
[医療提供体制] アルツハイマー薬開発へ核酸医薬品の脳への送達研究
東京理科大学大学院薬学研究科薬科学専攻の吉岡志剛氏などの研究グループは16日、核酸医薬品の一種であるコレステロール結合ヘテロ二本鎖オリゴヌクレオチド(Chol-HDO)のマウスとラットを用いた実験結果を発表した。脳への効率的な伝達を確認でき、アルツハイマー病などの脳疾患に対する医薬品開発への応用を期待できるとした。 核酸医薬品であり、特定の遺伝子の発現を調節することでたんぱく質の生成を制御するアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)とその相補的RNAから構成されるのがヘテロ二本鎖オリゴヌクレオチド...