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[医療提供体制] 感染症初動対応の減収補償、医療機関の種別や類型を問わず

 新たな感染症の初動対応を行う「協定締結医療機関」の減収分の補償について、厚生労働省は13日、対象となる医療機関の種別や類型は問わないとする考え方を社会保障審議会・医療部会に示した。また、新型コロナウイルス感染症への対応には、基本的に適用しないことも明らかにした。 この支援策は、7日に閣議決定された感染症法などの改正案に盛り込まれた。見直しの柱は、今後の感染症のまん延に備え、都道府県との事前協定で地域の中核病院に病床確保などを義務付け、従わなければ医療機関名の公表を行うほか、特定機能病院・・・...

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[医療改革] 医療・健康アプリの社会実装の促進、緊急に対応すべき課題に

 政府の規制改革推進会議は13日、緊急に対応すべき分野ごとの課題をまとめた。医療分野では医療・健康アプリ(プログラム医療機器)の社会実装の促進などを挙げ、政府内で調整する。診療報酬での取り扱いの見直しを含め、厚生労働省に後押しの検討を求める<doc5483page1>。岸田政権が月内に作る総合経済対策に盛り込みたい考え。 岸田文雄首相は5日の経済財政諮問会議で、総合経済対策の取りまとめに向け、予算や税制だけでなく、規制・制度改革による対応も検討するよう山際大志郎経済財政政策担当相に指示し...

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[医療提供体制] 入院患者数8週連続減、第7波ピーク時の約25%に 東京都

 東京都は13日、新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第104回)の「専門家によるモニタリングコメント・意見」を公表した。入院患者数について「8週間連続して減少し、第7波のピーク時(8月20日、4,459人)の約25%となった」と説明している<doc5513page6>。 コメント・意見によると、12日時点の入院患者数は1,091人で、前回(5日時点)と比べて269人減った。入院患者数は減少傾向が続いているが「60代以上の高齢者の割合は、約76%と高い値のまま推移しており、今後の動...

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ノビアスと国立がん研究センター、透視画像の疑似3D化で診断精度向上へ(ニュース)

 リアルタイム動画変換技術を手掛けるノビアス(東京都八王子市)は、国立がん研究センターとAI(人工知能)技術を用いた透視画像の擬似3次元(3D)化についての共同研究契約を締結した。平面的な透視画像をAI技術によって疑似3D化することで、手前と奥の認識が可能になる。これを活用して、透視画像を使った診断精度の向上や、X線透視時の患者や医療従事者の負担軽減を図る。 透視画像をリアルタイムに疑似3D化する......

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政府「医療DX推進本部」初会合、診療報酬改定DXなど2023年春に工程表策定へ(ニュース)

 政府は2022年10月12日、「医療DX推進本部」の初会合を開催した。省庁横断で「全国医療情報プラットフォームの創設」「電子カルテ情報の標準化」「診療報酬改定DX」を推進するとして、2023年春をめどに工程表を取りまとめる。 医療DX推進本部は岸田文雄首相が本部長を、本部長代理を松野博一官房長官、加藤勝信厚生労働相、河野太郎デジタル相が務めるほか、本部員として寺田稔総務相と西村康稔経済産業相が参......

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[医薬品] その他の腫瘍用薬など「使用上の注意」の改訂指示 厚労省

 厚生労働省は10月12日付けで、「その他の腫瘍用薬」などについて、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を日本製薬団体連合会に送付した。「医療用医薬品添付文書の記載要領について」(旧記載要領)、「医療用医薬品の電子化された添付文書の記載要領について」(新記載要領)に基づく改訂。厚労省では「速やかに使用上の注意を改訂し、医薬関係者等への情報提供等の必要な措置を講ずること」としている<doc5743page1>。 その他の腫瘍用薬「イピリムマブ(遺伝子組換え)」「ニボルマブ(遺伝子...

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[医薬品] 高脂血症用剤「使用上の注意」の改訂指示 厚労省

 厚生労働省は10月12日付けで、「高脂血症用剤」について、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を日本製薬団体連合会に送付した。「医療用医薬品添付文書の記載要領について」(旧記載要領)に基づく改訂で、2022年度第13回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(9月27日開催)における審議結果を踏まえての対応。厚労省では「速やかに使用上の注意を改訂し、医薬関係者等への情報提供等の必要な措置を講ずること」としている<doc5671page1>。 改訂された...

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[診療報酬] 発熱外来の診療報酬、特例の延長を厚労省に要請 日医

 日本医師会の松本吉郎会長は12日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの秋冬以降の感染拡大に備え、感染が疑われる患者に初診を行った「診療・検査医療機関」に「二類感染症患者入院診療加算」として250点の算定を認める診療報酬の特例を11月以降も継続するよう国に要請したことを明らかにした。 都道府県に指定・公表されている診療・検査医療機関は5日現在、全国に4万624カ所あるが、加藤勝信厚生労働相との11日の面談で松本氏は、診療・検査医療機関の拡充に協力するよう直接要請された。 このため日医では、全国の都道...

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[医療提供体制] コロナ重症・死亡者数の減少傾向が継続 厚労省

 厚生労働省は、12日に開催された第102回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。病床使用率が低下傾向にあることを取り上げ「医療提供体制について状況の改善がみられる」と言及。重症者数や死亡者数も減少傾向が継続しているとした<doc5498page1>。 5日時点の全国の入院者数は9,049人で、1週間前と比べて1,886人減っている。重症者数も前週比115人減の585人となっている<doc5498page7>。 新規感染者数につ...

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[医療改革] 医療DX推進本部が初会合、来春に工程表を作成 政府

 岸田文雄首相が本部長を務める政府の「医療DX推進本部」が12日、初会合を開き、医療情報の利活用の議論を始めた。政府は、レセプトや電子カルテのデータなどを全国の医療機関で共有・交換できるプラットフォームを創設する方針で、枠組みを詰める。 初会合では、幹事会を推進本部の下に近く設置することを決めた。医療分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)を確実に進めるため、幹事会では来春に工程表を作る。 岸田首相は、オンライン資格確認の拡大などすぐに着手できるものを月内に作る総合経済対策に盛り込む・・・...

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[診療報酬] DPC標準病院群、急性期医療の標準化・効率化策などを把握へ

 中央社会保険医療協議会の「入院・外来医療等の調査・評価分科会」は12日、2024年度の診療報酬改定に向けた特別調査を11月ごろに開始する方針を決めた。DPC標準病院群の約1,500病院を対象に、DPC算定病床での医師数(常勤換算)や稼働状況、急性期医療の標準化・効率化への取り組みなどを調べる<doc5442page2>。制度の適切な運用を図るのが狙い。 DPC標準病院群の病院に聞く項目は、ほかに、DPC/PDPSへの参加のメリットやDPC算定病床の運用方針に加え、▽データの質の向上に向...

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[診療報酬] 薬価差の概念整理、薬価改定のあり方で論点案 厚労省

 厚生労働省は、薬価差の概念整理を行い、競合状況、取引量、配送コストの地域差を要因とする「市場原理下の取引から当然に生ずるもの」と、「薬価差を得ることを目的とした値下げ交渉といった市場流通の歪みにより生ずるもの」の2つに分類した。また、医薬品のカテゴリー別の薬価差(乖離率)について、新薬創出等加算品を100とした指数で明らかにし、後発医薬品は新薬創出等加算品の3倍に達していることが分かった<doc5457page52><doc5457page59>。 12日に開催した「医薬品...

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MICINが薬歴入力支援システム、AIが服薬指導の会話を自動で文章化(ニュース)

 オンライン診療システム大手のMICIN(東京・千代田)は2022年10月12日、人工知能(AI)による薬歴入力サポートシステム「Karin by MICIN」のベータ版の提供を始めたと発表した。薬局・薬剤師向けのサービスで、薬剤師による服薬指導会話をAIが分析して自動で薬歴文章を作成する。薬剤師の薬歴入力の負荷を減らし、患者対応を優先的にできるよう後押しする。 薬歴は正式には薬剤服用歴といい、処......

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AMIの心音図検査装置が薬事承認を取得、「超聴診器」の実現へ一歩(ニュース)

 医療スタートアップのAMI(鹿児島市)は2022年10月12日、開発を進める新型の聴診器「心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ」が薬事承認を取得したと発表した。胸に当てて心音と心電を同時計測する小型のデバイスで、2022年11月に医療機器として発売する予定だという。 心音図とは心音を図形データとして表したもので、不整脈の検出などの検査で使われる。AMIのデバイスは、独自の技術によって雑音など......

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インテックと東大、病理診断の確認漏れ防止システムの実証実験(ニュース)

 インテックと東京大学大学院医学系研究科次世代病理情報連携学講座は、臨床医の病理診断報告書の確認漏れを抑制するシステムの実証実験を実施した。治療開始の遅れによる症状の悪化や、本来切除しなくてもよい臓器の切除といった、病理診断の確認不足により生じるインシデントを防ぐ狙いだ。 実証実験では、医用画像管理システムなどを手掛けるPSPが東大の支援のもと開発した「病理診断未伝達防止システム」を、インテックの......

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装具に取り付ける「歩行アシストロボット」、新モデルを発表(ニュース)

 自動車部品メーカーであるサンコールは2022年10月11日、リハビリ用歩行アシストロボット「Orthobot(オルソボット)」の新モデル「オルソボット 無線タブレットタイプ」を発表した。操作パネルを本体と切り離したり、バッテリーパックを小型にしたりすることで、これまでのモデルより30パーセント軽量化したという。 オルソボットは脳卒中の後遺症などで歩行が困難な人のリハビリを補助する。モーターとセン......

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[予算] 22年度地域医療介護総合確保基金介護分の内示額は総額約1,010億円

 厚生労働省は11日、2022年度地域医療介護総合確保基金(介護分)の内示額を公表した。基金規模の合計は1,009.82億円。都道府県別では最も内示額が多いのは、神奈川県で104.08億円、次いで東京都の102.08億円。最も少ないのは鳥取県の1.22億円だった。国庫負担分は基金規模の3分の2<doc5467page1>。 基金の内訳は、▽介護施設等整備分/529.16億円 <doc5468page1>▽介護従事者確保分/480.66億円<doc5469page1&gt...

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[健康] 第二次健康日本21、目標達成は53項目中8項目 厚労省

 厚生労働省は11日、2013年度に始まった健康日本21(第二次)の53項目の目標のうち、目標値に達したのは「健康寿命の延伸」など8項目だったとする最終評価をまとめた。これに対し、「メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少」など4項目では目標設定の段階からむしろ悪化していた<doc5428page6>。 健康日本21(第二次)は23年度で終了し、国民健康づくり運動の次期プランが24年度にスタートする。厚労省は、今回の最終評価の結果を次期プランの策定に向けた議論に反映させることにし...

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シャープが米粒より小さい生体センサー、いつでも手軽に体調管理(ニュース)

 シャープは、2022年10月1日からオンラインで一部開催されている最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC 2022」で、超小型の生体(バイタル)センシング用のセンサーを出展している(図1)。寸法が1.75mm×1.0mm×0.35mmと米粒と比較してもかなり小さいため、指輪やイヤホンのような小型のウエアラブル機器にも搭載でき、あらゆる場面で手軽な体調管理が可能となるとしている。2023......