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[医療提供体制] 精神病床の入院後退院率など都道府県目標値を集計 厚労省

 厚生労働省は16日の社会保障審議会・障害者部会で、第6期障害福祉計画・第2期障害児福祉計画(2021-23年度)の目標値の集計を報告した。都道府県の計画の目標値などをまとめたもので、精神障害者の精神病床から退院後1年以内の地域における平均生活日数に関する目標値(国の基本指針で定める成果目標)の「316日以上」に関しては、44都道府県がこれを満たす目標値としているが、目標値を「未設定」や「311日」としている県もあった(p59参照)(p67参照)。 障害福祉計画・障害児福祉計画の策定に当たっては、国...

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[医療提供体制] 自治体の未接種コロナワクチンの状況を調査 厚労省

 厚生労働省健康局健康課予防接種室は16日、各都道府県におけるファイザー社の新型コロナワクチンの接種状況等について、未接種ワクチンの状況などの調査を行うことを各都道府県衛生主管部(局)に事務連絡した(p1参照)。各都道府県において、管内の予約実績数や接種予約のないワクチンの数などの状況について把握することが、追加のワクチン配分の必要性を検討する場合にも重要であるため、調査を行うとの考えを示している(p2参照)。 調査は、事務連絡の要領に基づき報告様式により、28日15時までに内閣官房宛て・・・...

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[医療提供体制] 高齢者施設のクラスター、ワクチン接種により抑制 厚労省

 厚生労働省は、16日に開催された第52回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。新規感染者数の減少に伴い「療養者数は減少傾向」と指摘。今回の流行に関しては「通常、流行の後半に見られる病院や高齢者施設のクラスターの発生がワクチン接種により抑制され、高齢者層への流行の遷延が見られていない」などとしている(p2~p3参照)。 厚労省によると、8日時点の全国の入院者数は2万2,335人で、1週間前と比べて1,746人減っている。全国の受入確保病床数に対する割合...

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[医療提供体制] 東京都、新規陽性者数減少も「入院患者数は未だ高い水準」

 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第63回)が16日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「新規陽性者数の減少にもかかわらず、累積した入院患者数は、未だ高い水準で推移している」と指摘。「医療提供体制が逼迫している中、新規陽性者数が増加に転じれば、再び危機的状況となる」としている(p12参照)。 コメント・意見では、入院患者数について、前回(8日時点)の4,008人から15日時点で3,097人と減少したが「入院患者数及び重症患者数で70代以上の割合...

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[医療提供体制] アレルギー疾患対策基本指針の見直しで考え方提示 厚労省

 厚生労働省は、このほど開催されたアレルギー疾患対策推進協議会で、「アレルギー疾患対策基本指針の見直し方針の基本的な考え方(案)」を示した。適切な情報の提供、アレルギー疾患医療に関する専門的な知識と技術を有する医療従事者の育成などを推進するため「中心拠点病院及び都道府県拠点病院等が協力することを明記する」としている(p4参照)。 厚労省は、アレルギー疾患対策基本指針について、それまでの委員などからの意見や近年の施策の実施状況などを踏まえ、見直しを進めることを提案した。例えば、アレルギ・・・...

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[医療機関] 機能評価の認定総数2,070病院、新規等3病院 医療機能評価機構

 日本医療機能評価機構は15日、9月3日付けで行った病院機能評価の認定状況を公表した。今回認定されたのは27病院(新規等3病院、更新24病院)。認定総数は、前回から8病院が認定期限切れなどとなり、3病院が新規病院などとして認定されたため、2,070病院(前回までの認定病院数2,075病院)となった(p1参照)。 継続認定回数1回の認定病院として、▽医療法人沖縄徳洲会 高砂西部病院(兵庫県)▽医療法人五光会 福島寿光会病院(福島県)-が記載されている(p2~p3参照)。・・・...

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[診療報酬] 厚労省が薬価算定組織の議事録を初めて公開 中医協・総会

 厚生労働省は15日の中央社会保険医療協議会・総会で、新薬の薬価収載時の薬価を算定している薬価算定組織の議事録を初めて公開した。今後は、新薬収載を審議する中医協・総会から2カ月程度を目途に算定組織の議事録を公開する。保険医療材料等専門組織と費用対効果評価専門組織の議事録も同様に公開していく(p125参照)。 薬価算定組織の議事録の1回目の公開は、5月12日の中医協・総会で薬価収載を審議した新薬13成分と、新薬収載に合わせて実施する市場拡大再算定5成分に関するもので、4月20日と27日の2回の開催分・...

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[医療提供体制] 医師の時短の取り組み、5段階評価の導入は見送り 厚労省

 厚生労働省は、勤務医の労働時間短縮(時短)の取り組みや実績を医療機関ごとに5段階で評価する仕組みの導入の見送りを決めた。「病院の優劣を強く印象付ける」といった慎重論への配慮からで、それに代わり、時短の実績が改善しているかなどの評価結果を「定型的な文章」の組み合わせで示すことを提案した(p30参照)。15日に開催された「医師の働き方改革の推進に関する検討会」に修正案を示し、了承された。都道府県の「医療機関勤務環境評価センター」が書面による評価を2022年度に始める。 当初は、労働関連の法令や・・・...

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[医療提供体制] コロナワクチンの偏在是正で自治体の取り組み状況を調査

 厚生労働省健康局健康課予防接種室は15日、各都道府県衛生主管部(局)に「ワクチン接種の予約に係る取組状況等」の調査について事務連絡を出した。10日付の事務連絡で、地域によって予約が取りにくい状況を早急に解消するため、接種の実態に合わせて市町村間の新型コロナウイルスワクチンの偏在是正への取り組みを求めていたが、その実施状況について17日15時までに内閣官房に別添様式により提出するよう求めた(p1参照)。 10月4日の週に配送予定の、ファイザー社ワクチン第15-2クールの配分等についての10日付事務連...

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[医療機器] 臨床検査3件、再生医療1品目の保険適用を承認 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は15日、臨床検査3件と再生医療等製品1品目の保険適用を承認した。また、先進医療合同会議で「適」と評価された先進医療B2件および患者申出療養評価会議で「適」と評価された患者申出療養1件も了承された。詳細は以下の通り。【臨床検査】決定区分E3(新項目)(2021年10月収載予定)(p2参照)●GenetiSure Dx Postnatal Assay「アジレント」(アジレント・テクノロジー)(p3参照)▽使用目的:全血から抽出したゲノムDNAのコピー数変化(CNV)および...

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[診療報酬] 22年度診療報酬改定へ中間とりまとめ 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会の総会が15日に開かれ、2022年度の診療報酬改定に向けたこれまでの議論の中間とりまとめを行った。医療従事者の働き方改革の推進や入院、外来、在宅医療などのテーマごとに課題や論点を整理し、外来医療では、中小病院や診療所の「かかりつけ医機能」を強化し、医療機関同士の連携を診療報酬で促す方向性を打ち出した(p241参照)。 厚生労働省が7月以降の議論の内容をまとめた(p238参照)。外来に関しては、人口の減少や高齢化が進んでも、安心・安全で質の高い医療を提供できるようにする・・・...

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[診療報酬] コロナ対応の経過措置延長、病床割り当て医療機関以上に限定

 新型コロナウイルス感染症への対応で9月末まで延長された診療報酬の経過措置について、厚生労働省は15日の中央社会保険医療協議会・総会に、コロナ患者受け入れの重点医療機関と協力医療機関、コロナ患者受け入れ病床を割り当てられた医療機関は2022年3月31日まで延長し、その他の医療機関は21年10月から対象外とすることを提案し、了承された(p227参照)(p229参照)。 延長となる経過措置は、20年度診療報酬改定による、▽急性期一般入院料などの「重症度、医療・看護必要度」の該当患者割合の引き上げ▽回復期...

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[診療報酬] 地域医療体制確保加算、944医療機関が届け出 20年7月1日時点

 厚生労働省は15日、2020年度の診療報酬改定で新設された「地域医療体制確保加算」(入院初日520点)について、同年7月1日時点で944の医療機関が届け出ていたとするデータを中央社会保険医療協議会・総会に示した(p483参照)。 この加算は、救急搬送が年2,000件以上あり、医療従事者の労務管理を適切に行っている医療機関が算定できる診療報酬。同年度改定では、医師の働き方改革を進めるための対応が重点課題とされ、目玉の1つとして新たにつくられた。 その届け出数は、病床規模に比例して多いことが既に明らか...

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[医療提供体制] 外来機能連携へ協議の場に住民参加を求める意見 厚労省WG

 2022年度からの外来機能報告制度の施行に向け、厚生労働省の「第8次医療計画等に関する検討会」のワーキンググループは15日、地域での「協議の場」の進め方やその結果の公表の仕方などについて話し合った。学識経験者や医療機関の管理者、保険者などを協議の場の参加者とする厚労省案に対し、複数の構成員が住民も含めるべきだと提言した。 22年度から始まる同制度では、一般病床または療養病床を持つ医療機関は自院の外来医療の実施状況を都道府県に報告する必要がある。それを踏まえて、地域の協議の場で「医療資源を重点・・・...

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[医薬品] 費用対効果評価のプロセス見直し、臨床専門家の参加も 厚労省案

 中央社会保険医療協議会・費用対効果評価専門部会は15日、厚生労働省がこれまでの議論を踏まえて提出した論点を基本的に了承した(p3参照)。 今回の費用対効果評価制度の見直しでの大きな課題は、標準的な分析期間に対して、現実の評価結果に基づく価格調整までの期間に遅れが発生するケースが出ていることへの対応で、厚労省が提示した論点は、いずれも実際の分析期間の短縮につながることを目指している。 分析期間の遅れに対して、企業側が求めた改善点は、分析前協議への臨床専門家の参加と効能追加時の取り扱いだ・・・...

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[医療提供体制] 臨時の医療施設などの着実な整備を要請 厚労省事務連絡

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くことを想定し、厚生労働省は、今後の医療提供体制の構築に関する基本的な考え方を事務連絡で示した。それぞれの地域が新型コロナに対応する病床を確保した分、一般の医療を制限せざるを得ない状況を経験したことを踏まえ、「一般医療とコロナ医療の両立を図ることが重要」だと強調。感染の急拡大に備え、臨時の医療施設や入院待機施設の整備を着実に進めるよう都道府県などに求めている(p1参照)。 臨時の医療施設や入院待機施設の意義について、厚労省は、感染の拡大過程で確保病床・・・...

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[感染症] 新規報告数0人、累積患者報告数8人 風しん・第35週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは14日、「風しんに関する疫学情報:2021年9月8日現在、第35週(8月30日-9月5日)」を公表した。 第35週の新規報告数は0人となった。第1週からの累積患者報告数は遅れ報告もなかったため、前週と変わらず8人だった。なお、9月9日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

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[労働衛生] 脳・心臓疾患の労災認定基準、対象疾病に「重篤な心不全」追加

 厚生労働省は14日、脳・心臓疾患の労災認定基準を改正したと発表した。対象疾病に「重篤な心不全」を追加した。 脳・心臓疾患の労災認定基準を巡っては、改正から約20年が経過する中で、働き方の多様化や職場環境の変化が生じているため「脳・心臓疾患の労災認定の基準に関する専門検討会」で検証などを行い、7月16日に報告書を取りまとめていた。 厚労省は、認定基準改正のポイントとして、長期間の過重業務の評価に当たり、労働時間と労働時間以外の負荷要因を総合評価して労災認定することを明確化したことや、長期間の・・・...