
ソニーGが器具の自動交換可能な手術支援ロボットを開発、世界初の実験も成功(ニュース)
ソニーグループは2024年5月9日、顕微鏡などを用いながら血管や神経といった微細な組織を処置する手術(マイクロサージャリー)を支援するロボットを開発したと発表した。手術器具の自動交換と精密操作を可能にする。マイクロサージャリーには高度なスキルが求められるため、実施できる医師や施設が限られるという。 開発したロボットシステムは術者が操作するコンソール(操作デバイス)と患者に処置するロボットで構成す......
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ソニーグループは2024年5月9日、顕微鏡などを用いながら血管や神経といった微細な組織を処置する手術(マイクロサージャリー)を支援するロボットを開発したと発表した。手術器具の自動交換と精密操作を可能にする。マイクロサージャリーには高度なスキルが求められるため、実施できる医師や施設が限られるという。 開発したロボットシステムは術者が操作するコンソール(操作デバイス)と患者に処置するロボットで構成す......
厚生労働省は9日、2024年3月分の「毎月勤労統計調査(速報)」を公表した。医療・福祉業の詳細は以下の通り。●月間現金給与額<doc14802page6>▽総額/27万6,373円(前年同月比0.0%増)▽定期給与/26万1,452円(1.7%増)▽特別給与/1万4,921円(23.3%減)●月間実労働時間<doc14802page7>▽総実労働時間/129.0時間(1.8%減)▽所定内労働時間/123.9時間(1.8%減)▽所定外労働時間/5.1時間(0.0%増)●労働者...
「こども家庭審議会」の基本政策部会は9日、「こどもまんなか実行計画」の審議会案を大筋でまとめた。誕生前-幼児期の切れ目のない保健・医療を確保するため、2026年度を目途に出産費用(正常分娩)への保険適用を検討すると明記した<doc14753page112>。 実行計画は、政府が23年末に閣議決定した「こども大綱」に基づいて、子どもや若者のライフステージごとに具体的な政策のメニューを整理する。審議会案にはほかに、周産期医療の集約化・重点化などを盛り込んだ。 24年度からの第8次医療計画(...
国立国際医療研究センター(NCGM)や昭和大学、筑波大学などの研究グループが医学研究者を対象に実施したアンケートでは、論文が掲載された雑誌のインパクトファクター(IF)などの定量的な指標では「重要な研究でも評価されないことがある」とする回答が88.8%を占めた<doc14743page1>。研究グループは、研究成果の価値や重要性は分野によっても異なることから、定量的指標を重視する評価の在り方について「再考が必要ではないか」と主張している。 研究グループは、医学研究や研究者に対する評価を...
厚生労働省の「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」の第2回会合が9日に開かれ、ケアマネジャーの法定研修の受講時間や費用などの負担軽減に向けた意見が複数の参考人や構成員から出た。 ケアマネジャーは資格取得時の87時間の法定研修のほか、5年ごとの資格更新時に最大88時間の研修の受講が必要となる。 参考人として出席した「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協議会の板井佑介理事は在職者に対しては、5年ごとの更新に伴う法定研修ではなく、法改正ごとに研修を必須とすることを提案した・・・...
全国介護事業者連盟(介事連)の斉藤正行理事長は9日、ケアマネジメントの課題解決を議論する厚生労働省の検討会に参考人として出席し、居宅介護支援に従事するケアマネジャーの処遇改善策の検討を求めた。 2024年度の介護報酬改定では、介護職員などの処遇を改善する3つの加算が「介護職員等処遇改善加算」として6月に一本化されるが、居宅介護支援を担うケアマネジャーは、その後も引き続き加算の対象にならない。 介事連の斉藤氏は9日、厚労省の「ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会」で、介護職の所得水準が近・・・...
日本医療機能評価機構は9日、薬局から報告があったヒヤリ・ハットの中から広く共有すべき2つの事例を公表した。空腹時に服用するアレルギー性疾患治療剤のビラノア錠を服用するタイミングと、前立腺がん治療剤のザイティガ錠の薬剤変更に関して、医師への疑義照会で適切に対応できた事例を紹介している。 1つ目の事例では、かゆみのある患者にビラノア錠20mgを1日1回1錠、夕食前に服用するように処方された。ビラノア錠は食後に服用すると血中濃度が下がるため、用法は食事の1時間前から2時間後までを避ける「空腹時服用」と・...
厚生労働省が令和6年5月7日に発表した令和6年第17週(4/22-28)の「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況について」によると、全国の定点当たり報告数は3.22。第5週(1/29
厚生労働省は5月8日付けで「主としてグラム陰性菌に作用するもの」などについて、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を日本製薬団体連合会に送付した<doc14785page1>。 主としてグラム陰性菌に作用するもの「コリスチンメタンスルホン酸ナトリウム(注射剤)」では「重要な基本的注意」を新設、「低カリウム血症、低マグネシウム血症、低カルシウム血症があらわれることがある」と明記し定期的な検査を行うよう注意を促している。また「重大な副作用」も新設され、「低カリウム血症、低マグネシ...
林芳正官房長官は8日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の後遺症を抱える人たちへの支援の重要性について言及し、傷病手当金や労災保険給付の支援制度を周知することで、不安や負担の軽減を図る考えを示した。 新型コロナが5類感染症に移行して8日で1年が経ったのを受けて、後遺症への今後の対応を問われ「いわゆる後遺症により困難を抱える方々への支援は引き続き重要だと認識している」と答えた。 林氏はまた「研究等により得られた国内外の最新の知見を『新型コロナウイルス感染症診療の手引き』に反映して医療機関・・・...
厚生労働省によると、日本における細菌性食中毒の中で近年、もっとも多く報告されているのが、カンピロバクターによる食中毒です。カンピロバクター食中毒の主な原因と推定される食品、または感染源として、生の状態...
厚生労働省は、長時間働く医師への面接指導のポイントをまとめたリーフレットを初めて作成した。4月から労働時間が長い医師に対する面接指導が義務化されたのに伴い、A水準の医師も面接指導の対象になると注意喚起を行っている<doc14782page1>。 医師への面接指導は、月100時間以上の時間外労働(休日含む)が「見込まれる」医師に実施することとされており、時間外労働の上限が年960時間とされているA水準の医師でも対象となる<doc14782page1>。 しかし、A水準の医師は...
厚生労働省は5月7日付けで、新たに6医薬品の一般的名称を定め、都道府県に通知した。対象品目は、以下の通り。▽ガドクアトラン水和物<doc14786page2>▽ガリウム(68Ga)ゴゼトチド<doc14786page2>▽カンナビジオール<doc14786page4>▽チルバニブリン<doc14786page5>▽アプラグルチドナトリウム<doc14786page6>▽ウトレロキサスタット<doc14786page7>・・・...
総務省消防庁は7日、2024年「熱中症による救急搬送状況」の公表をスタートした。4月29日-5月5日の速報値による救急搬送人員は664人と報告された<doc14702page1>。 年齢区分別の搬送人員と構成比は、乳幼児(生後28日以上7歳未満)18人(2.7%)、少年(7歳以上18歳未満)117人(17.6%)、成人(18歳以上65歳未満)186人(28.0%)、高齢者(65歳以上)は343人(51.7%)となった<doc14702page1>。 初診時の傷病程度は、軽症...
厚生科学審議会の感染症部会が持ち回りで開催され、感染症対策の政府行動計画の改定案で示されている感染症発生期の3つの区分と都道府県の予防計画との整合性を取るためガイドラインなどで分かりやすく明示するよう求める意見が出た<doc14676page15>。また、医療分野のDXについて現場の負担が増えることを懸念する声があった<doc14676page12>。 4月24日に了承された感染症対策の政府行動計画の改定案では、コロナ禍の反省を踏まえて感染症の発生期を「準備期」「初動期」「...
国立がん研究センター(国がん)中央病院とNHK財団は7日、日本発の8Kスーパーハイビジョン技術を用いて遠隔から手術支援を行う腹腔鏡手術システムについて、世界に先駆けて臨床試験を開始したと発表した<doc14649page1>。1年間の臨床試験の中で、大腸がん患者を対象とした計5例の手術を予定している。 同システムは、8Kの超高精細な手術現場の映像を伝送画質と遅延を最適化した状態で伝えることで、遠隔地からの手術状況の詳細な把握を実現するもの。腹腔鏡に取り付けられたカメラの俯瞰映像と、その...
厚生労働省は7日、2024年第17週(4月22日-4月28日)「新型コロナウイルス感染症の発生状況」を公表した。全国の報告数は1万5,786人で前週から2,151人の減少となった<doc14652page2>。詳細は以下の通り。●定点報告<doc14652page2>▽定点当たり(全国):3.22▽報告数(全国):1万5,786人▽都道府県別の報告数(上位3都道府県):神奈川県/1,036人、東京都/995人、北海道/829人●新型コロナウイルス感染症による入院患者の概況&...
厚生労働省は7日、2024年第17週(4月22日-4月28日)「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は5,234人で前週から3,871人の減少、前年同期と比べ5,711人の減少となった<doc14653page2>。定点報告と全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告の詳細は以下の通り。●定点報告<doc14653page2><doc14653page6>▽定点当たり報告数(全国):1.07▽報告患者数(全国):5,234人...
感染症・予防接種ナビでは、過去5年間の全国47都道府県の定点あたり報告数(厚生労働省・国立感染症研究所IDWR週報)の値の95%に相当するパーセンタイル点を超える値を本格的な流行として、感染症アラー...