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[医療提供体制] 花粉症患者に糖尿病治療薬、疑義照会で処方変更

 日本医療機能評価機構は、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の「共有すべき事例」を公表した。2型糖尿病治療薬「ルセフィ錠2.5mg」(1日1回1錠夕食後)が処方されたが、患者が花粉症であり、鼻水の症状で受診しており、症状が一致しなかった。疑義照会を行った結果、「ルパフィン錠10mg」(1日1回1錠夕食後)へ変更になった(p1参照)。 「共有すべき事例」によると、推定される要因については「医療機関が処方箋を発行する際、ルパフィン錠10mgを入力すべきところ、ルセフィ錠2.5mgを入力したようである」...

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新型コロナの重症化メカニズム解明へ、複数の病院から電子カルテ情報を収集(ニュース)

 新型コロナウイルス感染症の重症化メカニズムの解明に向けて、複数の病院から電子カルテ情報と患者の血液サンプルを集める研究が始まった。新型コロナ患者の病状や診療データなどの電子カルテ情報と血液サンプルを集めて分析することで、重症化のメカニズムを解明し、適切な診断法や治療法の開発につなげる。 電子カルテはメーカーごとに仕様が異なり、データを集めて解析するのは容易ではない。そこで新医療リアルワールドデー......

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[介護] 社会福祉連携推進法人への貸し付けルールなど議論 厚労省

 厚生労働省の検討会は9日、社会福祉連携推進法人が行う業務のうち、経営支援業務や貸付業務などの論点について議論した。貸付業務に関しては、社員である社会福祉法人から社会福祉連携推進法人が貸し付けを受けた場合、返済期間を3年以内とする方向性などが示された(p17参照)。 「社会福祉連携推進法人の運営の在り方等に関する検討会」は、法人のガバナンスルールや業務内容など、具体的な運営の在り方等について整理を行うことを目的とする。 経営支援業務では、具体的に実施可能な取り組みとして、社会福祉事業の・・・...

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[感染症] 新規報告数1人、累計患者数2人 風しん疫学情報・第4週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは9日、「風しんに関する疫学情報:2021年2月3日現在、第4週(1月25日-1月31日)」を公表した。第4週は、千葉県から1人の新規患者が報告された。遅れ報告はなく、第1週からの累積患者報告数は前週から1人増え2人となった。なお、2月4日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1~p2参照)。・・・...

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[経営] 毎月勤労統計調査 20年12月分結果速報 厚労省

 厚生労働省は9日、2020年12月分の「毎月勤労統計調査(速報)」を公表した。医療・福祉業の詳細は以下の通り。●月間現金給与額(p7参照)▽総額/50万3,410円(前年同月比2.2%減)▽定期給与/25万3,295円(0.4%減)▽特別給与/25万115円(4.0%減)●月間実労働時間(p8参照)▽総実労働時間/131.3時間(0.2%減)▽所定内労働時間/126.7時間(0.1%増)▽所定外労働時間/4.6時間(9.8%減)●労働者数と労働異動率(p9参照)▽総数/773.6万人(1.6%増)...

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[医療提供体制] 21年1月は事故報告19件、調査依頼2件 医療事故現況報告

 日本医療安全調査機構が9日に公表した「医療事故調査制度の現況報告(1月)」によると、医療事故報告は19件あったことがわかった。センター調査依頼は2件。医療事故報告の内訳は、病院19件、診療所0件。 診療科別では、消化器科4件、循環器内科・その他各3件、外科・整形外科・小児科各2件、内科・心臓血管外科・産婦人科各1件だった(p1~p2参照)。 センターへの相談件数は116件(累計1万30件)。内訳は、医療機関45件、遺族など62件、その他・不明9件だった。 相談内容による集計では130件(複数計上)...

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[医薬品] ファイザーの新型コロナワクチンを12日に審議 薬食審・部会

 厚生労働省は8日、ファイザーとビオンテックが承認申請している新型コロナウイルス用ワクチン「コミナティ筋注」(BNT162b2)について審議するため、薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会を12日に開催することを発表した(p1参照)。特例承認についての審議で、菅義偉首相は承認の後、2月中旬から接種を開始する方針を示している。 「コミナティ筋注」(BNT162b2)は、SARS-CoV-2のスパイク糖タンパク全長をエンコードする修飾ヌクレオシドmRNAワクチン。 国際共同試験で95%という有効率と安全性デ...

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[医療改革] 外来機能連携へ、かかりつけ医の定義化求める意見 社保審部会

 社会保障審議会・医療部会は8日、今国会に提出されている医療法等改正案などについて議論した。外来医療機能の明確化・連携の推進については、複数の委員が「かかりつけ医」の定義付けを行うべきだと改めて指摘した。また、新興感染症の感染拡大に備えた必要な病床数の目安を示すよう求める意見も出た(p4参照)。 政府が2日に閣議決定した医療法等改正案には、地域の実情に応じた医療提供体制の確保に向け「外来医療の機能の明確化・連携」(2022年4月1日施行)も盛り込まれている(p4参照)。 この仕組みでは、各・・・...

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[医療提供体制] コロナに感染恐れの寝具洗濯、法改正後も消毒せず委託可能

 厚生労働省は8日、新型コロナウイルスに感染する危険のある寝具類の洗濯について、医療機関が消毒せずに外部へ委託することを改正特別措置法などの施行後も認める通知を都道府県などに出した。コロナ禍での暫定的な取り扱いとする(p2参照)。 医療機関の寝具類の洗濯について、1993年2月の同省健康政策局長の通知では、感染症や汚染、またはその恐れのある寝具類は院内で消毒を行わなければ外部委託できないと明記していた(p3参照)。 しかし、昨今の感染拡大の状況や消毒業務の負担軽減、医療提供体制の確保など・・・...

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[介護] コロナ感染懸念で在宅介護の提供拒否、正当な理由にならず 厚労省

 厚生労働省は8日、新型コロナウイルス感染の懸念があることだけを理由に、介護事業所が在宅の要介護(支援)者への介護サービスの提供を拒むことは正当な理由に該当しないとする事務連絡を都道府県などに出した。利用者への継続的な介護提供の重要性を指摘している(p2参照)。 同省によると、新型コロナの感染が拡大している地域の家族などとの接触があった在宅の要介護(支援)者への訪問系・通所系サービスについて、昨今では通所系や訪問系などの一部の介護事業所が感染の懸念を理由にサービスの利用を一定期間控え・・・...

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[医療提供体制] 医療機能情報報告に特定屋外喫煙場所を追加 厚労省改正案

 厚生労働省は8日、医療機能情報提供制度のうち、厚労相の定めるものの一部を改正する案の概要を公表した。健康増進法の改正を踏まえ、受動喫煙を防止するための措置を追加する(p2参照)。 病院、診療所または助産所の管理者は、医療法第6条の3第1項の規定に基づき、患者が病院、診療所または助産所の選択を適切に行うために必要な情報として厚労省令で定める事項を都道府県知事に報告しなければならない(p2参照)。 改正案の概要によると、病院などの共通の報告事項の「受動喫煙を防止するための措置」の具体的な・・・...

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スマホカメラで心拍数と呼吸数を計測、Google「精度は臨床機器並み」(先端技術ニュースプラス)

 米Fitbit(フィットビット)を買収するなど、健康管理分野に注力している米Google(グーグル)が新たな手を打った。同社は2021年2月4日(現地時間)、スマートフォンのカメラを使い、人の心拍数と呼吸数を推定する機能を開発したと明らかにした。健康管理アプリ「Google Fit」に同機能を同年3月から導入する。まずは同社のスマートフォン「Pixel」シリーズで利用可能にし、その後、ほかのAn......

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[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 2月8日-2月13日

 来週2月8日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。 (新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)2月8日(月)14:00-15:30 第1回 患者調査における「平均診療間隔」及び「総患者数」の算出方法等の見直しに関するワーキンググループ(オンライン会議)16:00-18:00 第78回 社会保障審議会 医療部会(オンライン会議)2月9日(火)未定 閣議2月10日(水)9:30-10:00 中央社会保険医療協議会 診療報酬基本問題小...

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[インフル] 全国報告数64人、前年比約9万減の大幅減少 インフル・第4週

 厚生労働省は5日、2021年第4週(1月25日-1月31日)の「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は64人となった。前年同期と比べ8万9,372人減と大幅な減少が続いている(p3参照)。なお、全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告(第22報)によると、今週の患者数、休校・学年閉鎖・学級閉鎖施設数は20年第45週から連続して「0」となった(p5参照)。●定点報告(p3参照)(p7参照)▽定点当たり報告数(全国):0.01(前年同期18.00)▽報告患者数(...

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[医薬品] アストラゼネカ、日本で新型コロナワクチンを承認申請

 アストラゼネカ日本法人は5日、英オックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルスワクチンAZD1222を厚生労働省に承認申請したと発表した。特例承認を希望している。国内の新型コロナウイルスワクチンとしては、ファイザー社に次いで2番目となる。 AZD1222は、2-8度の冷蔵状態で6カ月間の保存が可能で、輸送時や病院・クリニックの冷蔵庫で長期保存ができる。すでに、英国、EU、インド、ラテンアメリカなど50近くの国で条件付き製造販売承認または緊急使用許可を受けている。 アストラゼネカは、グローバル...

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[感染症] コロナ変異株感染者の接触者探索調査の徹底を 厚労省が通知

 厚生労働省健康局結核感染症課長は、新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査における検体提出などに関する通知(5日付)を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)長に出した(p1参照)。 通知では、新型コロナウイルス感染症の重症者数や死亡者数が高い水準であることについて触れ、「医療提供体制は厳しい状況」が続いていることを記載。一部地域で英国や南アフリカで報告された変異株などによる新型コロナウイルス感染症が確認されていることについても触れ、「発生状況を把握し、いち早く対策に繋げ・・・...