厚労省コロナ感染者管理システムが検疫と連携、外国人感染者を捕捉可能に(ニュース)
厚生労働省は開発した新型コロナウイルス感染者管理システムで、入国した外国人感染者を捕捉する仕組みを新たに追加する。同システムに、パスポート番号を入力する機能を追加する改修を行い、1月下旬から利用を開始する。 2021年1月13日に開催した新型コロナ対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」のワーキンググループで提案し了承された。現状、医療機関などで新型コロナと診断されると、「新型コロナウイ......
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厚生労働省は開発した新型コロナウイルス感染者管理システムで、入国した外国人感染者を捕捉する仕組みを新たに追加する。同システムに、パスポート番号を入力する機能を追加する改修を行い、1月下旬から利用を開始する。 2021年1月13日に開催した新型コロナ対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」のワーキンググループで提案し了承された。現状、医療機関などで新型コロナと診断されると、「新型コロナウイ......
厚生労働省はこのほど、2019年の「介護サービス施設・事業所調査の概況」を公表した。訪問介護事業所が大幅に減少し、18年と比べて286カ所減った。調査対象の施設や事業所のうち、最も増加数が多い訪問看護ステーションは1万1,580カ所となった(p6参照)。 調査は、全国の介護サービスの提供体制や提供内容について把握するためのもの。厚労省が毎年10月1日時点の状況を公表している。 それによると、居宅サービス事業所のうち最も事業所数が多かったのは訪問介護の3万4,825カ所で、前年調査と比べて0.8%減...
日医工(富山市)はこのほど、降圧剤のアムロジピン錠10mg「日医工」など38品目の自主回収を始めた。承認書に記載された試験方法と異なる方法で試験を実施していたことが確認されるなど、何らかの不備が判明したため。 同社や医薬品医療機器総合機構(PMDA)によると、38品目のうち、アムロジピン錠10mg「日医工」については、再試験で適合とされたものについて再試験の実施に至る検証が行われていないことが確認された。 この不備により、有効成分であるアムロジピンベシル酸塩の含量が承認規格の下限を下回り、有効性の...
マイナンバーカードの保険証利用として、厚生労働省は、オンライン資格確認の2021年3月からの運用開始に向け、3月末までに6割の医療機関・薬局への顔認証付きカードリーダーの導入を目指している。しかし、1月3日時点の導入申し込みは21.4%にとどまっている。厚労省は、医療関係団体の会長に直接働き掛け、また、全医療機関・薬局にリーフレットの再送付などを行う(p5参照)。 厚労省は13日の社会保障審議会・医療保険部会で、データヘルス改革の進捗状況として、オンライン資格確認のシステム導入準備状況を説明した・...
厚生労働省は13日、第21回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。急速に感染者数が増加している自治体では、入院調整が困難となったり、高齢者施設などの中で入院を待機せざるを得ない例も増えていることを指摘。「新型コロナの診療と通常の医療との両立が困難な状況が拡大しつつあり、新規感染者数の増加に伴い、通常であれば受診できる医療を受けることができない事態も生じ始めている」と説明している(p150参照)。 厚労省によると、6日時点の全国の入院者数は1万3,082・・...
新型コロナウイルスの感染者の受け入れ病床が逼迫する中、確保病床の選択肢を広げようと、厚生労働省は13日、都道府県に受け入れ病床として割り当てられた療養病床を病床確保料の対象に加えるとする事務連絡を都道府県に出した。重症・中等症の患者を受け入れて、酸素投与・呼吸モニタリングなどを行える場合は病床確保料として1床当たり1日4万1,000円、それ以外の病床は1日1万6,000円を補助する(p1参照)。 また、感染者を受け入れるため、ほかの療養病床を休止する場合も1床当たり1日1万6,000円を補助する・...
厚生労働省は13日、都道府県から受け入れ病床として割り当てられた療養病床に、医療機関が新型コロナウイルスの感染患者を入院させた場合、一般病床と見なして、一般病棟入院基本料のうち特別入院基本料を算定しても差し支えないとする事務連絡を都道府県などへ出した(p2参照)。 これは、新型コロナの感染が拡大している状況を踏まえた診療報酬上の臨時的な取り扱いで、感染患者の受け入れ病床の増加につなげたい考え。 同省はこれまで、さまざまな臨時的な措置を講じている。8日付の事務連絡では、地域包括ケア病棟・・・...
厚生労働省は、不妊治療としての体外受精の約80%を占める凍結胚移植の費用が、最小値21万円で最大値98万円、中央値は43万-58万円であることを明らかにした。また、新鮮胚移植の費用は、最小値16万円で最大値89万円、中央値は37万-51万円となっている(p59参照)。3月末に公表する予定の実態調査結果の速報値として、13日の中央社会保険医療協議会・総会に報告した。 実態調査は、2020年10月30日から11月19日まで、日本産科婦人科学会に不妊治療実施機関として登録されている622施設を対象に実施...
2年ごとの医療経済実態調査の実施方法などを議論する中央社会保険医療協議会の調査実施小委員会が13日開かれ、厚生労働省は、2022年度の診療報酬改定の参考にするために行う調査での項目の見直しを提案した。新型コロナウイルスの感染拡大に配慮して、比較的影響が少ないと思われる月を21年6月までからピックアップし、単月での損益も可能な範囲で調べるという内容(p24参照)。ただ、医療現場の負担増や有効回答率の低下を懸念し、慎重な対応を求める声が診療側から相次ぎ、引き続き検討することになった。 厚労省はこ・・・...
厚生労働省は13日、2022年の夏ごろに運用が始まる電子処方箋システムについて、全ての機能が稼働する翌年度以降の運用・保守費が年間で9.8億円になるとの試算結果を社会保障審議会・医療保険部会に示した(p39参照)。また、健康保険に加入する全ての被保険者にこの費用を負担してもらうことを提案したが、この新たな仕組みによって医療費の削減がどれくらい見込めるかの概算を出すよう求める声や、公費での負担を検討すべきだといった意見が出た。 電子処方箋システムは、社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険中央会・・・...
厚生労働省は13日の中央社会保険医療協議会・総会に、不妊治療の保険適用について、政府の方針を受けて社会保障審議会・医療保険部会がまとめた「議論の整理」を報告した。議論では、政府の工程表に記載されている保険外併用療養についての厚労省の考え方が問われ、厚労省は、保険適用となるものと外れるものが考えられ、外れるものは保険外併用療養を含めて議論すると答えた(p51参照)。 不妊治療の保険適用は、菅内閣の基本方針の中に位置付けられ、2020年12月15日に閣議決定された全世代型社会保障改革の方針で、21・・...
社会保障審議会・介護給付費分科会は13日、2021年度介護報酬改定における介護サービスの人員、設備、運営基準などを定める省令改正に関して、田村憲久厚生労働相からの諮問を了承した(p3参照)。社保審としての答申を経て、厚労省が改正基準省令を公布する。 この日の会合では、田村厚労相が社保審に対して行った諮問内容について厚労省が同分科会に説明した。次回の分科会では、単位数や算定要件を含めた介護報酬改定案が示される予定。省令改正と同様に厚労相から諮問され、分科会の了承を経て社保審から答申される。・・・...
中央社会保険医療協議会13日、中間年として初となる2021年度薬価改定の薬価算定基準の見直しを薬価専門部会で了承、その後の総会でも了承した。20年12月18日の総会で了承していた「薬価改定の骨子」の内容を踏まえ、薬価算定の基準を改正するもので、議論なしで了承となった(p60参照)。 21年度薬価改定は、平均乖離率8.0%の0.625倍(8分の5)となる乖離率5.0%を超える「価格乖離の大きな品目」を対象とする。 一方、今回の平均乖離率8.0%は、20年度薬価改定から約半年後の20年9月の状況だが、...
厚生労働省はこのほど、2020年8月分の「人口動態統計月報(概数)」を公表した。詳細は以下の通り。●人口動態(p5参照)▽出生数/7万2,986人(前年同月比3.6%減・2,746人減)▽死亡数/11万646人(0.2%増・171人増)▽自然増減数/3万7,660人の減少(2,917人減)●死因別死亡数の上位3位(p12~p15参照)▽悪性新生物(がんや肉腫などの悪性腫瘍)/3万1,907人▽心疾患(高血圧性を除く)/1万5,729人▽老衰/1万372人・・・...
厚生労働省は12日、2020年第53週(12月28日-1月3日)の「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は前週と同じく69人となった。前年同期と比べ6万4,484人減と大幅な減少が続いている(p2参照)。なお、全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告(第18報)によると、今週の患者数、休校・学年閉鎖・学級閉鎖施設数は第45週から連続して「0」となった(p4参照)。●定点報告(p2参照)(p6参照)▽定点当たり報告数(全国):0.01(前年同期13.93)▽報...
厚生労働省は12日、保険医療機関などに対する指導・監査の2019年度の実施状況を公表した。保険医療機関などの指定取消は、指定取消相当を含め医科7件、歯科11件、薬局3件で合計21件、保険医などの登録取消は、登録取消相当を含め医師6人、歯科医師9人、薬剤師0人で合計15人、返還金額は108億7,355万円だった(p1参照)。 19年度の指導は、保険医療機関などに対する個別指導が医科、歯科、薬局の合計で4,715件、新規個別指導が5,711件、集団的個別指導が1万3,158件だった。 適時調査は3,5...
国立感染症研究所・感染症疫学センターは12日、「風しんに関する疫学情報:2021年1月5日現在、第52週(12月21日-12月27日)」を公表した。それによると、新規報告された患者数は0人だった。遅れ報告もなかったため、累積患者報告数は前週から増減なく100人となった。なお、1月6日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...
NECは複数社の大腸内視鏡に適用可能なAI診断支援ソフトウエア「WISE VISION 内視鏡画像解析 AI」を2021年1月12日から日本で販売する。国立がん研究センターと共同開発した。ソフトウエアは2020年11月30日に日本で医療機器として承認を取得し、12月24日に欧州の医療機器の基準であるCEマークの要件を満たした。NECは近く欧州でも販売を開始する予定だ。 開発したソフトウエアは、大......
国立感染症研究所は10日、ブラジルからの帰国者から検出された新型コロナウイルスの新規変異株に関する見解などをホームページに掲載した。この変異株に関しては、「遺伝子の配列に関する情報に限られており、感染性や病原性、検査法やワクチンへの影響等は現時点では判断が困難」などとしている(p1参照)。 同研究所は、感染性の増加が懸念される変異株と共通する変異を一部に有する新たな変異株が、ブラジルからの帰国者から検出されたことを説明。具体的には、この新規変異株は「B.1.1.248系統」に属し、スパイクタ・・・...
厚生労働省はこのほど、2020年9月分の「病院報告(概数)」を公表した。病院の詳細なデータは以下の通り(p1参照)。●平均在院日数▽全病床平均/27.8日(前月比0.0日減)▽一般病床/16.1日(0.0日増)▽療養病床/134.7日(5.6日減)▽介護療養病床/314.6日(4.2日減)▽精神病床/267.7日(11.5日減)▽結核病床/56.8日(8.6日増)●1日平均患者数▽在院患者数/115万9,073人(1,486人増)▽外来患者数/122万9,076人(7万4,621人増)●月末病床利...
総務省は8日、2020年11月分の「家計調査報告」を公表した。詳細は以下の通り。●1世帯当たりの消費支出(p1~p2参照)▽全体/27万8,718円(前年同月比:名目0.0%増、実質1.1%増)、2カ月連続の実質増加▽保健医療関連/1万5,135円(名目2.4%増、実質2.9%増)、2カ月連続の実質増加●勤労者世帯の1世帯当たりの実収入:47万3,294円(名目0.5%減、実質0.6%増)、11カ月連続の実質増加(p3参照)・・・...