化し、稼働を開始したと発表した。医用画像を登録・参照・検索しやすくすることで、医用画像を使った画像診断支援AI(人工知能)技術の研究開発を促進する。 J-MIDは、JRSが日本医療研究開発機構(AMED)の支......

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[医療改革] 社会保障の既存予算「適正化・効率化」徹底を 議事要旨公表

 政府の「こども未来戦略会議」が7日に開いた初会合で、社会保障の既存の予算は適正化・効率化を徹底すべきだとする意見があったことが議事要旨から分かった。少子化対策の財源確保に伴う国民の負担増を抑制するため<doc8896page4>。 議事要旨によると、少子化対策の予算の倍増に必要な財源に関しては、社会全体で負担すべきだという意見が目立つ<doc8896page2><doc8896page4>。ただ、社会保険料の引き上げに対しては「せっかくの賃上げの契機に水を差す」...

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入院中の子どもにメタバースで自然体験、東大などが社会連携講座(ニュース)

 東京大学は2023年4月10日、メタバースを活用して入院中の子どもであっても自然体験学習が可能な社会連携講座を開設したと発表した。大学院工学系研究科が不動産大手のヒューリックの支援を受けて実施する。 講座の設置期間は4月1日から3年間。2023年8月には実際に小学校高学年と中学生を募集し、第1回の「インクルーシブ自然体験学習」イベントを開催する予定だ。現地への参加者に加えてメタバースでのオンライ......

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[医療提供体制] 23年3月は事故報告26件、調査依頼3件 医療事故現況報告

 日本医療安全調査機構が10日に公表した「医療事故調査制度の現況報告(3月)」によると、医療事故報告は26件、センター調査依頼は3件だった<doc8913page1>。 医療事故報告26件は、全て病院からの報告。診療科別では、その他/9件、内科/4件、消化器科・心臓血管外科/各3件、外科・精神科/各2件、循環器内科・脳神経外科・泌尿器科/各1件だった<doc8913page2>。 センターへの相談件数は205件(累計1万3,706件)。内訳は、医療機関85件、遺族など107件...

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[医療改革] サル痘の名称を「エムポックス」に変更へ 政令案の概要公表

 厚生労働省は10日、感染症法改正に関する政令案の概要を公表した。4類感染症のサル痘の名称を「エムポックス」に変更する。5月中旬の公布・施行を予定している<doc8871page1>。サル痘を巡っては、世界保健機関(WHO)の名称変更に伴い、厚労省が厚生科学審議会感染症部会に「エムポックス」「M痘」のいずれかに名称を変更することを提案していた。 政令案の概要によると、病原体の名称「オルソポックスウイルス属モンキーポックスウイルス」についても、別名を「エムポックスウイルス」にする<d...

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[介護] 聴力低下高齢者の孤独感が要介護状態の発生に影響 国立長寿研

 国立研究開発法人国立長寿医療研究センターは10日、老年学・社会科学研究センターの冨田浩輝研究員と島田裕之センター長などの研究グループが、聴力が低下した地域在住高齢者の孤独感が要介護状態の新規発生と関連することを明らかにしたと発表した<doc8878page1>。 加齢に伴う聴力低下が孤独感と要介護状態の新規発生に与える影響については、これまでほとんど検討されていなかった。そこで、研究グループは、老年症候群のリスク把握や効果的な対処方法を明らかにするための大規模コホート研究に参加した愛知...

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[介護] 市町村の「総合事業」を充実へ、夏ごろ中間整理 厚労省検討会

 厚生労働省の有識者検討会は10日、市町村が運営している「介護予防・日常生活支援総合事業」(総合事業)を充実させるための議論を開始した。事業サービスの質の向上や多様な運営主体の参入といった制度・実務面で必要な措置などを議論し、夏ごろに中間整理を行う<doc8853page2>。その後、検討を加速化させるとともに、必要な対応を行う。 検討会では、総合事業の対象者モデルの検討と地域のデータの把握を踏まえた多様なサービスの整備も論点となるほか、住民も含めて多様な主体の参入を促進するための方策も...

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[家計調査] 家計調査報告 23年2月分 総務省

 総務省は7日、2023年2月分の「家計調査報告」を公表した。詳細は以下の通り。●1世帯当たりの消費支出<doc8897page2>▽全体/27万2,214円(前年同月比:名目5.6%増、実質1.6%増)、4カ月ぶりの実質増加▽保健医療関連/1万3,372円(名目2.0%増、実質1.1%増)、2カ月ぶりの実質増加(p1~p2参照)●勤労者世帯の1世帯当たりの実収入:55万7,655円(名目3.1%増、実質0.8%減)、5カ月連続の実質減少<doc8897page3>・・・...

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[経営] 毎月勤労統計調査 23年2月分結果速報 厚労省

 厚生労働省は7日、2023年2月分の「毎月勤労統計調査(速報)」を公表した。医療・福祉業の詳細は以下の通り。●月間現金給与額<doc8898page6>▽総額/26万3,726円(前年同月比2.4%増)▽定期給与/25万8,917円(2.3%増)▽特別給与/4,809円(17.2%増)●月間実労働時間<doc8898page7>▽総実労働時間/127.2時間(3.8%増)▽所定内労働時間/122.2時間(4.0%増)▽所定外労働時間/5.0時間(2.1%増)●労働者数と労働...

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[経営] 22年度病院経営動向調査、243病院の53%が減益見込み 福祉医療機構

 福祉医療機構が行った「病院経営動向調査」の結果(概要)によると、2022年度に医業利益ベースで5%以上の減益を見込んでいるのは243病院の53.1%を占め、24.7%は15%以上の減益を見込んでいた。これに対し、5%以上の増益を見込んでいるのは19.3%だった<doc8847page29>。 一方、収入(医業収益ベース)では、5%以上の減収見込みが243病院の32.1%、5%以上の増収見込みが23.0%だった。外来診療では5%以上の増収見込みが33.3%で減収見込みの19.3%を上回っ...

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[介護] 介護老人福祉施設の入所に関する指針を一部改正 厚労省

 厚生労働省は、介護老人福祉施設(特養)の入所に関する指針を一部改正し、都道府県などに7日付で通知した。認知症があり意思の疎通が困難な場面が頻繁にあるなど在宅で生活するのが困難な場合には要介護1や要介護2でも入所を認める「特例入所」のルールを明確化した<doc8857page2>。 特養への入所は原則、2015年4月以降、要介護3以上に限定されているが、居宅で日常生活を送るのが難しい「やむを得ない事由」がある場合は要介護1や要介護2の人も特例で入所できる<doc8857page2&...

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[インフル] 全国報告数2万13人、前週から1万1,747人減 インフルエンザ

 厚生労働省は7日、2023年第13週(3月27日-4月2日)「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は2万13人で前週から1万1,747人減、前年同期と比べ1万9,998人の増加となった<doc8859page1>。定点報告と全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告の詳細は以下の通り。●定点報告<doc8859page1><doc8859page6>▽定点当たり報告数(全国):4.06▽報告患者数(全国):2万13人▽都道府...

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[医療改革] 新型コロナ5類後の療養期間 「移行までに考え方示す」厚労相

 加藤勝信厚生労働相は7日、閣議後の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の法律上の位置付けが5類へ移行した後の感染者の療養期間について「国民の皆様の判断に資するよう政府としての考え方を移行までにお示ししたい」と述べた。 療養期間の考え方は、専門家の意見を踏まえて政府内で検討している。厚労省の「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」が5日に開いた会合では、感染者のウイルスの排出量が、発症日をゼロとして3日間程度は多いものの、発症6日目にかけて大きく減少することを示すデータを専門家・・・...