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[医療提供体制] 患者申出療養の総括報告書の評価表を見直しへ 厚労省

 厚生労働省の患者申出療養評価会議は25日、臨床研究中核病院が作成した総括報告書の「評価表」について議論した(p43参照)(p45~p48参照)。患者申出療養として実施される医療技術の実施期間が終了し、同会議で保険収載に必要な事項等について審議する際の評価項目などを見直す。構成員からの指摘を踏まえ、次回会議で事務局が修正案を示す。 同会議では、患者申出療養制度を使って実施された医療技術について、実施期間が終了した際に臨床研究中核病院に対して総括報告書の提出を求め、保険収載に必要な事項などに・・・...

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[医療改革] 医療提供体制の整備に感染症対応の視点 全世代型社会保障

 政府の全世代型社会保障検討会議は25日、感染症への対応の視点も含めて持続可能な医療提供体制の整備を進めることなどを盛り込んだ「第2次中間報告」を取りまとめた(p10参照)。新型コロナウイルスの感染拡大によって生じた課題に対応するための視点で、一部の構成員から、感染患者を受け入れている公立・公的病院の役割を踏まえ、地域医療構想の実現に向けた議論が必要だとの意見が出た。 第2次中間報告では、医療に関して、2019年12月にまとめた1回目の中間報告で示された方向性や進め方に沿ってさらに検討を進め、20・...

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[介護] 特定処遇改善加算、4割が未請求 社保審・介護給付費分科会

 厚生労働省は25日の社会保障審議会・介護給付費分科会に、「介護人材の確保・介護現場の革新」をテーマに議論を求めた。2019年10月にスタートした「介護職員等特定処遇改善加算」(特定処遇改善加算)の請求が6割に届かなかったなどの集計結果が示され、委員からは広く算定が行われるように阻害要因を分析するなどの意見が出た(p175参照)。 21年度介護報酬改定に向けて、同分科会では横断的なテーマから議論を進めている。この日の議論では、介護人材の確保・介護現場の革新をテーマに、(1)人材の確保・育成、職場へ・...

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[医療提供体制] エヌトレクチニブの適応外使用了承 患者申出療養評価会議

 厚生労働省の患者申出療養評価会議は25日、「ROS1融合遺伝子陽性進行性小児脳腫瘍に対するエヌトレクチニブ経口投与に関する患者申出療養」を了承した(p2参照)。有効な治療法が確立されておらず、頻度が極めて低いROS1融合遺伝子陽性の小児脳腫瘍患者に対する効果を期待するもの。同日の会議では、構成員から患者負担を軽減する仕組みについて問題提起があった。 了承された内容は、「遺伝子パネル検査において、ROS1融合遺伝子陽性が判明した15歳以下の局所進行脳腫瘍患者」に対してエヌトレクチニブ(ROS1融合遺...

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[医薬品] オキシトシン添付文書に連続的なモニタリング追記 改訂を指示

 厚生労働省は25日、医療用医薬品の添付文書(使用上の注意)改訂の指示を出した。改訂の対象となった医薬品は以下の通り(p1参照)。〔オキシトシン〕商品名はアトニン−O注1単位など。子宮収縮の誘発、促進並びに子宮出血の治療の目的で、分娩誘発、微弱陣痛、弛緩出血、胎盤娩出前後、子宮復古不全、帝王切開術(胎児の娩出後)、流産、人工妊娠中の場合に使用する。「警告」の項に、「分娩監視装置を用いて母体および胎児の状態を連続モニタリングできる設備を有する医療施設において、分娩の管理についての十分・・・...

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人肌で自己粘着性を発現するシート、三井化学が開発(ニュース)

 三井化学は、人肌で温めると自己粘着性を発現するシート「体温感知自己粘着性シート」を開発し、サンプル提供を開始した(図1、ニュースリリース)。糊を使わずにシート同士が引っ付くため、接着面に糊が残らず、何度も繰り返して使用できる。 ポリオレフィン系の素材で、同社の形状記憶シート「HUMOFIT」(ヒューモフィット)の姉妹品に当たる(関連記事)。人肌に限らず周囲温度に反応し、ガラス転移点である28℃を......

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[人口] 人口動態統計月報 19年12月分 厚労省

 厚生労働省は6月24日、2019年12月分の「人口動態統計月報(概数)」を公表した。詳細は以下の通り。●人口動態:▽出生数/7万5,818人(前年同月比3.4%減・2,656人減)▽死亡数/12万8,806人(2.7%増・3,435人増)▽自然増減数/5万2,988人の減少(6,091人減)(p6参照)●死因別死亡数の上位3位:▽悪性新生物(がんや肉腫などの悪性腫瘍)/3万3,113人▽心疾患(高血圧性を除く)/2万536人▽老衰/1万1,975人(p18~p20参照)・・・...

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[健康] ねんりんピック岐阜大会、コロナの影響で開催1年延期 厚労省が発表

 2020年度の全国健康福祉祭(ねんりんピック、開催地・岐阜県)が延期されることになった。厚生労働省が24日に公表した。同省は「新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ、参加者の十分な安全を確保することが困難であると判断した」と説明している。 ねんりんピック岐阜2020実行委員会事務局は同日、10月31日から11月3日まで開催を予定していた大会について、会期を21年10月30日から11月2日までとする日程を公表した。21年度大会の競技種目や会場地については、「本年開催計画をベースに、今後、種目大会を...

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[診療報酬] オンライン診療料の算定136回、19年6月審査分 診療行為別統計

 通常の診療報酬改定がなかった2019年の6月審査分の診療報酬明細書(レセプト)で、オンライン診療料が全国で136回しか算定されていなかったことが、厚生労働省の社会医療診療行為別統計で分かった。この診療料が新設された直後の前年同月の算定は65回だった。入院では、従来の7対1入院基本料に相当する急性期一般入院料1の算定が92万6,639回で、2.6%減少した。 オンライン診療料のほか、入院以外の主な診療報酬の算定は、中小病院や診療所の「かかりつけ医機能」を評価する地域包括診療料1が5,673回(11....

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[診療報酬] 病院の院外処方率は79.5%、全体で76.6% 19年診療行為別統計

 厚生労働省が24日に公表した2019年の社会医療診療行為別統計によると、医薬分業率を示す院外処方率は、病院が79.5%となった。19年6月審査分の結果で、診療所は75.7%、病院・診療所の全体では76.6%(p12参照)。 院外処方率は、処方箋料の算定回数を処方料の算定回数と処方箋料の算定回数の合計で割ったもの。社会医療診療行為別統計は、全国の医療機関から提出されたレセプトの6月審査分の結果を集計・分析している。 病院の院外処方率は79.5%。最近の増加の状況を見ると、16年1.2ポイント、17年...

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[感染症] 風しん新規報告数1人、累計患者数79人に 疫学情報・第24週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは23日、「風しんに関する疫学情報:2020年第24週(6月8日-6月14日)」を公表した。それによると、新規報告された患者数は長野県から1人、第1週からの累積患者報告数は前週から2人増加し79人となった(遅れ報告含む)。なお、18日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1~p2参照)。 5人以上の累積報告数が報告されている都道府県は、東京都(20人)、神奈川県(7人)、愛知県(7人)、兵庫県(7人)、千葉県(5人)、大阪府(5人)の1都1府4県。東北...

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[医療改革] オンライン資格確認導入へ、支援基金サイトを7月開設 厚労省

 厚生労働省は7月初旬、オンライン資格確認の導入に向けた医療機関や薬局でのシステムの整備などを支援する「基金」のポータルサイトを開設する。サイトでは、顔認証付きカードリーダーの申し込みやオンライン資格確認の利用申請、基金の補助申請の受け付けを順次開始する予定。 オンライン資格確認は、2021年3月にスタートする(p1参照)。これによって、医療機関や薬局では、マイナンバーカードのICチップや健康保険証の記号番号などによって患者の資格情報を自動で取得できるようになるほか、過去の特定健診情報などの・・・...