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[医療提供体制] 20年11月は事故報告29件、調査依頼2件 医療事故現況報告

 日本医療安全調査機構がこのほど公表した「医療事故調査制度の現況報告(11月)」によると、医療事故報告は29件あったことがわかった。センター調査依頼は2件。医療事故報告の内訳は、病院28件、診療所1件。 診療科別では、外科・内科各5件、循環器内科・消化器科・泌尿器科・精神科各2件、整形外科・脳神経外科・心臓血管外科・産婦人科各1件、その他7件だった(p1~p2参照)。 センターへの相談件数は149件(累計9,780件)。内訳は、医療機関70件、遺族など72件、その他・不明7件だった。 相談内容による...

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[医療改革] 75歳以上の医療費2割負担、15日に閣議決定へ 厚労相が表明

 政府は、75歳以上の医療費の窓口負担を2割に引き上げる対象者の所得基準などを15日の閣議で決定する方針だ。田村憲久厚生労働相が、8日の閣議後の記者会見で明らかにした。 田村厚労相は会見で、下村博文・自民党政調会長が15日の合意を目指すとの考えを明らかにしたことに触れ「物理的に15日の閣議決定ということになる」と説明。また「政府としては、若い人の負担の上昇を抑えるという意味で、高齢者で負担能力のある人には2割負担をお願いしてきた。与党でしっかりと議論してもらっているので、それを注視する」とも述べ・・...

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[感染症] 新規報告数0人、累計患者数99人 風しん疫学情報・第48週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは8日、「風しんに関する疫学情報:2020年12月2日現在、第48週(11月23日-11月29日)」を公表した。それによると、新規報告された患者数は0人だった。遅れ報告もなかったため、累積患者報告数は前週と同じく99人となった。なお、12月3日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

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[感染症] コロナ重症化リスクの高い集団に接する医療者検査は積極的に

 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は8日、医療機関や高齢者施設などの検査に関する事務連絡を都道府県、保健所設置市、特別区に出した。医療機関などで新型コロナウイルス感染症の陽性者が確認された場合の取り扱いをまとめている(p1~p2参照)。 事務連絡では、重症化リスクの高い集団に接する医療・介護従事者の取り扱いについて「発熱、呼吸器症状、頭痛、全身倦怠感などの症状を呈している方々については、検査の実施に向け、とりわけ積極的な対応をいただきたい」としている(p2参照)。 また、1・・・...

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[予算] 21年度予算編成基本方針、コロナの状況踏まえてメリハリ付け 政府

 政府は8日の臨時閣議で、2021年度予算編成の基本方針を決定した。これまでの歳出改革の取り組みを継続し、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、21年度予算編成でしっかりとしたメリハリ付けを行うとの考え方を示した(p6参照)。 4日の経済財政諮問会議で示された原案には、予算編成での「メリハリ付け」が記載されており、それを実施する前提として新型コロナの状況という観点を新たに加えた(p6参照)。 原案では、重要な政策課題への対応に必要な予算措置を講じるとも明記し、その課題の1つに新型コロ・・・...

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[診療報酬] 総合経済対策、小児科などに診療報酬上の特例措置 政府

 政府が8日の臨時閣議で決定した新たな経済対策には、新型コロナウイルスの感染拡大により診療件数の落ち込みが続く小児科などの医療機関や、新型コロナ回復患者の転院を支援するための診療報酬上の特例措置などが盛り込まれた(p14~p15参照)。こうした対策の実施に向け、政府は具体的な事業費などを決め、2020年度第3次補正予算を編成する。 同日に閣議決定されたのは「国民の命と暮らしを守る安心と希望のための総合経済対策」。その事業規模は、総額約73.6兆円に上る。また、財政支出は約40兆円で、このうち約5.9...

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[医薬品] その他の生物学的製剤など「使用上の注意」の改訂指示 厚労省

 厚生労働省は8日、「その他の生物学的製剤」などについて、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を、日本製薬団体連合会に送付した。 いずれも「医療用医薬品添付文書の記載要領について」に基づく改訂で、「その他の生物学的製剤」の「エクリズマブ(遺伝子組換え)」では、「重要な副作用」の項に、「重篤な感染症:播種性淋菌感染症、肺炎球菌感染、インフルエンザ菌感染等の重篤な感染症があらわれることがある」との記載を追加した(p9参照)。 今回、使用上の注意改訂の指示があったのは以下の医薬品・・・...

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[家計調査] 家計調査報告 20年10月分 総務省

 総務省は8日、2020年10月分の「家計調査報告」を公表した。詳細は以下の通り。●1世帯当たりの消費支出(p1~p2参照)▽全体/28万3,508円(前年同月比:名目1.4%増、実質1.9%増)、13カ月ぶりの実質増加▽保健医療関連/1万5,822円(名目15.3%増、実質15.9%増)、2カ月ぶりの実質増加●勤労者世帯の1世帯当たりの実収入:54万6,786円(名目2.0%増、実質2.5%増)、10カ月連続の実質増加(p3参照)・・・...

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[経営] 毎月勤労統計調査 20年10月分結果速報 厚労省

 厚生労働省はこのほど、2020年10月分の「毎月勤労統計調査(速報)」を公表した。医療・福祉業の詳細は以下の通り。●月間現金給与額(p7参照)▽総額/25万5,896円(前年同月比0.5%減)▽定期給与/25万2,790円(0.6%減)▽特別給与/3,106円(3.0%減)●月間実労働時間(p8参照)▽総実労働時間/134.9時間(1.4%増)▽所定内労働時間/130.4時間(2.2%増)▽所定外労働時間/4.5時間(15.1%減)●労働者数と労働異動率(p9参照)▽総数/772.5万人(1.7%...

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在宅介護でIoTセンサーを活用、パナソニックが2022年度の事業化目指す(ニュース)

 パナソニックがIoTを活用した在宅介護の実証実験を拡大している。これまで実施してきた宮崎県都城市に加え、新しく東京都品川区でも開始したことを2020年12月7日に発表した。IoTセンサーなどを通じて介護の専門員が高齢者の生活実態を把握し、在宅介護の効果的な支援に生かす。 在宅で介護を受ける高齢者は日本で約380万人とされる。パナソニックはIoTセンサーによる高齢者のモニタリングとケアプラン(介護......

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[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 12月7日-12月12日

 来週12月7日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。(新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)12月7日(月)18:00-20:00 第3回 がん全ゲノム解析等連絡調整会議(オンライン会議)12月8日(火)未定 閣議15:00-17:00 第4回 難病に関するゲノム医療の推進に関する検討会12月9日(水)13:00-15:00 第118回 厚生科学審議会 科学技術部会(オンライン会議)14:00-16:00 第30回 地域医療構...

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[医療機器] 自動植込み型除細動器「S-ICDパルスジェネレータ」自主回収

 厚生労働省は4日、ボストン・サイエンティフィックジャパン(東京都中野区)が自動植込み型除細動器「S-ICDパルスジェネレータ」の自主回収を開始したと発表した。海外の製造元から、部品の成形不良に起因した動作不良が認められたとの報告を受けたことによる対応で、回収の対象は、2016年1月27日から18年2月23日にかけて71医療機関へ納入した計102台(p1参照)。 厚労省や都などによると、同製品での除細動治療で発生した電気的過負荷によってヘッダ内部の部品が損傷した事象が、海外で6件確認された。 こうし...

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[医療改革] 地域医療構想実現を都道府県の必須目標に 諮問会議の民間議員

 政府の経済財政諮問会議が4日開かれ、サントリーホールディングスの新浪剛史社長ら民間議員は、1人当たり医療費の地域格差を縮小させるための取り組みが十分に進んでいないとして、加速を求めた(p11参照)。地域医療構想の実現を医療費適正化計画の「必須目標」に設定するなどの具体策を挙げ、政府が年末に改訂する「経済・財政一体改革」の改革工程表に具体策を反映させるべきだとしている(p11参照)。 病床数が多い地域では、入院期間が長引く傾向があることが分かっており(p15参照)、民間議員らは、1人当・・・...

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[予算] 21年度予算編成でメリハリ付け、PB黒字化目標に変更なし 政府方針

 政府の経済財政諮問会議は4日、2021年度予算編成の基本方針の大枠を固めた。重要課題への対応に必要な予算措置を講じ、財政健全化に向けた着実な取り組みを進めつつ、メリハリの効いた予算編成を目指すとの考え方を示した(p48参照)。国・地方を合わせた基礎的財政収支(PB)の25年度の黒字化についての言及はなかったが、西村康稔・経済財政政策担当相は会議後の記者会見で「25年度の健全化目標は変更していない」と述べた。基本方針は今後、与党でも議論され、次の会議で正式にまとまる予定。 基本方針では、骨太方針・・...

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[医薬品] 経口抗真菌剤イトラコナゾール錠を自主回収、睡眠導入剤混入

 厚生労働省は、後発医薬品メーカーの小林化工(福井県あわら市)が経口抗真菌剤のイトラコナゾール錠50「MEEK」の自主回収を開始したことを明らかにした。一部のロットに、睡眠導入剤の有効成分であるリルマザホン塩酸塩水和物が混入している事実が判明したことによる措置で、対象品は同社が2020年9月28日から12月3日にかけて出荷した100錠(PTP)929箱(p1参照)。 対象のロット番号は「T0EG08」。同社によると、この薬を処方した患者について、ふらつきや意識朦朧などの精神神経系の重篤な副作用が報告...