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[医療提供体制] 公立病院に財政措置、改革プラン策定は要件とせず 総務省
総務省は、2020年夏ごろを予定していた新公立病院改革ガイドライン(指針)の改定の時期などを改めて示すことを都道府県などに通知した。また、不採算地区の中核的な公立病院への20年度の財政措置について、改定指針に基づく改革プラン策定を要件としないことも明らかにした(p2参照)。 これらの対応は、地域医療構想を実現させるため、厚生労働省が対象の公立・公的医療機関に要請している「具体的対応方針」の再検証などの期限を、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期したことなどを踏まえたもの。 通知では、・・・...
[医療提供体制] 病院の人材紹介会社利用状況の調査結果公表 福祉医療機構
福祉医療機構は5日、病院の人材紹介会社利用状況に関する調査結果を公表した。2018年度における職種別にかかった手数料などを分析しており、医師採用の場合、その平均は351.7万円だった。また、人材紹介会社の利用率が77.6%で最も高い看護師は平均76.0万円(p9参照)。同機構は病院に対して、人材紹介会社との契約内容を調査結果と照合し、保証期間の見直しなどの折衝に活用するよう促している(p23参照)。 調査は全日本病院協会、日本医療法人協会と共同で実施。18年度の人材紹介会社の利用状況について、全国...
[医療提供体制] 通所支援の報酬体系に「医療的ケア児」の区分を 厚労省
厚生労働省は、5日に開かれた第16回障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(オンライン会議)で、医療的ケア児に関して、現行の障害児通所支援の報酬体系における「重症心身障害児」と「それ以外」の区分に加え、「重心以外の医療的ケア児を直接評価する判定基準案を活用して『医療的ケア児』の区分を創設してはどうか」と提案した(p96参照)。 厚労省は「医療的ケア児数は年々増加しており、直近10年で約2倍となり約2万人となっている」と指摘。人工呼吸器を装着している児童数についても「直近7年で約2,000人から4,6...
[医薬品] 「日本薬局方」に元素不純物の規定を明記へ 薬食審・部会が了承
薬事・食品衛生審議会の日本薬局方部会は5日の会合で、医薬品の規格基準書である「日本薬局方」(日局)の第十八改正案を了承した。通則に、元素不純物に係る規定を新たに設けるなどの見直しで(p13参照)、収載総数は2,033品目に増える。厚生労働省は、速やかに関連のパブリックコメントの募集を開始し、年内に開催予定の薬事分科会で審議する予定。 案によると、日局十八の通則に「医薬品の元素不純物ガイドライン」(ICH Q3D)に基づく元素不純物に係る規定を設ける。また、これまでは「2007年国際原子量表」による...
[経営] 医療・福祉の新規求人数は18万4,712人 一般職業紹介状況・厚労省
厚生労働省は2日、「一般職業紹介状況」(2020年8月分)を公表した。詳細は以下の通り。●有効求人倍率(季節調整値):1.04倍(前月比0.04ポイント減)(p1~p2参照)●新規求人倍率(季節調整値):1.82倍(前月比0.10ポイント増)(p1~p2参照)●産業別(医療・福祉)新規求人状況(p5参照)▽全体/18万4,712人(対前年同月比16.0%減)、うちパートタイム・8万6,377人(14.7%減)▽医療業/5万5,726人(23.3%減)、うちパートタイム・2万1,221人(24.5%...
[経営] 医療・福祉分野の就業者数は861万人 労働力調査8月分・総務省
総務省は2日、2020年8月分の「労働力調査」を発表した。詳細は以下の通り(完全失業者数以下はすべて産業全体の数値)(p1参照)。●就業者数▽産業全体/6,676万人(前年同月比75万人減)▽医療・福祉/861万人(10万人増)●完全失業者数:206万人(49万人増)●非労働力人口:4,188万人(11万人増)●完全失業率(季節調整値):3.0%(対前月比0.1ポイント増)・・・...
[医療提供体制] 医療情報システムの安全管理ガイドラインの改定案を公表
厚生労働省は2日、医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.1版の案を公表した。第5版(2017年5月)を改定したもので、「リスク分析」の項目に「組織が管理しない機器やソフトウェア、サービスの利用を禁止することが求められる」と追記している(p237参照)。 「リスク分析」の項目では、想定される脅威として、▽医療情報システムに格納されている電子データ▽入力の際に用いたメモ・原稿・検査データ等▽個人情報等のデータを格納したノートパソコン等の情報端末▽データを格納した可搬媒体等▽参照表示した端...
[感染症] 鼻腔検体採取、マスクなどでコロナ感染防御の徹底を 厚労省
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の検査で用いる鼻腔拭い液の検体を採取する際の留意点などを都道府県などに事務連絡した。医療従事者が患者から拭い取る時には一定の曝露があるため、フェイスシールドやサージカルマスク、手袋、ガウンなどの装着によって感染を防ぐよう求めている(p2参照)。 採取のポイントとして、スワブ(綿棒)を患者の鼻孔から約2cm挿入した後、5回程度回転させて十分湿らせることも挙げている(p2参照)。 被検者自身が拭う場合には、鼻出血が起こりやすい部位である点にも配慮し、・・・...
[インフル] 定点当たり報告数は2週連続で0.00 インフルエンザ発生状況
厚生労働省は2日、2020年第39週(9月21日-9月27日)の「インフルエンザの発生状況」を公表した。詳細は以下の通り。なお、全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告(第4報)の患者数、休校・学年閉鎖・学級閉鎖施設数は前週同様に「0」だった。●定点報告(p2参照)(p6参照)▽定点当たり報告数(全国):0.00(前年同期0.92)▽報告患者数(全国):7人(4,543人)▽都道府県別定点当たりの報告数:北海道/1人、新潟県/1人、和歌山県/2人、高知県/1人、沖縄県/2...
[医療提供体制] 精神科救急情報センターの設置状況など調査 厚労省が提案
厚生労働省は、2日に開かれた精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会の第2回精神科救急医療体制整備に係るワーキンググループの会合で、都道府県や指定都市に対し、24時間精神医療相談窓口や精神科救急情報センターなどに関する調査を行うことを提案した(p14参照)。 第1回ワーキンググループ(8月28日開催)では、地域における相談体制について「精神科救急情報センターと24時間精神医療相談窓口により相談体制については充実を図っているが、実施要綱上両者の機能が似通うところがある」といっ・・・...
[感染症] 新型コロナ病原体検査の指針の第1版を公表 厚労省
厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針」の第1版を公表した。医師が自身の判断によりさまざまな状況下で検査をすることを想定し、各種方法の意義や状況に応じた検査の考え方などを盛り込んでいる。 指針は、国立感染症研究所や国立国際医療研究センターなどの関係者が共同で策定したもので、国内での新型コロナに関する検査を円滑に実施するのが目的(p2参照)。 それによると、新型コロナの感染を調べるには現在、核酸検出検査(リアルタイムPCR、LAMP法等)や抗原検査、抗体検査の方・...
[健康] 10日の世界メンタルヘルスデーに東京タワーをライトアップ 厚労省
厚生労働省は2日、10日の世界メンタルヘルスデーに合わせ、東京タワーのライトアップ点灯式を同日に実施すると発表した。点灯式の様子をYouTubeでライブ配信する予定(p1参照)。 厚労省によると、脳・心に起因する疾患やメンタルヘルスへの理解を深めることなどを目的とした運動のシンボル「シルバーリボン」にちなみ、10日午後6時から11日午前零時までの一夜に限り、東京タワーを銀色にライトアップする(p1参照)。 点灯式には、田村憲久厚労相、日本サッカー協会の田嶋幸三会長、国立精神・神経医療研究センタ・・...
[感染症] A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増加 感染症週報・第38週
国立感染症研究所は2日、「感染症週報 第38週(9月14日-9月20日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り(p6参照)(p25~p27参照)。▽インフルエンザ/0.00(前週0.00)/第35週以降増加が続いている▽RSウイルス感染症/0.07(0.05)/前週から増加▽咽頭結膜熱/0.17(0.17)/前週から増加▽A群溶血性レンサ球菌咽頭炎/0.63(0.56)/前週から増加▽感染性胃腸炎/1.84(1.88)/2週連続で減少▽手足口病/0.12(0.14...
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 10月5日-10月10日
来週10月5日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。(新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)10月5日(月)14:00-16:00 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会15:00-17:00 第16回 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(オンライン会議)10月6日(火)未定 閣議14:00-16:00 第1回 厚生科学審議会科学技術部会 ヒト受精胚研究に関する審査専門委員会10月8日(木)13:00-15:00 第54回 厚...