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[診療報酬] 中医協の決定、利便性より有効性と安全性の重視を 診療側委員
中央社会保険医療協議会の城守国斗委員(日本医師会常任理事)は2日の総会で、最近の審議決定の在り方に異議を唱えた。医療技術などの保険適用の可否について患者の利便性を基に決まるケースがあるが、最も重要な判断基準はエビデンスに基づいた有効性と安全性だと強調。こうした認識で議論に臨むよう、各委員に要請した。◆制度設計、中医協以外の場での検討を懸念 城守委員は、従来の中医協で有効性・安全性が確認された技術などを速やかに保険収載する方針で対応してきたが、2022年度の診療報酬改定を巡る議論では「利便性・・・...