「血液で肺がん遺伝子検査」の精度を向上、リコーがDNA標準プレートを開発(ニュース)
リコーとDNAチップ研究所は共同で、肺がんの遺伝子検査に利用するDNA標準プレート「RICOH Standard DNA Series EGFR mutation Type001」を開発し、2020年8月20日に発売した。血液に含まれる少量のがん細胞由来DNAを検出する遺伝子検査の精度を高めるのに役立つという。医療機関や検査センター、研究機関での検査の評価に利用してもらう。「全くの新しい製品なの......
ヘルスケアに関する最新情報を提供します!
リコーとDNAチップ研究所は共同で、肺がんの遺伝子検査に利用するDNA標準プレート「RICOH Standard DNA Series EGFR mutation Type001」を開発し、2020年8月20日に発売した。血液に含まれる少量のがん細胞由来DNAを検出する遺伝子検査の精度を高めるのに役立つという。医療機関や検査センター、研究機関での検査の評価に利用してもらう。「全くの新しい製品なの......
日本医療機能評価機構は20日、8月7日付けで行った病院機能評価の認定状況を公表した。詳細は以下の通り(p1~p3参照)。【8月7日付・認定状況】▽認定数/11病院(うち新規1病院、更新10病院)▽認定総数/2,150病院【新規認定病院】大阪府済生会泉尾病院・・・...
厚生労働省は20日、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。BCGやインフルエンザ、PPSV(肺炎球菌)、日本脳炎などのワクチンを接種した12件について審議した分科会は、8件で予防接種と疾病との因果関係が否定できないとした(p1参照)。 審査分科会は、BCGの2件、インフルエンザ、PPSV、日本脳炎、MR(麻しん・風しん混合)、ポリオ、HPVのそれぞれ1件について、疾病・障害を認定した(p1参照)。 疾病・障害については、BCGは右脛骨BCG骨髄炎、左腋窩リンパ節炎、左...
東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第7回)が20日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、保健所から入院調整本部への調整依頼件数は、1日80件程度で推移していることを取り上げ「軽-中等症患者のなかでも、より入院を急ぐ必要のある患者や、重症化に伴う転院など緊急性の高い患者の依頼件数が増加している」との見解を示している(p6参照)。 モニタリングコメント・意見では、11日から17日までの新規入院患者数が515人、退院者数が275人となっていることや、陽...
財務省は19日、2020年7月分の「貿易統計(速報)」を公表した。医薬品の輸出額・輸入額の詳細は以下の通り。●輸出額(p3参照)(p5~p8参照)▽総額/640億円(前年同月比8.0%減)▽米国/205億円(11.6%減)▽EU/64億円(18.0%減)▽アジア/258億円(5.5%減)▽中国/156億円(10.7%減)●輸入額(p4参照)(p13~p16参照)▽総額/2,604億円(5.0%減)▽米国/368億円(22.4%減)▽EU/1,384億円(10.5%増)▽アジア/289億円(0.6%...
厚生労働省は19日の社会保障審議会・介護給付費分科会で、居宅介護支援(ケアマネジメント)についての議論を求めた。地域における多様な資源の活用などケアマネジメントへの期待は高いが、収支差率のマイナスが続いていることなどから、2018年度の介護報酬改定に続き、基本報酬のさらなる引き上げを求める意見が多数出た(p380参照)。 高齢化の進展によりケアマネジメントの利用者数が年々増加する中で、18年度改定では、▽医療と介護の連携の強化▽末期の悪性腫瘍の利用者に対するケアマネジメント▽質の高いケアマネジ・・...
厚生労働省は19日、2020年度の「健康増進普及月間」(実施機関=同省、健康増進普及月間の趣旨に賛同する都道府県、保健所設置市、特別区、市町村、関係団体)を9月1日から30日まで実施すると発表した。同省ホームページを利用した広報、ポスターの作成などを行う予定で、統一標語として「1に運動 2に食事 しっかり禁煙 最後にクスリ~健康寿命の延伸~」を掲げている。 厚労省は、活動内容として、▽テレビ、ラジオ、新聞など報道機関の協力を得た広報▽都道府県、市区町村の広報紙、関係機関、関係団体などの機関紙、有線...
厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症の影響で5月に診療所の小児科を受診した患者が前年同月と比べてほぼ半減したほか、耳鼻咽喉科でも約4割、眼科も約3割それぞれ減少した。皮膚科では患者数の落ち込みが少なかった(p92参照)。 「医科」の月ごとのレセプト件数は、2月が前年同月よりも0.2%増だったが、それ以降は一転して、3月が10.2%、4月は19.0%、5月は20.9%それぞれ減少した。「調剤」でも同様の傾向が見られた(p89参照)。 医科のうち、病院の5月のレセプト件数は23.4%、診療所で...
厚生労働省は19日の社会保障審議会・介護給付費分科会に、2021年度介護報酬改定に向けた訪問看護サービスについての議論を求めた。委員からは、訪問看護における理学療法士の従事者数や訪問割合の高さに疑問を呈する意見が多く出た。 訪問看護は、利用者の年齢や疾患、状態によって医療保険または介護保険いずれかの適用となるが、要介護者は介護保険の給付が優先される(p214参照)。ただし、末期の悪性腫瘍などで主治医の指示があった場合などには、医療保険の訪問看護も受けることが可能だ。 また、退院当日の訪問看・・・...
厚生労働省は19日、病床数の変更を予定している国家公務員共済組合連合会(KKR)北陸病院(金沢市)と社会医療法人朋仁会整形外科北新病院(札幌市)について、変更後もDPC制度への継続参加を認める方針を示した(p63参照)。同日の中央社会保険医療協議会・総会で報告した。 厚労省によると、DPC病院の北陸病院は、4階を地域包括ケア病棟にする。これに伴い、対象病床が82床から39床に減る(p61参照)。 一方、DPC準備病院の北新病院は、対象病床が32床から87床に増える(p62参照)。系列の北新東病院(...
中央社会保険医療協議会・総会は19日、医療機器6品目の保険適用を承認した。新たに保険適用される医療機器(2020年9月収載予定)は次の通り(p10参照)。【区分C1:新機能(チャレンジ申請)】●「Claria MRI CRT-D シリーズ」「Viva CRT-D シリーズ」(日本メドトロニック)(p10参照)(p11参照)▽使用目的:至適薬物療法が行われているにもかかわらず症状が改善しない「2つの基準のうち、いずれか一方をすべて満たす心不全患者」、「心臓突然死のリスクをもつ患者」または「本邦におけ...
厚生労働省は19日の中央社会保険医療協議会・総会で、2020年度診療報酬改定で見直された「重症度、医療・看護必要度」(看護必要度)の施設基準に関する経過措置の期限を21年3月末まで半年間延長するとともに、新型コロナウイルス患者の受け入れ医療機関が基本診療料の実績要件を満たせなくなっても、満たしていると見なすことなどを提案した(p105参照)(p108参照)。いずれも、新型コロナの感染拡大を踏まえた臨時的な対応案。これに診療側は賛同したが、支払側は判断材料となるエビデンスを基に決めるべきだと主・・・...