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[感染症] 東京都、深刻な状況を見据えた入院・宿泊療養体制の確保検討を

 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第19回)が12日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では「今週の状況を急速な感染拡大の始まりと捉え、今後の深刻な状況を見据えた入院・宿泊療養の体制の確保や陽性者の重症度・緊急度に応じた療養先選定のあり方を早急に検討する必要がある」との見解を示している(p9参照)。 コメント・意見では、11日時点の入院患者数について、前回(4日時点)の1,040人から1,076人となったことなどを取り上げ「入院患者数は依然1,000...

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[医療改革] 後期高齢者負担・大病院定額負担拡大などで議論 社保審・部会

 厚生労働省は12日、医療保険制度改革の課題とされている後期高齢者医療の窓口負担割合の引き上げ、大病院の受診時定額負担の200床以上の一般病院への拡大、薬剤自己負担の見直しなどについて、社会保障審議会・医療保険部会で議論を求めた。全世代型社会保障検討会議が年末にまとめる最終報告に向け、同審議会としての意見の取りまとめを行っていく。最大の焦点は、後期高齢者の窓口負担で、支払側の各団体は一致して引き上げるべきとし、診療側は慎重な検討を求め、それぞれ資料を提出した。 後期高齢者医療の窓口負担割合・・・...

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[医療改革] 現役並み所得者除く後期高齢者医療費、2割負担なら年3.4万円増

 厚生労働省は12日、後期高齢者(75歳以上)の医療費の自己負担の割合を現在の1割から2割へ引き上げた場合、課税所得が145万円未満の後期高齢者の一人当たりの自己負担額は平均で年間11.5万円となり、従来と比べて3.4万円増えるとの推計結果を社会保障審議会・医療保険部会に示した(p52参照)。委員からは、負担割合の引き上げの議論は慎重にすべきだとの指摘があった一方、原則2割負担を求める意見があり、この日も決着しなかった。同部会では、引き続きこのテーマについて議論し、年内に結論を出す。 厚労省によると...

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[医療費] 7月の医療費、休日数等調整後は前年比1.8%減にとどまる 厚労省

 厚生労働省は12日の社会保障審議会・医療保険部会で、医療保険制度への新型コロナウイルス感染症の影響として、4-7月の医療費の動向を説明した。この中で、概算医療費の伸びは5月に前年同月比▲11.9%と底を打った後、6月は▲2.4%にとどまったが、7月は▲4.5%と減少幅は拡大し、診療種類別でもほぼ同様の傾向だとした。また、休日数等の調整後は、4月▲11.1%、5月▲12.6%、6月▲6.1%、7月▲1.8%で、「6-7月にかけて減少幅は縮小している」ことを示した(p5参照)(p17参照)。 概算医療...

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治療用アプリが国内初の保険適用、初回診療時に2万5400円分を算定(ニュース)

 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2020年11月11日の総会で、CureApp(東京・中央)のニコチン依存症を対象とした治療用アプリと一酸化炭素(CO)チェッカーの保険適用を了承した。12月1日に保険適用され、医療機関での処方が可能になる見込み。CureApp社長の佐竹晃太氏は「最初の風穴を開けた。意義深いと考えている」とコメントした。 CureAppの治療用アプリとCOチェッカー......

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[感染症] 新型コロナ、医療機関・職場・会食などクラスター多様化 厚労省

 厚生労働省は11日、第13回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。感染拡大の要因となるクラスターについては「地方都市の歓楽街に加え、会食や職場及び外国人コミュニティー、医療機関や福祉施設などにおける事例など多様化や地域への広がりがみられる」としている(p92参照)。 厚労省によると、4日時点の全国の入院者数は3,592人で、1週間前と比べて471人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は13.4%で、都道府県別では、沖縄(43.1%)が最も高く、以下...

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[先進医療] 先進医療B該当技術1件を了承 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は11日、先進医療合同会議(2020年9月3日)で「適」と評価された先進医療B該当技術1件を了承した。詳細は以下の通り。【先進医療B】●技術名:超急性期脳出血に対する遺伝子組換え活性型第VII因子投与/適応症など:非外傷性脳出血(発症後2時間以内)/申請医療機関:国立循環器病研究センター(国家戦略特区)(p17参照)・・・...

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[医薬品]新医薬品9成分21品目の薬価収載を了承 中医協・総会 厚労省

 中央社会保険医療協議会・総会は11日、新医薬品9成分21品目の薬価収載を了承した。薬価収載予定日は11月18日。詳細は以下の通り(p25参照)。●その他のホルモン剤(内用薬)/リベルサス錠3mg・同7mg・同14mg(セマグルチド[遺伝子組換え])/2型糖尿病/ノボ ノルディスク ファーマ/類似薬効比較方式(I)/有用性加算(II)5%・費用対効果評価(H1)/3mg1錠:143.20円、7mg1錠:334.20円、14mg1錠:501.30円●他に分類されない代謝性医薬品(内用薬)/エナロイ錠2...

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[診療報酬] 20年度診療報酬改定の結果検証の特別調査、12月に開始

 中央社会保険医療協議会は11日の総会で、2020年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査の調査票案を了承した。調査は12月中に医療機関や患者を対象に開始され、21年3月の総会でその結果が報告される(p75参照)。 この調査は、中医協の診療報酬改定結果検証部会で20年度改定の結果検証を行うための資料を得るのが目的。回答に伴う負担の軽減に留意し、自由記載を求める質問をできるだけ少なくする。 調査項目は、▽かかりつけ医機能などの外来医療に係る評価▽在宅医療と訪問看護に係る評価▽医療従事者の負担軽減、医師...

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[診療報酬] 21年度の薬価改定実施に反対を主張せず 中医協・総会で診療側

 中央社会保険医療協議会・総会は11日、2021年度薬価改定についての検討の進め方を議論し、厚生労働省が提案した薬価専門部会で検討することや、その際に関係業界から意見聴取することを了承した。診療側委員は、コロナ下で医療機関経営が厳しい状況にあることを踏まえて「慎重な検討」を求めたが、薬価改定の実施に反対はしなかった(p481参照)。 厚労省の提案は、骨太方針2020の記載を踏まえて、▽薬価専門部会で所要の検討を行う▽その際に、関係業界から意見聴取を行う-の2点。 これに対し、日本医師会常任理事の松・...

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[医療提供体制] 医療介護総合確保促進会議に基金交付状況など報告 厚労省

 厚生労働省は11日、医療介護総合確保促進会議に地域医療介護総合確保基金の執行状況や2019年度の交付状況などを報告した(p3参照)。構成員からは、医療と介護両面での課題として、人材確保のための予算が人材派遣会社に吸収されないようにすることなどが挙がった。また、基金の活用状況を分析する上で、実際の事業の内容やそれによる効果など厚労省のデータ開示が不十分であることなどの指摘もあった。 基金の交付状況(14-18年度累計)は国費ベースで、医療分の総額が3,032億円(基金全体では4,548億円)、執行(...

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[医療機器] 国内初、禁煙治療の補助アプリを保険適用へ 中医協が了承

 中央社会保険医療協議会は11日の総会で、CureApp(東京都中央区)が開発した禁煙治療の補助アプリケーションを保険適用することを了承した(p7参照)。保険収載は12月1日付。厚生労働省によると、治療用アプリの収載は国内で初めて。 販売名は「CureApp SCニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカー」。ニコチン依存症管理料を算定する患者に対し、医療機関がこのアプリと呼気一酸化炭素濃度測定器を用いて禁煙に関する総合的な指導や治療管理を行った場合、在宅振戦等刺激装置治療指導管理料の導入期加算を1回...

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悪夢による睡眠障害を軽減するApple Watch用アプリ、米FDAが認可(ニュース)

 米FDA(食品医薬品局)は2020年11月6日、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの悪夢による睡眠障害を軽減するApple Watch用のアプリ「NightWare」の販売を認可したと発表した。米NightWare社が開発した。 Apple Watchを装着した利用者の睡眠中の心拍数などを、NightWareのアルゴリズムで分析。悪夢を見ていると判断した場合、Apple Watchを振動させ......

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[医療提供体制] 21年度の献血推進計画案を公表 厚労省

 厚生労働省は10日、2021年度の献血の推進に関する計画案を公表した。前年度の計画に記載がなかった新興・再興感染症のまん延下の対応が盛り込まれている(p1参照)(p13参照)。 計画案では、新興・再興感染症のまん延下であっても、採血事業者は、医療需要に応じた血液製剤の安定供給を図るため「安心・安全な献血環境の保持と献血者への感染防止を図るとともに、様々な広報手段を用いて、献血への協力を呼びかける」と記載。また、国や都道府県、市町村は「採血事業者の取組を支援する」と明記している・・・...