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[医療提供体制] コロナ抗体カクテル療法を特例承認、20日から配送 厚労省

 薬事・食品衛生審議会の医薬品第二部会は19日、「抗体カクテル療法」と呼ばれる新型コロナウイルスの新たな治療法を特例承認することで合意した。これを受けて厚生労働省が即日、正式に承認した(p2参照)。部会後、田村憲久厚労相は記者団に対し、「明日から医療機関に配送を開始する」と述べた。 抗体カクテル療法の販売名は、ロナプリーブ点滴静注セット300、同点滴静注セット1332。新型コロナのウイルスに対する中和作用を持つ2種類の抗体「カシリビマブ」「イムデビマブ」を組み合わせたもので、点滴薬として投与す・・・...

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[医薬品] モデルナ製ワクチンの接種対象年齢引き下げ、12歳以上に 厚労省

 厚生労働省は19日、米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの接種対象年齢を現在の「18歳以上」から「12歳以上」に引き下げると薬事・食品衛生審議会の医薬品第二部会に報告した。 米モデルナの「COVID-19ワクチンモデルナ筋注」は、5月21日付で特例承認された。18歳未満の人を対象とした臨床試験が行われていないことなどから、現在は18歳以上の人が接種対象となっている。 しかし、12歳から17歳までの約3,700人を対象にした米国での治験で、有効性と安全性が確認された。そのため、国内での供給を担う...

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[介護] 介護の人員基準、臨時的な取り扱いは適用日以前も可 厚労省

 厚生労働省老健局高齢者支援課などは19日、「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて」第25報の事務連絡を各都道府県などに出した(p2参照)。 人員基準等の臨時的な取り扱いについてはこれまで、▽老健等の医師(第21報、5月6日付)▽事業所等の看護職員(第22報、5月20日付)-が自治体の依頼を受けて新型コロナワクチン接種に協力する場合、当該時間中の連絡体制等を整えておくことを前提に、人員基準上の配置の要件等に影響しない取り扱いとされてきた(p3参照)・・...

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心電図のAI解析で心房細動を早期発見へ、アステラス製薬がサービス開始(ニュース)

 アステラス製薬は2021年7月16日、人工知能(AI)を応用したホルター心電図の解析プログラム「マイホルターII」の商業化を始めたと発表した。医療機器開発スタートアップのエムハート(岩手県盛岡市)と共同開発した技術で、エムハートのクラウド心電図解析サービスに実装される。心電図をAIで解析して脈の乱れを検知することで、国内で70万人以上の患者がいると推計される心房細動の早期発見につなげる。 ホルタ......

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[労働災害] 労働災害による死亡者数は前年比1.9%増の323人 厚労省

 厚生労働省はこのほど、2021年7月の「労働災害発生状況(速報値)」を公表した。21年1月1日-6月30日までに発生した労働災害の詳細は以下の通り(p1~p2参照)。【死亡災害】●死亡者数:323人(前年同期比6人増・1.9%増)●事故の類型別発生状況▽墜落・転落/89人▽交通事故(道路)/57人▽はさまれ・巻き込まれ/56人【死傷災害(休業4日以上)】●死傷者数:6万499人(1万3,024人増・27.4%増)●事故の類型別発生状況▽転倒/1万4,256人▽その他/9,143人▽墜落・転落/8,...

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[医療提供体制] 赤字病院の割合が黒字を大きく上回る 福祉医療機構調査

 福祉医療機構がモニター病院を対象に3カ月ごとに実施している病院経営動向調査によると、2021年6月の一般病院の医業収支のDIは▲18で、前回調査から1%ポイント上昇したが、依然として赤字病院の割合が黒字病院の割合を大きく上回っている。ただ、先行きについては、3カ月後のDIは▲11と7%ポイント改善する見込み(p18参照)。 6月の医業収益のDIは▲15で、3カ月前より9%ポイント改善した。3カ月後の先行きも、▲7で7%ポイントの増加の見込み。 医業費用のDIは34で、3カ月前より3%ポイント減少し...

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[医療提供体制] 精神疾患による入院患者などへの接種体制の確保で事務連絡

 厚生労働省健康局健康課予防接種室は、精神疾患による入院患者や人工透析患者への新型コロナワクチンの接種体制の確保に関する事務連絡(16日付)を都道府県、市町村、特別区の衛生主管部(局)に出した(p1参照)。 事務連絡では、精神科病院の入院患者や透析医療機関で透析中の通院患者は、「基礎疾患を有する者として新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの優先接種の対象である」との考えを示している(p1参照)。 こうした患者は、入院や頻繁な通院を要したり、医療機関で包括的に日常的な医療を受けている・・・...

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[看護] 退院支援指導加算、長時間・複数回訪問で増額を 日看協などが要望

 日本看護協会など関係3団体は、2022年度の診療報酬改定に関する要望書を厚生労働省に提出した。訪問看護ステーションの看護師などが患者の退院日に在宅を訪問して指導を行った場合に評価する「退院支援指導加算」(1回6,000円)について、長時間や複数回、複数の人数で訪問すれば増額することなどを求めている(p3参照)。 要望書は、日看協と日本訪問看護財団、全国訪問看護事業協会が連名でまとめたもので、▽訪問看護ステーション(ST)と医療機関などの連携の強化▽訪問看護STによる在宅療養継続支援の強化▽ICTを...

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[病院] 1日平均外来患者数、前月比6,677人減の115万1,297人 病院報告

 厚生労働省は16日、2021年4月分の「病院報告(概数)」を公表した。病院の詳細なデータは以下の通り(p1参照)。●平均在院日数▽全病床平均/27.1日(前月比0.1日増)▽一般病床/15.9日(0.0日増)▽療養病床/127.7日(2.1日増)▽精神病床/263.5日(4.4日増)▽結核病床/48.9日(2.1日減)●1日平均患者数▽在院患者数/115万1,297人(6,677人減)▽外来患者数/125万6,825人(3万7,212人減)●月末病床利用率:74.2%(1.2%減)・・・...

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[医療提供体制] 新型コロナワクチン 2回接種完了全人口の20%超える 政府

 政府は16日、新型コロナウイルスワクチンの総接種回数を更新した。高齢者を含む一般接種および医療従事者等の合計は6,671万4,528回となった(p1参照)。うち1回以上接種者は4,094万9,434回、接種率32.2%(全人口1億2,713万8,033人)、2回接種完了は2,576万5,094回、接種率20.3%となった。高齢者の接種回数は4,762万7,927回。うち1回以上接種者は2,845万2,361回、接種率80.2%(65歳以上の人口3,548万6,339人)、2回接種完了者は1,917...

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[感染症] RSウイルス、感染性胃腸炎など前週から増加 感染症週報・第26週

 国立感染症研究所は16日、「感染症週報 第26週(6月28日-7月4日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り(p6参照)(p26~p28参照)。▽インフルエンザ/0.00(前週0.00)/前週から増加▽RSウイルス感染症/4.13(3.87)/第19週以降増加が続いている▽咽頭結膜熱/0.36(0.38)/2週連続で減少▽A群溶血性レンサ球菌咽頭炎/0.58(0.58)/前週から横ばい▽感染性胃腸炎/3.14(3.11)/前週から増加▽手足口病/0.13(0.1...

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[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 7月19日-7月24日

 来週7月19日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。 (新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)7月19日(月)14:00-16:00 第3回 健康・医療新産業協議会 健康投資ワーキンググループ7月20日(火)未定 閣議14:00-16:00 薬事・食品衛生審議会 日本薬局方部会7月21日(水)9:30-10:00 中央社会保険医療協議会 費用対効果評価専門部会10:00-12:00 中央社会保険医療協議会 総会13:00-15...

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[医療提供体制] コロナワクチン接種に薬剤師3千人が対応 保険薬局協会調査

 日本保険薬局協会は、新型コロナウイルスのワクチン接種について薬局薬剤師の3,044人が6日までに何らかの業務に対応したとする調査報告書を公表した。対応したのは延べ8,467日。関連の業務内容では、薬液希釈・充填業務が最も多かった。約半数の薬局が今後の協力要請に前向きな姿勢を示していることも分かった。 調査は、同協会が6月25日から7月6日にかけて会員薬局を対象に実施した。新型コロナのワクチン接種での薬剤師の活動状況を把握するのが目的。 回答した4,992施設の中で、都道府県から協力要請を受けたのは...

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[がん対策] 橋渡しセンター開設 革新的ながん医療技術の実用化へ 国がん

 国立がん研究センターは15日、7月1日付けで「橋渡し研究推進センター(CPOT)」(以下、橋渡しセンター)を開設したと公表した。橋渡しセンターは、国立がん研究センター各部局のノウハウを集約し、国内外における先進性の高い基礎研究成果などの実用化に向けた臨床開発を実施する新たな組織。研究機関、ベンチャー企業などの技術、ノウハウ、アイデアなどのシーズを的確・効率的に医療現場のニーズと結びつけることで「革新的ながん医療技術の実用化を目指す」としている。主な機能は、がんに特化した▽開発企画▽シーズ発掘・・・...

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[医療提供体制] 人工呼吸器の回路の接続外れで注意喚起 医療機能評価機構

 日本医療機能評価機構は15日、人工呼吸器を使用中、回路の接続が外れていたり、緩んでいたりしたため患者に影響があった事例が、2017年1月から21年5月までに39件報告されていることを明らかにした(p1参照)。 看護師が勤務開始時に人工呼吸器の回路の接続部に緩みがないかを手で触れて確認することになっていたが、ナースコールへの対応に追われ、目視のみで確認した事例では、確認後、患者のSpO2低下のアラームが鳴ったため看護師が訪室したところ、患者は顔面蒼白、SpO2は50%台であり、気管切開チューブと回路...

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[がん対策] 地域がん診療連携拠点、4病院が特例型に 厚労省検討会

 厚生労働省の有識者検討会は15日、地域がん診療連携拠点病院(がん拠点病院)の一部の指定要件を満たしていない4施設を2022年3月末まで「特例型」に類型変更することを決めた(p18参照)。同1月から2月ごろに開催される次の検討会までに改善が見られなければ、指定の取り消しも含めて協議する。一方、秋田県の秋田赤十字病院については、全ての要件の充足状況が認められたため、特例型から「一般型」に23年3月末まで変更することでも合意した(p18参照)。 地域のがん拠点病院は、同じ医療圏で診療実績が最も優れて・・...

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[医療提供体制] 新規陽性者が急増すれば医療提供体制が逼迫危機に 東京都

 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第54回)が15日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、入院患者数について「6月下旬の1,200人台からわずか3週間で2,000人台に急増した」と指摘。今後、さらなる人流の増加や変異株(L452R)の影響などにより、新規陽性者数が急速に増加すれば「医療提供体制が逼迫の危機に直面する」との見解を示している(p12参照)。 コメント・意見では、入院患者数について、前回(7日時点)の1,673人から14日時点で2,02...

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[医療提供体制] 新型コロナワクチン 職域接種回数約341万回に 厚労省

 厚生労働省は15日、新型コロナワクチンの職域接種に関する接種実績を公表した。接種回数は341万1,585回(7月11日までの実績)、前週より146万5,807回増加した。会場数は1,827会場。公表された接種回数は、各職域接種会場からワクチン接種円滑化システム(V-SYS)に報告されたもの。※この記事の詳細はリンク先をご参照ください。職域接種に関するお知らせ・・・...

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[医療改革] 骨太方針2021 医療提供体制改革に関する3つの重要なポイント

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年は閣議決定が7月にずれ込んだ「骨太方針」だが、今年は6月18日に閣議決定した。「骨太方針2021(経済財政運営と改革の基本方針2021)」から、コロナ対応も含めた医療提供体制の改革には3つの重要なポイントが見えてくる(p60参照)。◆診療報酬・補助金などのあり方を検討 「骨太方針2021」の取りまとめの議論は経済財政諮問会議で行われてきた。社会保障改革については、新型コロナウイルスに柔軟に対応できない医療提供体制など、感染拡大で明らかになった課題の克服に早急に...