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[感染症] 咽頭結膜熱、感染性胃腸炎が3週連続で増加 感染症週報

 国立感染症研究所は29日、「感染症週報 第45週(11月8日-11月14日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り(p6参照)(p34~p36参照)。▽インフルエンザ/0.01(前週0.00)/第42週以降増加が続いている▽RSウイルス感染症/0.25(0.25)/前週から横ばい▽咽頭結膜熱/0.15(0.12)/3週連続で増加▽A群溶血性レンサ球菌咽頭炎/0.54(0.51)/前週から増加▽感染性胃腸炎/3.21(2.67)/3週連続で増加▽手足口病/1.39(...

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[感染症] オミクロン株の発生踏まえたサーベイランス体制の強化を 厚労省

 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、B.1.1.529系統の変異株(オミクロン株)の発生を踏まえたサーベイランス体制の強化に関する事務連絡(11月28日付)を都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した。オミクロン株の発生や変異株の動向を監視するため、自治体主体の全ゲノム解析について、できる限り多くの検体の解析を行うよう求めている(p1参照)。 事務連絡では、国立感染症研究所によるオミクロン株のリスク評価が公表され、「懸念される変異株」に指定されたことを取り上げ、都道・・...

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[がん対策] HPVワクチンの積極的な勧奨再開、22年4月に 厚労省が通知

 子宮頸がんを予防するHPVワクチンの定期接種について、厚生労働省は2022年4月に積極的な勧奨を再開することを都道府県などに通知した。必要な準備を整えた上で、基本的には同月から順次勧奨を行うよう求めており、それよりも早く準備が整えば、前倒しの勧奨も可能だとした(p2参照)。医療機関に対しては、接種のために対象者などが受診した場合にはワクチンの有効性や安全性などを十分に説明し、対象者などが希望すれば実施するよう引き続き求めている(p3参照)。 厚労省は、HPVワクチンの個別の勧奨について「標・・・...

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[がん対策] 院内がん登録実施病院から約104万例のデータを集計 国がん

 国立がん研究センターは26日、国が指定する「がん診療連携拠点病院等」を含んだ院内がん登録実施病院の合計863施設から104万379例のデータを集計し「院内がん登録2020年全国集計報告書」として公表した(p1参照)。 集計対象でデータを提供したのは、▽がん診療連携拠点病院等/450施設▽小児がん拠点病院/6施設▽都道府県推薦病院/349施設▽任意でデータを提出した病院/58施設-の計863施設。集計対象例は、20年1月1日-12月31日までの1年間にがんと診断または治療された例で「新規のがんの約7...

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[診療報酬] 調剤料、対人業務評価部分を切り離す方向性を提案 厚労省

 厚生労働省は26日の中央社会保険医療協議会・総会に、調剤報酬で対物業務評価の中心と見られている調剤料について、業務内容を、(1)患者情報等の分析・評価(2)処方内容の薬学的分析(3)調剤設計(4)薬剤の調製・取りそろえ(5)最終監査(6)調剤録の作成-に区分した上で、(1)-(3)は「対人業務的な要素を含んでいる」として調剤料評価から切り離す方向の論点を提示し(p118参照)、診療側が支持した。支払側は、調剤基本料や薬学管理料で評価されている部分もあるとし、議論が必要との姿勢。 調剤報酬につい・・...

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[診療報酬] 訪問看護ターミナルケア療養費、ルール見直しへ 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会が26日に開いた総会では、終末期の退院患者の在宅看取り支援を評価する訪問看護ターミナルケア療養費の算定要件のうち、訪問回数のルールを2022年度の診療報酬改定で見直すことで一致した。 この療養費を算定するには、患者が亡くなる日とその前の14日間の計15日間に訪問看護基本療養費(または精神科訪問看護基本療養費)を2回以上算定する必要があるが、現在は退院当日に訪問しても訪問看護基本療養費の算定が認められていない。このため、例えば退院当日と翌日に訪問し、その直後に患者が亡くなる・・...

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[診療報酬] 外来の医療内容などのデータ提出への評価を提案 厚労省

 厚生労働省は26日、診療した患者の病態や医療内容などに係るデータを提出した医療機関への評価の在り方について、中央社会保険医療協議会・総会で論点として示した(p69参照)。外来・在宅医療、リハビリテーションなどの機能や役割を適切に分析するため、2022年度の診療報酬改定での評価を想定した提案だが、診療側は慎重な検討を求めた。 現在の診療報酬の仕組みでは、病院が患者のデータを厚生労働省に提出した場合にデータ提出加算を算定できる。これまでの累次の診療報酬改定では、その加算の届出を要件とする入院・・・...

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[予算] 看護・介護職などの収入増で1,665億円を計上 21年度補正予算案

 政府は26日の臨時閣議で、新たな経済対策のための2021年度補正予算案を決定した。厚生労働省分として、看護や介護などの分野で働く人の収入の引き上げで1,665億円を計上(p11参照)。また、新型コロナウイルス感染症の緊急包括支援交付金に2兆1,033億円を充てる(p5参照)。 このほかの厚労省分は、▽新型コロナワクチンの接種体制の確保に1兆3,879億円(p5参照)▽治療薬の実用化の支援や供給の確保に6,075億円(p5参照)▽ワクチンの開発支援で2,562億円(p8参照)▽マスクやガウンなどの医...

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[インフル] 全国報告数19人、前年比4人減 インフルエンザ・第46週

 厚生労働省は26日、2021年第46週(11月15日-11月21日)の「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は19人、前年同期と比べ4人減少となった。都道府県別では、11都道府県より報告があった。定点報告と全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告の詳細は以下の通り。●第46週発生状況(p1参照)(p6参照)▽全国の定点当たり報告数:0.00(前年同期0.00)▽全国の報告患者数:19人(23人)▽都道府県別定点当たりの報告数(3人以上):京都府/5人、広島県...

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[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 11月29日-12月4日

 来週11月29日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。 (新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)11月29日(月)13:00-15:00 第19回 オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会14:00-16:00 第122回 社会保障審議会 障害者部会15:00-16:30 第83回 社会保障審議会 医療部会17:00-19:00 第5回 外来機能報告等に関するワーキンググループ11月30日(火)未定 閣議1...

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仙台放送が脳体操アプリをJ:COM LINK向けに提供、テレビでの脳トレを可能に(ニュース)

 仙台放送は2021年11月25日、JCOMが展開する4Kチューナー「J:COM LINK」向けのサービスとして、東北大学加齢医学研究所と共同開発した「テレビいきいき脳体操アプリ」の提供を同日に開始すると発表した。 今回、提供を開始した脳体操アプリには、「運転技能向上トレーニング・アプリ」が搭載されている。J:COM LINKを設置している契約者は、各家庭のテレビとリモコンを用いて、テレビの画面で......

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[人口] 人口動態統計速報 21年9月分 厚労省

 厚生労働省は11月25日、2021年9月分の「人口動態統計速報」を公表した。詳細は以下の通り(p2参照)。▽出生数/7万5,489人(前年同月比0.5%減・354人減)▽死亡数/11万5,706人(7.7%増・8,238人増)▽自然増減数/4万217人の減少(8,592人減)▽婚姻件数/3万287件(8.5%減・2,826件減)▽離婚件数/1万4,373件(8.0%減・1,243件減)・・・...

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[感染症] 12月1日から基本的対策徹底期間、コロナ感染防止に協力を 東京都

 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は25日、「基本的対策徹底期間における対応」を発表した。新型コロナウイルス感染症の再拡大を防止する狙いがある。 対応の期間は、12月1日から都が「レベル1」の状況(安定的に一般医療が確保され、新型コロナウイルス感染症に対し医療が対応できている状況)にあるまでの間で、都民と事業者に感染防止に関する協力を依頼する(p2参照)。 具体的には、都民に対し、▽「三つの密」の回避▽人と人との距離の確保▽マスクの着用▽手指衛生-といった基本的な感染防止策を徹底すること・・・...

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[医療改革] メリハリのある診療報酬改定で国民負担の軽減を 岸田首相

 岸田文雄首相は25日の経済財政諮問会議で、メリハリのある診療報酬改定や効率的な医療提供体制の整備などを着実に進め、国民負担の軽減を目指す考えを示した。人口のボリュームが大きい団塊世代の人たちが2022年から75歳以上になり始めることを踏まえた発言。民間議員は、22年度診療報酬改定で本体部分に踏み込んだ見直しの必要性を主張した(p2参照)。 諮問会議はこの日、経済・財政一体改革で政府が重点課題に位置付ける社会保障改革について議論した。サントリーホールディングス・新浪剛史社長などの民間議員は、診・・・...

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[医療提供体制] 東京都、通常医療との両立が安定的に可能な状況

 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第70回)が25日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、入院患者数について、前回(17日時点)の102人から24日時点で72人に減少したことを指摘。「確保病床への転用等により救急患者の受入れ体制は未だ影響を受けているものの、通常医療との両立が安定的に可能な状況にあると思われる」としている(p9参照)。 コメント・意見では、新規陽性者数の7日間平均について「24日時点で約14人/日と、6週間連続して50人を下回って...

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[医療提供体制] コロナ医療提供体制を助言の戦略ボードを設置へ 東京都

 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は25日、「新型コロナウイルス感染症医療体制戦略ボード」を12月1日に設置すると発表した。構成員は9人で、設置の目的については「新型コロナウイルス感染症に係る全般的な医療提供体制について助言を得るため」としている。 対策本部は、新型コロナウイルス感染症対策を含む医療体制整備に関する調整などについて知事を補佐する「医療体制戦略監」を12月1日に設置することも明らかにしており、「東京都の医療提供体制の確保に向けた、東京iCDC専門家ボード及び新型コロナウイルス感・...

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診療データのAI分析で肺炎入院患者の経過を予測、富士フイルムと名古屋大(ニュース)

 富士フイルムと名古屋大学医学部付属病院は2021年11月22日、院内の診療データを基に、AI(人工知能)技術を用いて、肺炎入院患者の経過を高精度に予測する技術の開発に成功したと発表した。富士フイルムは今後、本技術の実用化を目指す。患者一人ひとりの状況に応じた診療計画の策定や、限られた医療リソースの適切な配分に生かせる可能性がある。 今回の共同研究では、富士フイルムの医療機関向け総合診療支援プラッ......