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[診療報酬] 診療所敷地内の薬局、黒字幅が拡大 医療経済実態調査

 厚生労働省が24日に公表した医療経済実態調査の結果によると、診療所の敷地内にある薬局では新型コロナウイルス関連の補助金を除いた2020年度の「損益差額率」が13.2%のプラスとなり、前年度から5.6ポイント上昇した。一方、診療所前の薬局は6.3%のプラスを確保したものの、0.9ポイント低下した(p282~p283参照)。 調査結果によると、補助金を除いた20年度の損益差額率は、薬局全体(904施設)がプラス6.5%で、補助金を含めれば前年度と同じプラス6.7%。このうち、個人立(41施設)は補助金...

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[診療報酬] 一般病院、コロナ補助金を含めると黒字に 医療経済実態調査

 厚生労働省が24日に公表した医療経済実態調査の結果によると、2020年度の一般病院全体(介護収益2%未満)の「損益差額率」はマイナス6.9%で、前年度から3.8ポイント悪化した。ただ、新型コロナウイルス関連の補助金を含めるとプラス0.4%となった(p3参照)。この結果を踏まえ、中央社会保険医療協議会は、22年度の診療報酬改定に向けた議論を本格化させる。 医療経済実態調査は、病院や一般診療所、薬局などを対象に中医協が2年ごとに実施し、翌年度の診療報酬改定の基礎資料とする。今回は19、20年度の通年で...

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[診療報酬] コロナ協力医療機関、補助金含めても赤字に 医療経済実態調査

 都道府県の指定を受け、専用の個室で新型コロナウイルス感染症の疑い患者を受け入れて必要な救急医療を提供する「協力医療機関」の2020年度の収支が、関連の補助金を含めても赤字だったとの調査結果を24日、厚生労働省が明らかにした(p6参照)。 厚労省が公表した23回目の医療経済実態調査の結果によると、都道府県による指定を受け、感染患者専用の病院や病棟を設定する「重点医療機関」(149施設)の「損益差額率」は、20年度がマイナス10.7%で前年度よりも5.3ポイント悪化した。ただ、補助金を含めるとプラス2...

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[診療報酬] 病院長の年収、約3,110万円で医療法人が最多 医療経済実態調査

 医療法人の病院長の2020年度の平均年収は約3,110万円だったことが、厚生労働省が24日に公表した医療経済実態調査の結果で明らかになった。前年度と比べて約52万円減ったが、それでも医療機関の開設者別で依然として最も多く、国立病院長との差は1,200万円超に上った(p31参照)。 一般病院全体の職種別で、年収(平均給料年額と賞与)が最も多いのは病院長で、20年度は2,690万24円(前年度比1.6%減)(p31参照)。これを開設者ごとに見ると、医療法人が3,110万957円(1.7%減)で、都道府...

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[診療報酬] DPCの評価方法の見直し、厚労省の論点の方向に 中医協・総会

 厚生労働省は24日の中央社会保険医療協議会・総会に、DPCの評価方法についての論点として、▽手術を含む診断群分類と含まない診断群分類の評価の在り方▽発症日からの日数で診断群分類をさらに区別▽入院初期の医療資源投入量が大きくなっていることを踏まえた初期・中期・後期の3段階の評価の在り方-を提示。診療側、支払側とも、論点に沿った見直しを進めることに同意した(p1127参照)。 診断群分類では、治療目的での手術が定義されているものと定義されていないものについて、他院からの転院と自院への直接入院とで、・・...

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[感染症] 新規報告数0人、累積患者報告数11人 風しん・第45週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは24日、「風しんに関する疫学情報:2021年11月17日現在、第45週(11月8日-11月14日)」を公表した。 第45週の新規報告数は0人。遅れ報告が1人あったため、第1週からの累積患者報告数は、前週より1人増加し11人となった。なお、11月18日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

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治療室や手術件数等に着目し指標設定か地ケアの自院転棟、減額の対象拡大も『MC plus Monthly』11月号

■最新号もくじ(p1~p11参照)<診療報酬改定>治療室や手術件数等に着目し指標設定か地ケアの自院転棟、減額の対象拡大も<診療報酬改定>継続診療加算の24時間要件を「面」で緩和か外来・在宅の移行調整は評価新設へ<医療制度改革>1病院10億円の補助金、費用対効果の検証を1入院包括払いで「高密度」へ転換せよ<トピックス>医師の働き方改革・C-2水準 対象は公益上特に必要な医療分野オンライン診療の初診特例を継続 登録した医療機関は計1万6,872施設資料ダウンロードまたは(p1~p11参照)からお読みくだ...

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[医薬品] 新たに3医薬品を希少疾病用医薬品に指定 厚労省

 厚生労働省は11月22日付で、希少疾病用医薬品として新たに3医薬品の指定と1医薬品の指定取消しについて、都道府県に通知した。指定取消しとなった医薬品は「乾燥スルホ化人免疫グロブリン」(帝人ファーマ、KMバイオロジクス)。 新たに指定された医薬品は以下の通り(p1~p2参照)。▽バレメトスタットトシル酸塩/再発または難治性の成人T細胞白血病リンパ腫/第一三共▽オラパリブ/BRCA遺伝子変異陽性の乳癌における術後薬物療法/アストラゼネカ▽Pegvaliase/フェニルケトン尿症/BioMarin Ph...

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[労働災害] 労働災害による死亡者数は前年比4.8%増の613人 厚労省

 厚生労働省は19日、2021年11月の「労働災害発生状況(速報値)」を公表した。2021年1月1日-10月31日までに発生した労働災害の詳細は以下の通り(p1~p2参照)。【死亡災害】●死亡者数:613人(前年同期比28人増・4.8%増)●事故の型別発生状況▽墜落・転落/158人▽はさまれ・巻き込まれ/105人▽交通事故(道路)/103人【死傷災害(休業4日以上)】●死傷者数:11万910人(1万8,537人増・20.1%増)●事故の型別発生状況▽転倒/2万4,707人▽その他/1万6,489人▽...

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[診療報酬] ハイリスク分娩管理加算、診療所も算定対象に 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会の19日の総会では、リスクの高い分娩に対応している診療所も「ハイリスク分娩管理加算」(1日3,200点)を算定できるよう、2022年度の診療報酬改定で見直すことで一致した。ハイリスク分娩管理の新たな受け皿を確保するのが狙いで、支払側・診療側の双方が、評価に当たっては「安全性を確保することが前提だ」と釘を刺した。 厚生労働省によると、産婦人科や産科を標榜する病院や診療所の数は年々減少しているが、ここ30年間の全出生数のうち、診療所での出生事例が約4割を占めている・・・...

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[医療改革] 新型コロナ病床の確保・使用状況、12月から毎月公表へ 政府

 政府は19日に決定した経済対策で、医療機関ごとの新型コロナ病床の確保や使用状況を12月から毎月公表する方針を示した。これにより、感染拡大時に確保病床の8割以上を確実に稼働できる体制を整備する(p13~p14参照)。 全国の病院の稼働状況や医療スタッフの状況などを一元把握できる「医療機関等情報支援システム」(G-MIS)などを活用して、病床の確保や稼働状況などを徹底的に「見える化」し病床利用率が低い病院への病床確保料の単価を見直す。また、確保病床に対する休床病床の割合に上限を設定する(p13参照)・...

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[医療提供体制] 循環器病対策推進計画、8都県で完成 厚労省

 厚生労働省は、19日に開かれた第6回循環器病対策推進協議会で、都道府県別の循環器病対策推進計画の進捗状況を説明した。8都県が計画を完成させたが、3府県が計画を策定する協議会(検討会)が「未開催」の状況となっている(p6参照)。 「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」(循環器病対策基本法)で、都道府県が循環器病対策推進計画を策定することが定められている。 厚労省によると、計画案をまとめたり、策定中だったりする自治体もあり、4道県が「パブリック・・・...

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[介護] 検討継続の排泄予測支援機器、保険適用を了承 厚労省・検討会

 厚生労働省の介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会は19日、前回の審議で「評価検討の継続」とされた、膀胱内の尿の溜まり具合を超音波で測定する排泄予測支援機器の新たなエビデンスの提出を受けて、意見交換した。構成員からは運用面などについて意見が多数出たが、介護保険の給付対象への追加を「可」とする厚労省案を了承した(p11参照)。 前回、評価検討の継続とされたのは5品目。必要なエビデンスなどがそろい次第、随時、評価検討を進めていくとしていた。そのうちの1件が検討会に提出された(p6参照)。 ・・・...

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[看護] 看護・介護などの賃金引き上げを盛り込んだ経済対策を決定 政府

 政府は19日の臨時閣議で、看護や介護などの現場で働く人たちの賃金引き上げを盛り込んだ経済対策を決定した。看護職員は、新型コロナウイルス感染症に対応する医療機関などから2022年2-9月分をまず月額4,000円(1%程度)上げ、段階的に3%程度まで引き上げることになった。また介護・障害福祉の職員は22年2-9月分を月額ベースで9,000円引き上げる(p52参照)。 22年10月分以降の対応は、政府予算案の編成までに「公的価格評価検討委員会」で議論する(p52参照)。 経済対策では、看護師だけでなく看...

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[診療報酬] 療養病棟の経過措置、予定通り終了を主張 中医協総会で支払側

 中央社会保険医療協議会は19日の総会で、慢性期入院医療への評価の見直しを議論し、医療法で決められている看護配置の基準を満たせない病棟向けに設定されている療養病棟入院基本料の経過措置の期限を2022年3月末から延長しないよう支払側が主張した。 療養病棟入院基本料を届け出る病棟の看護配置は原則、20対1(医療法上の4対1に相当)以上とされている。しかし、人材確保が困難な病棟への配慮から、25対1以上を配置すれば、療養病棟入院料2の85%に相当する点数の算定が22年3月末までの経過措置として認められてい...

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[診療報酬] 無菌治療室管理加算、小児入院医療管理料から外出し評価へ

 中央社会保険医療協議会・総会は19日、小児入院医療管理料に包括化されている無菌治療室管理加算について2022年度の診療報酬改定で包括評価の範囲から外し、併算定できるようにすることでおおむね一致した。ただ、支払側はそれを可能とする場合はベースとなる同管理料を引き下げるべきだと主張。これに診療側が反対し、双方で意見が分かれた。 小児の急性期の医療体制を巡っては、小児造血器腫瘍の標準的治療法が整備されたことにより、小児病棟での造血幹細胞移植の実施件数が増加。厚生労働省によると、小児科での09-19年・・...

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[感染症] 咽頭結膜熱、感染性胃腸炎2週連続で増加 感染症週報

 国立感染症研究所は19日、「感染症週報 第44週(11月1日-11月7日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り(p6参照)(p26~p28参照)。▽インフルエンザ/0.00(前週0.00)/3週連続で増加▽RSウイルス感染症/0.25(0.30)/第35週以降減少が続いている▽咽頭結膜熱/0.12(0.10)/2週連続で増加▽A群溶血性レンサ球菌咽頭炎/0.51(0.60)/前週から減少▽感染性胃腸炎/2.67(2.61)/2週連続で増加▽手足口病/1.52(1...