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[介護] 「シーティング」で21年度介護報酬改定のQ&A 厚労省

 厚生労働省は15日、「シーティング」として医師の指示の下に理学療法士などが椅子や車椅子等上での適切な姿勢保持などのため、患者の体幹機能や座位保持機能を評価した上で、体圧分散やサポートのためにクッションや付属品の選定・調整を行った場合、介護報酬上のリハビリテーションの実施時間に含めることは可能だと、「2021年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.6)」(介護保険最新情報Vol.966)」で示した(p3参照)。 この場合のシーティングとは、食事摂取などの日常生活動作の能力の低下を来した患者に対して行...

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[医療改革] 医科・歯科・調剤、病院と診療所の診療報酬の配分見直しも提言

 財務省は15日の財政制度等審議会の分科会で、診療報酬の配分を見直すことも提言した。医科・歯科・調剤の各科や、病院と診療所の間の配分を改めるよう求めている(p115~p116参照)。 医療費に対する医科・歯科・調剤の配分比率(1:1.1:0.3)について、財務省は、近年の診療報酬改定では各科を取り巻く状況に関係なく、技術料部分に対して同じ程度の伸びとなるように改定率が横並びで設定されており、「硬直的」だと指摘している(p115参照)。 また、年末の政府予算編成の過程では、基本的に各科の改定率が決めら...

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[医療改革] 診療報酬などの単価を抑制すべきと提言 財政審・分科会

 財務省は15日、社会保障に関する考え方を財政制度等審議会の財政制度分科会に示した。国民負担の増加を抑える観点から、診療報酬などの単価を抑制すべきだとしたほか(p114参照)、「医療提供体制の改革なくして診療報酬改定なし」とし、改革の必要性を強調(p34参照)。地域ごとに診療報酬を設定できる仕組みの検討なども提言した。 財務省は、診療報酬などが一定程度のマイナス改定になったとしても、診療報酬の総額は増加するため「医療機関の増収は確保される」とし、単価の抑制を求めている(p114参照)。・・・...

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[医療提供体制] 東京都、コロナ病床転用で通常の医療への影響がより深刻に

 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第41回)が15日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新型コロナウイルス感染症患者への病床転用で、通常の医療も含めた重症患者のための医療提供体制は、長期間にわたり厳しい状況が続いていることを指摘。「今後、最大確保病床まで転用を増やすことで、通常の医療への影響がより深刻となることが予測される」としている(p14参照)。 コメント・意見では、14日時点の入院患者数について、前回(7日時点)は1,500人であった・・...

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[医療機関] 機能評価の認定総数2,102病院、新規は2病院 医療機能評価機構

 日本医療機能評価機構は14日、4月2日付けで行った病院機能評価の認定状況を公表した。詳細は以下の通り(p1~p5参照)。【4月2日付・認定状況】▽認定数/21病院(新規2病院、更新19病院)▽認定総数/2,102病院【新規認定病院】▽岩手県立大東病院(岩手県)▽医療法人協和会 千里中央病院(大阪府)・・・...

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[医薬品] COPD用薬テリルジー、費用対効果評価で薬価はわずかな引き下げに

 費用対効果評価の最初の指定となった2品目のうちCOPD用薬「テリルジー」(グラクソ・スミスクライン)は、価格調整でわずかな引き下げにとどまった。費用対効果が悪く有用性加算の価格調整係数で最低の0.1が適用された部分があったが、該当する患者割合が7%弱にすぎず、残りの患者に対しては価格据え置きの評価となったためだ。7月1日からの適用。14日の中央社会保険医療協議会・総会で了承された(p1~p2参照)。 テリルジーの費用対効果評価は、比較対照技術とした「LAMA(長時間作用性抗コリン薬)/LABA(長...

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[医薬品] 発作性夜間ヘモグロビン尿症薬ユルトミリス、薬価引き下げへ

 費用対効果評価の3番目の指定品目となった発作性夜間ヘモグロビン尿症薬「ユルトミリス」(アレクシオンファーマ)の評価結果が「費用増加」(効果は既存対象技術と同等)として、14日の中央社会保険医療協議会・総会に報告、了承された(p35参照)。ICER区分の「1,500万円/QALY以上」と同様の取り扱いとされた(p37参照)。価格調整係数0.1の適用となり、有用性加算5%部分が0.5%に圧縮され、薬価引き下げとなる見通し。 ユルトミリスは、2019年8月に「発作性夜間ヘモグロビン尿症」の効能・効果で薬...

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[診療報酬] 宮崎善仁会病院がDPC継続 厚労省が中医協・総会で報告

 厚生労働省は14日、社会医療法人善仁会が運営する宮崎善仁会病院(宮崎市)について、関連の「市民の森病院」(同)との合併後も引き続きDPC制度への参加を認める方針を示した。同日の中央社会保険医療協議会・総会で報告した(p1参照)。 厚労省や同法人によると、宮崎善仁会病院は1日付の合併に伴い、106床だった病床が199 床に増加(p1参照)。一方で市民の森病院は、一部の内科の診療を宮崎善仁会病院に引き継ぐとともに、3月31日付で閉院した。 DPC対象病院の数は、2020年4月1日時点で全国に1,757...

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[医療提供体制] 高齢者層への感染波及で重症者増加の可能性高い 厚労省

 厚生労働省は14日、第30回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。感染が拡大している自治体では、20-30歳代の増加が中心となっている地域が多いことを指摘。「今後、高齢者層への感染の波及が進むと、重症者数の増加につながる可能性が高い」との見解を示している(p3参照)。 厚労省によると、7日時点の全国の入院者数は8,602人で、1週間前と比べて686人増えている(p5参照)。4月6日時点の全国の受入確保病床数に対する割合は28.3%で、都道府県別では、...

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[医療機器] 医療機器4品目、臨床検査1件の保険適用を承認 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は14日、医療機器4品目と臨床検査1件の保険適用を承認した。また、先進医療会議および先進医療合同会議で「適」あるいは「条件付き適」と判断された先進医療A1件、先進医療B2件も了承された。詳細は以下の通り。【医療機器】区分C2(新機能・新技術)(2021年6月収載予定)●「Accurio 変形矯正システム(変形矯正プレート)(骨切りガイド)」(帝人ナカシマメディカル)(p1~p6参照)▽使用目的:橈骨遠位端、上腕骨遠位端および橈尺骨骨幹部の骨折後の変形治癒、先天奇形、変形...

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[診療報酬] 22年度診療報酬改定へ、7月ごろから論点整理の議論 中医協

 中央社会保険医療協議会・総会は14日、2022年度の診療報酬改定に関する論点整理の議論を7月ごろから開始し、9月以降に具体的な検討を行うことを決めた(p1参照)。論点については、新型コロナウイルス感染症の影響や最近の社会情勢の観点を踏まえて整理する。ただ、感染拡大の状況により、このスケジュールが変わる可能性もある。 厚生労働省が同日の総会で、検討スケジュールを提案し、了承された。22年度改定に向け、中医協の診療報酬改定結果検証部会では、7月ごろに21年度調査を始め、9月ごろに取りまとめる。その後・...

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[医療改革] 不妊治療の保険適用拡大、関係学会の指針も踏まえ検討 中医協

 不妊治療の体外受精には平均で約50万円、顕微鏡下精巣内精子採取術(micro-TESE)では約30万円が掛かるとの実態調査の結果を厚生労働省が14日、中央社会保険医療協議会・総会に報告した(p8参照)。中医協では、調査内容や夏ごろに完成する関係学会のガイドラインを基に、不妊治療の保険適用の拡大に向けた議論を本格化させる。委員からは、現在の保険適用外の治療方法を全て適用の範囲内にするのは現実的に難しいとの意見が出た。 実態調査は、希望する人が安全な不妊治療を受けられる環境をつくる政策を進めるための・...

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[医薬品] キムリア、費用対効果評価で7月から4.3%引き下げの3,264万円余に

 初のCAR-T療法再生医療等製品で保険収載時には国内最高薬価3,349万3,407円となった白血病用「キムリア」(ノバルティスファーマ)は、2019年10月の消費税引き上げで3,411万3,655円となっていたが、費用対効果評価の結果、7月からは4.3%引き下げて3,264万7,761円となる(p3参照)。一方、国内2番手CAR-T療法の「イエスカルタ」(第一三共)が、キムリアの引き下げ後と同額で4月21日に薬価収載される(p34~p37参照)。 厚生労働省が14日、中央社会保険医療協議会・総会に...

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[医薬品] 新規片頭痛薬など11成分17品目を21日付で薬価収載 中医協が了承

 中央社会保険医療協議会は14日の総会で、新薬11成分17品目を21日付で薬価収載することを了承した。日本イーライリリーの新規片頭痛薬「エムガルティ皮下注」がピーク時予想販売金額173億円で費用対効果評価の対象品目となった。対象患者は最適使用推進ガイドラインで限定され、ピーク時で4.8万人。新薬創出等加算の対象は4成分にとどまった(p1~p16参照)。 エムガルティは、「片頭痛発作の発症抑制」を効能・効果としている。2018年9月に米国で最初に承認された。カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)拮...

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フィリップスがAIで脳健康レベルを可視化、認知症の早期発見・予防を支援(ニュース)

 フィリップス・ジャパンは2021年4月13日、東北大学発のスタートアップCogSmartと共同で開発した脳ドック用システム「BrainSuite(ブレーンスイート)」を発表した。従来の脳ドックなどへの追加検査サービスとして、医療機関に提供する。撮影した脳のMR画像をAI(人工知能)で解析して脳の状態が年齢相応かどうかといった脳健康レベルを可視化。認知症の早期発見と予防につなげる狙い。 Brain......

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[医療提供体制] 連休時のコロナ患者増加など想定し診療体制確保を 厚労省

 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部と医政局はこのほど、連休時(ゴールデンウィークなど)の医療提供体制の確保に関する事務連絡を都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した(p1参照)。 事務連絡では、新型コロナウイルス感染症の重症者増加のスピードに注意が必要な状況にあることや、変異株の感染者の増加傾向が続いていることを踏まえ「連休時においても新型コロナウイルス感染症患者や疑い患者の増加が起こり得ること、さらに新規感染者の増加がみられる中で増加した重症者への対応・・・...

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[診療報酬] データ提出加算、41病院に5月中の算定を認めず 厚労省が通知

 厚生労働省は、診療報酬の「データ提出加算」を届け出る医療機関のうち、41病院について5月中の算定を認めないと地方厚生局などに通知した(p2参照)。算定に必要な患者の診療データの提出に遅延などがあったため(p1参照)。 データ提出加算は、病院が入院患者に行った医療行為の内容や、退院時の状態といった情報の定期的な報告を評価する診療報酬で、入院料に上乗せされる。多くの急性期病院や、一部の療養型病院などが届け出ており、データは診療報酬の評価の見直しなどに活用される。 データの提出が遅れたり・・・...