「 」一覧

NO IMAGE

[医療提供体制] 20年9月は事故報告23件、調査依頼4件 医療事故現況報告

 日本医療安全調査機構がこのほど公表した「医療事故調査制度の現況報告(9月)」によると、医療事故報告は23件あったことがわかった。センター調査依頼は4件。医療事故報告の内訳は、病院21件、診療所2件。 診療科別では、外科・内科各3件、整形外科・産婦人科・小児科各2件、循環器内科・消化器科・脳神経外科・泌尿器科各1件、その他7件だった(p1~p2参照)。 センターへの相談件数は160件(累計9,467件)。内訳は、医療機関58件、遺族など95件、その他・不明7件だった。 相談内容による集計では172件...

NO IMAGE

[人口] 人口動態統計月報 20年5月分 厚労省

 厚生労働省はこのほど、2020年5月分の「人口動態統計月報(概数)」を公表した。詳細は以下の通り。●人口動態(p5参照)▽出生数/6万9,536人(前年同月比9.2%減・7,047人減)▽死亡数/10万7,484人(3.3%減・3,635人減)▽自然増減数/3万7,948人の減少(3,412人減)●死因別死亡数の上位3位(p12~p15参照)▽悪性新生物(がんや肉腫などの悪性腫瘍)/3万851人▽心疾患(高血圧性を除く)/1万5,650人▽老衰/1万165人・・・...

NO IMAGE

[医薬品] レルゴリクスの副作用の経過・処置を記載 厚労省が安全性情報

 厚生労働省は6日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.376)を公表した。安全性情報では、添付文書(使用上の注意)の改訂を指導した、子宮筋腫治療剤の「レルゴリクス」(レルミナ錠40mg)の副作用の経過と処置を取り上げ、医療関係者に注意を促している(p8~p9参照)。 レルゴリクスを巡っては、9月の添付文書改訂で「慎重投与」の項を新設し「粘膜下筋腫のある患者」を記載。「重要な基本的注意」の項に「粘膜下筋腫の患者に投与する場合は、 重度の不正出血があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認め...

NO IMAGE

[医療改革] 入院基本料の看護配置の弾力化を 経済財政諮問会議の民間議員

 6日の経済財政諮問会議の民間議員提言は、経済の回復と成長を第一とした上で、社会保障改革を通じて財政健全化の将来的な道筋も描くべきとした。具体策では「感染対策と経済活動の両立」の中で、必要な医療体制の確保として、感染拡大時の広域対応や人員配置基準の弾力化を挙げ、特に入院基本料の看護配置で「感染症のための柔軟な配置に課題」と指摘した。併せて、35.6万床の7対1病床数は2014年度診療報酬改定で29.5万床にするとされていたことも示した。7対1病床数の削減は次回改定でも引き続き大きな課題となる・・・...

NO IMAGE

[救急医療] 20年9月28日-10月4日の熱中症による救急搬送は180人 消防庁

 消防庁が6日に公表した9月28日-10月4日の「熱中症による救急搬送人員数(速報値)」によると、熱中症による救急搬送人員数は180人で前年同期比224人減(前年確定値の調査期間は2019年9月28日-9月30日)。6月1日からの累計は6万4,770人となり、前年同時期と比べ2,099人減少した(前年の調査期間は6月1日-9月30日)。 年齢区分別の搬送人員と構成比は、乳幼児(生後28日以上7歳未満)3人(1.7%)、少年(7歳以上18歳未満)24人(13.3%)、成人(18歳以上65歳未満)48人...

NO IMAGE

[看護] 看護必要度に関するQ&Aを公表 日看協

 日本看護協会は6日、「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)に関するQ&Aを公表した。「B項目共通事項」について、患者が禁止されている動作を無断で行うことが一日中続いた場合、評価日の「患者の状態」を「できる」または「自立」と評価すると指摘。ただし、評価日におけるその動作が一時的であれば、評価日当日の介助が必要な状況に合わせ、自立度の低い状態を基に評価するとの解釈を示している(p1~p2参照)。 厚生労働省の「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度に係る評価票・評価の手引き」には、B項目共・・・...

NO IMAGE

[医療改革] オンライン診療の恒久化など提言 経済財政諮問会議の民間議員

 政府が6日に開いた経済財政諮問会議で、民間議員は、新型コロナウイルスの感染拡大時に限って特例的に認められている初診からのオンライン診療の恒久化や拡充などを今後の検討課題にすべきだと主張した。体外受精などの不妊治療を保険適用にすることも併せて提言した(p10参照)。 民間議員は、コロナ禍による影響を受けた経済を回復させ、持続的な成長を実現させることが喫緊の課題だとし、デジタル化や規制改革に大胆に取り組んで経済をさらに活性化させる必要があると強調。デジタル化・規制改革に関しては、一体的に・・・...

NO IMAGE

[医薬品] タケキャブ錠などの添付文書改訂を指示 厚労省

 厚生労働省は6日、医療用医薬品の添付文書(使用上の注意)改訂の指示を出した。改訂の対象となった主な医薬品は以下の通り。〔ボノプラザンフマル酸塩〕販売名はタケキャブ錠10mg、同錠20mg。胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍または十二指腸潰瘍の再発抑制、胃腸炎などにおけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助に効能・効果がある。「重大な副作用」の項に「ショック、アナフィラキシー」「肝機能障・・・...

NO IMAGE

[感染症] 新規報告数2週連続0人、累計患者数90人 風しん疫学情報・第39週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは6日、「風しんに関する疫学情報:2020年9月30日現在、第39週(9月21日-9月27日)」を公表した。それによると、新規報告された患者数は0人だった。遅れ報告もなかったため、第1週からの累積患者報告数は前週から増減なく90人となった。なお、1日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

NO IMAGE

心理状態を解析する感性計測システム、島津製作所が開発(ニュース)

 島津製作所は2020年10月2日、生理信号や表情などから心理状態を解析するマルチデバイス感性計測システム「HuME(ヒューム)」(Human Metric Explore)の試用版の提供を開始すると発表した。同社は「HuME」の提供を通じて、感性計測技術の社会実装を目指す。 「HuME」は心拍や心電、脳波、発汗などの生理信号から人間の心理状態を分析するシステム。生理信号以外にも画像から得られる表......

NO IMAGE

[医療提供体制] 公立病院に財政措置、改革プラン策定は要件とせず 総務省

 総務省は、2020年夏ごろを予定していた新公立病院改革ガイドライン(指針)の改定の時期などを改めて示すことを都道府県などに通知した。また、不採算地区の中核的な公立病院への20年度の財政措置について、改定指針に基づく改革プラン策定を要件としないことも明らかにした(p2参照)。 これらの対応は、地域医療構想を実現させるため、厚生労働省が対象の公立・公的医療機関に要請している「具体的対応方針」の再検証などの期限を、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期したことなどを踏まえたもの。 通知では、・・・...

NO IMAGE

[医療提供体制] 病院の人材紹介会社利用状況の調査結果公表 福祉医療機構

 福祉医療機構は5日、病院の人材紹介会社利用状況に関する調査結果を公表した。2018年度における職種別にかかった手数料などを分析しており、医師採用の場合、その平均は351.7万円だった。また、人材紹介会社の利用率が77.6%で最も高い看護師は平均76.0万円(p9参照)。同機構は病院に対して、人材紹介会社との契約内容を調査結果と照合し、保証期間の見直しなどの折衝に活用するよう促している(p23参照)。 調査は全日本病院協会、日本医療法人協会と共同で実施。18年度の人材紹介会社の利用状況について、全国...

NO IMAGE

[医療提供体制] 通所支援の報酬体系に「医療的ケア児」の区分を 厚労省

 厚生労働省は、5日に開かれた第16回障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(オンライン会議)で、医療的ケア児に関して、現行の障害児通所支援の報酬体系における「重症心身障害児」と「それ以外」の区分に加え、「重心以外の医療的ケア児を直接評価する判定基準案を活用して『医療的ケア児』の区分を創設してはどうか」と提案した(p96参照)。 厚労省は「医療的ケア児数は年々増加しており、直近10年で約2倍となり約2万人となっている」と指摘。人工呼吸器を装着している児童数についても「直近7年で約2,000人から4,6...

NO IMAGE

[医薬品] 「日本薬局方」に元素不純物の規定を明記へ 薬食審・部会が了承

 薬事・食品衛生審議会の日本薬局方部会は5日の会合で、医薬品の規格基準書である「日本薬局方」(日局)の第十八改正案を了承した。通則に、元素不純物に係る規定を新たに設けるなどの見直しで(p13参照)、収載総数は2,033品目に増える。厚生労働省は、速やかに関連のパブリックコメントの募集を開始し、年内に開催予定の薬事分科会で審議する予定。 案によると、日局十八の通則に「医薬品の元素不純物ガイドライン」(ICH Q3D)に基づく元素不純物に係る規定を設ける。また、これまでは「2007年国際原子量表」による...