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[診療報酬] レムデシビルは評価療養に該当、保険外併用療養で 中医協

 厚生労働省は8日、中央社会保険医療協議会・総会を持ち回りで開催し、特例承認したレムデシビルの医療保険上の取り扱いについて了承を得た。ギリアド・サイエンシズが全世界に無償提供するとしており薬価収載希望書が提出されないことから、無償提供の間は公的な管理の下で流通させる予定とし、医療保険上では「時限的・特例的な対応」として、保険外併用療養のうち「評価療養」に該当するものとした(p2参照)。 評価療養は、医薬品が承認を取得してから、薬価収載されるまでに60日または90日を要する中で、治験段階で・・・...

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臨床試験もオンライン診療で新型コロナ対策、国内初のシステム開発(ニュース)

 シミックとMICINは、MICINのオンライン診療サービスを基に、バーチャル臨床試験システム「MiROHA(ミロハ)オンライン診療」を共同開発した。臨床試験や臨床研究などの医薬品開発支援への応用を目指しており、製薬企業やCRO(医薬品開発支援業務受託機関)、臨床試験・研究実施医療機関を対象に提供する。 新型コロナウイルス感染症の拡大により、臨床試験の現場においても患者や医療従事者の感染リスク低減......

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新型コロナの感染を抑制する抗体を作製、花王などが治療薬開発へ提携先募る(ニュース)

 花王と北里大学、バイオベンチャーのEpsilon Molecular Engineering(EME)は2020年5月7日、新型コロナウイルスのヒト細胞への感染を抑制する低分子抗体を作製したと発表した。診断薬や治療薬の開発につながる可能性があるため、実用化を目指す提携先を募る。 今回作製したのはVHH(Variable domain of Heavy chain of Heavy chain)抗......

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[医薬品] レムデシビル投与、腎機能・肝機能検査の徹底を 厚労省が通知

 厚生労働省は7日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例的に承認された「レムデシビル」を使用する上での留意事項を都道府県などに通知した。同剤の投与によって、患者が急性腎障害や肝機能障害を引き起こす可能性があることから、投与の前や最中には腎機能・肝機能検査を毎日実施し、患者の状態を十分に観察することなどを求めている(p4参照)。 同剤の添付文書では、ALT(肝臓に多く含まれる酵素)が基準値上限の5倍以上の肝機能障害患者には投与しないことが望ましいとされているほか、腎機能障害患者に投与・・・...

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[診療報酬] 看護必要度の届出手続きなどで疑義解釈を事務連絡 厚労省

 厚生労働省は7日、2020年度診療報酬改定の疑義解釈資料(その9)を地方厚生局などに事務連絡した。この中で、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の届出などについて解説した。 一般病棟用の重症度、医療・看護必要度IからIIへの評価方法の変更について、届出前3カ月間におけるIとIIの基準を満たす患者との差についての要件が廃止されたことを記載。今後、4月または10月の切替月に、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度の評価方法の変更だけを行う場合には、切り替え後の評価方法による直近3カ月間の実績を別添7の様...

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[看護] 看護職の新型コロナ相談窓口へ4月30日までに386件 日看協

 日本看護協会は7日、「新型コロナウイルス感染症に関する看護職の相談窓口」へ4月6日から30日までに386件の相談があったことを明らかにした。寄せられた相談のうち、「感染管理」と「労働関連」については、主な内容とその回答をFAQにまとめてウェブサイトで公表した(p1参照)。 相談件数の内訳は、▽感染管理155件▽働き方135件▽メンタルヘルス35件▽その他61件。感染症予防の相談窓口を開設したところ、4月20日までに113件の相談が寄せられた。予防以外の幅広い問い合わせがあったことから、精神看護専門...

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[医薬品] 新型コロナ治療薬レムデシビルを特例承認、投与対象は重症患者

 厚生労働省は7日、エボラ出血熱の治療薬として開発されたレムデシビル(販売名ベクルリー点滴静注液100mg、同静注用100mg)を新型コロナウイルス感染症の治療薬として特例で承認した。同感染症の治療薬として新規に承認されるのは日本国内で初めてだが、製造販売元の米ギリアド・サイエンシズが同剤を国内に納入する時期や供給量は現時点で確定していないという。また、投与対象は原則として重症患者に限る。 今回の対応は、薬事・食品衛生審議会が7日夕に開催した医薬品第二部会で特例承認を行っても差し支えないと判断され・...

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[医療提供体制] 臨時医療施設で肺炎患者に持続的な酸素投与も 厚労省

 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は6日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく臨時の医療施設に関する事務連絡を、都道府県、保健所設置市、特別区に出した。保険医療機関として指定を受けた臨時の医療施設を活用する場合、「相当程度の医学的管理が必要な者(持続的な酸素投与が必要な肺炎を有する患者等)を受け入れることも考えられる」としている(p1~p2参照)。 事務連絡では、新型コロナウイルス感染症患者の医療・療養体制について、プレハブの設置やホテルなどの宿泊施設を活用して臨時の・・・...

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[医薬品] アビガン投与は観察研究への参加登録前にも可能 厚労省事務連絡

 新型コロナウイルス感染症の重症化を防ぐ効果があるとされるアビガンについて、安倍晋三首相は4日の記者会見で、5月中の承認を目指す考えを表明した。また、すでに国内での観察研究による投与が3,000例近くに達していることも明らかにした。全国の医療機関に観察研究への参加を呼び掛けている厚生労働省は同じ4日の事務連絡で、アビガン投与のための観察研究への参加方法はより簡略であることを示した(p1参照)(p3参照)。 アビガンを新型コロナウイルス感染症の患者に投与するには、国立国際医療研究センターと藤・・・...

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[感染症] 新型コロナRNA、クルーズ船廊下排気口でも検出 感染研が公表

 国立感染症研究所は3日、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」の新型コロナウイルスのRNA(SARS-CoV-2RNA)に関する環境検査の報告(要旨)を公表した。共有部分や部屋など計601カ所で検体を採取したところ、共有部分の廊下排気口からも検出された。 報告の要旨によると、患者周囲の環境汚染の程度を確認し、感染伝播について推測するため、船内の環境調査を実施。共有部分(97カ所)、乗員乗客の49部屋(490カ所)について、環境表面をスワブで拭って検体を採取し、RT-PCRで検出した。 乗員乗客の部...

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[医療提供体制] 少子化社会対策大綱案で意見募集 内閣府

 内閣府子ども・子育て本部は、少子化社会対策大綱の案に関する意見募集を行っている。大綱案では、発達障害のある子供への支援を充実させる方向性を示しており、「診断を行える専門的な医療機関の確保、相談支援体制の充実などにより、地域における支援体制の充実を図る」としている(p1参照)(p51参照)。 大綱案では、専門的な医療機関の確保に加え、発達障害が疑われる子供の早期発見、発達障害の特性に合った対応を親が行えるようにするため、有効な支援策を開発したり、普及を図ったりする必要性を挙げている&・・・...

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[介護] 介護医療院の療養床数が20年3月末時点で2万床を突破 厚労省調査

 介護医療院の総療養床数が2020年3月末時点で2万床を突破したことが、厚生労働省がこのほど公表した「介護医療院の開設状況について」で明らかになった。人員配置が介護療養病床相当のI型の療養床が全体の7割を占める(p2参照)。 調査は厚労省が3カ月ごとに実施・公表しているもの。それによると、20年3月末時点の介護医療院の総施設数は343施設となり、前回調査の19年12月末時点に比べて42施設増えた。施設種類別の内訳は、I型が230施設(前回比29施設増)、老人保健施設相当以上の人員配置のII型が110...

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[労働災害] 労働災害発生状況 20年4月速報 厚労省

 厚生労働省はこのほど、2020年4月の「労働災害発生状況(速報値)」を公表した。20年1月1日-3月31日までに発生した労働災害の詳細は以下の通り(p1~p2参照)。【死亡災害】●死亡者数:145人(前年同期比6人減・4.0%減)●事故の類型別発生状況:▽墜落・転落/42人▽交通事故(道路)/31人▽はさまれ・巻き込まれ/24人【死傷災害(休業4日以上)】●死傷者数:1万9,495人(203人増・1.1%増)●事故の類型別発生状況:▽転倒/5,242人▽墜落・転落/3,552人▽はさまれ・巻き込ま...