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[介護保険] 保険給付費の総額は8,271億円 介護保険事業状況報告・厚労省

 厚生労働省は13日、2023年4月の「介護保険事業状況報告の概要(暫定版)」を公表した。詳細は以下の通り<doc10286page1>。●保険給付費▽保険給付費総額/8,271億円▽居宅(介護予防)サービス分/4,036億円▽地域密着型(介護予防)サービス分/1,357億円▽施設サービス分/2,454億円●第1号被保険者数:3,586万人●要介護(要支援)認定者数:696.1万人(第1号被保険者に占める65歳以上認定者数の割合:約19.0%)●サービス受給者数▽居宅(介護予防)サービス...

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[診療報酬] 入院時食事療養費を24年度改定で増額など要望 全自病

 全国自治体病院協議会(全自病)は、入院時食事療養費が1997年から据え置かれているとして、2024年度の診療報酬改定で増額することなどを求める要望書を厚生労働省に提出した。管理栄養士や調理師の人件費や光熱費が高騰し、医療の一環としての病院給食を提供することがこのままでは困難になる恐れがあるとしている<doc10223page11>。 全自病の小阪真二常務理事は、13日の記者会見で、「入院時食事療養費は20年以上も上がっていないが、その頃から見ると食材費は上昇し、この1年間の高騰には目を...

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[医療改革] 宿日直許可の未取得、自治体病院の約4分の1 全自病調べ

 全国自治体病院協議会(全自病)の調査によると、約240の自治体病院の約4分の1が2023年2月末時点で宿日直の許可を全く取得していなかった。その理由として、4割弱が申請したものの「許可が取れない」と答えた。 24年4月からの医師の時間外労働の罰則付き上限規制に向け、宿日直の許可を得ていない医療機関ではその対応が急がれる。労働基準監督署の許可を受けた場合、上限規制との関係で労働時間とカウントされないからだ。 全自病は23年3月から5月にかけて、全国の自治体病院を対象に医師の働き方改革の取り組みに関す...

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[医療提供体制] 240病院中8病院に1,860時間超残業の医師 全自病・調査

 2022年の時間外・休日労働が1,860時間を超えた医師が公立の240病院のうち8病院(3.3%)にいたことが、全国自治体病院協議会(全自病)の調査で分かった。時間外労働が960時間以上1,860時間以下の医師は82病院(34.2%)にいた。 医師の時間外労働の上限が罰則付きで規制される24年4月以降、年1,860時間を超える時間外労働は「存在してはならない」こととされている。 調査は、公立病院の医師の働き方改革の状況を明らかにするため、3月10日から5月22日にかけて公立の858病院を対象に実施...

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[医療改革] 病院給食制度の抜本的な改革求める要望書を提出 四病協

 光熱水費や食材費の高騰、人材不足が新型コロナ禍で顕著となり、安定的な病院給食を提供するのが不可能な状態に陥っているとして、四病院団体協議会(四病協)は12日、病院給食制度の抜本的な改革を求める要望書を加藤勝信厚生労働相に提出した。抜本改革が行われるまでの間は、入院中の食事療養に必要な費用を適正な額に改めることも強く求めている<doc10241page1>。 要望書では、病院給食業務の見直しや院内で取り扱う食事の種類の集約化、セントラルキッチン方式や新しい調理システムを導入するなどの医療...

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[改定情報] 福祉支援で医療機関との連携「促進すべき」 改定検討チーム

 日本精神神経科診療所協会は、障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(12日開催)のヒアリングで、2024年度改定に関する課題や評価方法などを提示した。質の高い障害福祉サービスを提供していくため「福祉の支援に当たっては医療機関との連携をさらに促進すべきである」とした<doc10154page4>。 福祉・医療の連携を巡っては、福祉支援の経過が共有されておらず、治療がやりづらいといった課題がある。このため、同協会は「地域包括ケアの観点からも少なくとも定期的に情報を共有されることが望ましい」と...

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[診療報酬] ハイリスク妊産婦連携指導料、算定伸び悩み 産婦人科医会

 日本産婦人科医会が行った妊産婦メンタルヘルスケア推進に関するアンケートでは、「ハイリスク妊産婦連携指導料」を算定しているのは回答があった1,360施設のうち37.3%にとどまった。日本産婦人科医会では、算定要件が厳し過ぎるため普及が進んでいないとみていて、2024年度の診療報酬改定で緩和するよう国に求める。 ハイリスク妊産婦連携指導料は、精神疾患を合併した「ハイリスク妊産婦」に対して産科や精神科、市町村などの多職種が連携して行う外来診療への評価として18年度に新設された。 もともとは、多職種のカン...

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[診療報酬] 「質の高い」訪問診療と往診「十分な量」提供 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会は12日、2024年度の診療報酬改定に向けて在宅医療の議論を始め、厚生労働省は、高齢化に伴って在宅医療への大幅な需要増がこれから見込まれるとして、質の高い訪問診療や往診を十分に提供するための診療報酬の評価を論点に挙げた<doc10193page166>。 厚労省は、中医協がこの日開いた総会で、在宅医療の提供体制に求められる機能として、▽入院患者の退院支援▽在宅患者の生活を支える多職種との療養支援▽急変対応▽看取り-を挙げた<doc10193page18&gt...

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[診療報酬] 24時間対応の訪問看護体制構築へ、報酬で評価 中医協・総会

 厚生労働省は12日の中央社会保険医療協議会・総会で、質の高い訪問看護や、24時間対応が可能な訪問看護の提供体制の構築を推進するための診療報酬での評価を論点に挙げた<doc10193page166>。 訪問看護の利用者については、25年以降に後期高齢者(75歳以上)が全体の7割以上を占めるほか、198の医療圏で40年以降にピークを迎えることが見込まれている<doc10193page14>。 厚労省によると、21年5月時点での訪問看護ステーションの利用者(医療保険)は約38万人...

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[診療報酬] 病院薬剤師の夜勤への評価など要望 日病協・日病薬

 15の病院団体が参加する日本病院団体協議会(日病協)と日本病院薬剤師会(日病薬)は、病院薬剤師の確保に関する要望書を加藤勝信厚生労働相に提出した。病院薬剤師の夜間勤務や、外来業務での薬学的管理で薬局と情報連携を行った場合の診療報酬上の新たな評価などを求めている<doc10224page4>。 要望書では、病院薬剤師の確保は現時点で非常に困難であり「国家レベルでの迅速な対応が必要な状況」だと言及<doc10224page3>。その上で、▽診療報酬での対応▽地域医療介護総合確保...

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[介護] 介護施設の3割、安全対策体制加算を算定せず 厚労省

 2024年度の介護報酬改定に向けて実施されたアンケートで、前回の報酬改定で新設された「安全対策体制加算」について、全国にある約2,400カ所の介護保険施設の約3割が算定していないと回答していることが分かった。理由として、職員の負担が増えるため加算の算定に取り組む余裕がないことなどを挙げる施設が多かった。 この調査は、24年度に予定されている介護報酬改定に向けて前回改定の影響を検証することを目的に実施されたもので、厚生労働省が社会保障審議会・介護給付費分科会で了承された内容をホームページに公表した・...

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[救急医療] 23年7月3日-7月9日の熱中症による救急搬送は3,964人

 消防庁が11日に公表した7月3日-7月9日の「熱中症による救急搬送人員数(速報値)」によると、熱中症による救急搬送人員数は3,964人<doc10198page1>。5月1日からの累計は1万5,678人となり、前年同時期(2万9,951人)と比べ1万4,273人減少した<doc10198page3>。 年齢区分別の搬送人員と構成比は、新生児(生後28日未満)1人(0.0%)、乳幼児(生後28日以上7歳未満)31人(0.8%)、少年(7歳以上18歳未満)418人(10.5%)...

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[医療提供体制] 院内感染発生先への医療者派遣に補助金 厚労省

 新型コロナウイルスの感染者が増加傾向にあることを踏まえ、厚生労働省は、新型コロナの院内感染が発生している医療機関に医療従事者などを11日以降、派遣した医療機関に補助金を出す。9月30日までの特例的な措置<doc10179page4>。 この特例は、2023年度の新型コロナ緊急包括支援事業(医療分)の一環で、院内感染が発生している医療機関に医師を派遣すると1人につき1時間当たり最大で1万5,100円を補助する。医師以外の医療従事者の派遣なら1時間当たり8,280円、業務調整員の場合は3,...

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[医療提供体制] 23年6月末時点の医療事故報告33件 日本医療安全調査機構

 日本医療安全調査機構が10日に公表した「医療事故調査制度の現況報告」(6月末時点)によると、医療事故報告は33件、病院からの報告が32件、診療所からの報告が1件だった<doc10256page1>。診療科別の報告件数は、その他/7件、内科/5件、外科・整形外科・循環器内科/各4件、消化器科・心臓血管外科/各3件、呼吸器内科/2件、脳神経外科/1件<doc10256page2>。 医療事故調査・支援センター(以下、センター)への相談件数は192件(累計1万4,214件)。内訳...

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[感染症] 新型コロナワクチン接種の172件を認定 厚労省が審議結果公表

 厚生労働省は、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査第一部会(10日開催)の審議結果を公表した。新型コロナワクチンを接種した242件について、予防接種と疾病・障害などとの因果関係を審議した部会は、172件を認定、40件を否認、30件を保留とした<doc10220page1>。 今回の審議(10-40歳代)で認定された172件の年齢別では、40歳代が54件で最も多く、30歳代(45件)、20歳代(43件)、10歳代(30件)が続いた。疾...

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[介護] 職業紹介手数料、6カ月以内の離職なら返還へ 厚労省方針

 医療・介護・保育分野の優良な職業紹介事業者の選択を促すため、厚生労働省は、医療機関や介護施設・事業所などに紹介した人が6カ月以内に離職した場合の紹介手数料の返戻を「適正事業者認定制度」の認定基準に追加する方向で検討し、2023年度中に結論を出す。また、職業紹介事業のさらなる透明化を図るため、これら3分野の手数料の平均値や分布、離職率を地域・職種ごとに公表する<doc10081page6>。 さらに、離職状況の公表が不十分な事業主に離職後の追跡調査を徹底させるとともに、離職者数の公表期間...

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[介護] 介護保険の利用者負担見直し 「丁寧な議論を重ねる」加藤厚労相

 社会保障審議会・介護保険部会で負担の見直しの議論が行われていることについて、加藤勝信厚生労働相は11日に開かれた閣議後の記者会見で、「高齢者の生活に与える影響も踏まえながら、利用者が必要なサービスを受けられるよう丁寧な議論を重ねていく」と述べた。 介護保険制度を持続可能にするため、サービス費の利用者負担を2割にする対象拡大の是非などが2022年秋から話し合われている。介護保険部会では、年末までに結論を出す方針。 10日に開かれた部会では、22年の家計調査を基に作成された75歳以上の単身世帯と夫婦2...

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[介護] 通所リハの大規模事業所減算「時代に逆行」 分科会の複数委員

 10日に開かれた社会保障審議会・介護給付費分科会では、大規模な事業所が実施する通所リハビリテーションに対する介護報酬を減算する現在の報酬体系は、規模拡大を進める今の時代に「逆行している」と複数の委員が指摘し、2024年度の報酬改定での見直しを求めた。 通所リハビリなどの介護報酬は、事業所の規模に応じて基本サービス費が設定されている。前年度の平均利用者数が月901人以上(いずれも延べ数)の「大規模型(II)」の事業所は、月750人以内の「通常規模型」よりも報酬単価が低い。例えば、要介護3の人に1時間...

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[介護] 介護保険事業計画の基本指針案、地域の実情に応じた基盤整備

 厚生労働省は10日、2024年度からの第9期介護保険事業(支援)計画の基本指針案を社会保障審議会・介護保険部会に示した。現行からの見直しのポイントとして、都市部と地方では高齢化の進展が大きく異なることから、地域の実情に応じたサービス基盤を整備することを明記<doc10080page25>。また医療と介護の連携や地域包括ケアシステム、介護人材確保への取り組みを推進することなどが盛り込まれた。 介護保険事業(支援)計画は、介護保険事業に係る保険給付を円滑に実施するため3年間を1期として策定...

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[介護] 通所介護の入浴介助加算の見直し求める声続出 社保審分科会

 社会保障審議会・介護給付費分科会が10日開かれ、委員からは2021年度の介護報酬改定で「入浴介助加算」の仕組みが変わったことについて、「手のかかる入浴介助をしている人の加算が現実的には下がってしまっている」などとして、24年度の次期診療報酬改定での見直しを求める声が相次いだ。 通所介護などの入浴介助加算を巡っては、21年度改定で従来の1日当たり50単位が加算(I)として1日当たり40単位に見直されるとともに、55単位の加算(II)が新たに設けられた。加算(I)の算定要件が、入浴介助を適切に行うこと...