「 厚生労働省 」一覧

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[社会福祉] ヤングケアラーの支援で報告書案を取りまとめ 厚労省と文科省

 厚生労働省と文部科学省の副大臣を共同議長とする、「ヤングケアラーの支援に向けた福祉・介護・医療・教育の連携プロジェクトチーム」は17日、3回にわたる有識者のヒアリングなどを踏まえて、今後取り組むべき施策を掲げた報告書案を取りまとめた(p4~p16参照)。 ヤングケアラーは一般的に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている児童を指す(p4参照)。年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負うことで、本人の育ちや教育に影響があるといった課題があり、早期発見・・・・...

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[医療改革] 国民皆保険と薬のイノベーション評価の両立、難題だが推進

 田村憲久厚生労働相は17日、革新的な医薬品の創出に向けた官民対話で医薬品の保険収載に触れ、国民皆保険の維持と薬のイノベーションへの評価を両立させることについて「難しい課題だが進めていく」と述べた。また、夏までに策定する新たな医薬品産業ビジョンで明確な方向性を打ち出す考えも示した。対話後、厚労省の担当者が明らかにした。 同省はこの日提示した資料で、医薬品産業での創薬競争や供給の環境の変化、制度的な見直しを受け、国内の製造販売事業者や卸売事業者などがどのような方向を目指すべきかについての政・・・...

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[感染症] 感染性胃腸炎、手足口病が3週連続で増加 国立感染症研究所

 国立感染症研究所は14日、「感染症週報 第16週(4月19日-4月25日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り(p5参照)(p29~p31参照)。▽インフルエンザ/0.00(前週0.00)/前週より増加▽RSウイルス感染症/1.39(1.12)/第12週以降増加が続いている▽咽頭結膜熱/0.20(0.14)/前週より増加▽A群溶血性レンサ球菌咽頭炎/0.79(0.68)/2週連続で増加▽感染性胃腸炎/3.95(3.22)/3週連続で増加▽手足口病/0.02(0....

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[介護] 第8期事業計画期間の介護保険料、初の平均月額6,000円超に 厚労省

 厚生労働省は14日、第8期介護保険事業計画期間(2021-23年度)における介護保険の第1号保険料の全国平均額について、第7期より145円増加の月額6,014円となり、制度創設から初めて6,000円を上回ることを公表した(p1参照)。 保険料額は、保険者ごとの保険料基準額(月額)を全国加重平均したもの。これまでの推移は、▽第1期2,911円▽第2期3,293円▽第3期4,090円▽第4期4,160円▽第5期4,972円▽第6期5,514円。また、25年度の被保険者数およびサービス見込み量などを基に...

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[医療改革] 大麻由来の薬の使用解禁を提案、法規制を見直しへ 厚労省

 厚生労働省は14日、法で規制されている大麻由来の成分を利用した医薬品について、製造や使用などが可能となるよう法規制を見直す案を、有識者検討会に示した。効能・効果が認められ、国の承認を得ることを条件とする(p14参照)。検討会では、こうした方向性を盛り込んだ報告書を夏までに取りまとめる予定。 現行の大麻取締法では、大麻の輸出入や大麻から製造された医薬品の使用を禁止している。ただ、海外の複数の国では、大麻由来の医薬品が難治性のてんかん治療薬として承認されている。 こうした状況などを踏まえ・・・...

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[医療改革] 社会保障は高齢化による増加分を堅持 諮問会議民間議員

 骨太方針2021の策定に向けた議論を進めている経済財政諮問会議は14日、経済・財政一体改革の総論を議題とした。民間議員は、コロナ禍で将来不安が拡大し、社会保障への要望も高まっているとして、社会保障の持続可能性を確保する必要があり、PB黒字化と財政健全化目標を堅持すべきだとした。その中で「社会保障は高齢化による増加分」としてきた歳出の目安の仕組みも堅持すべきとした(p45~p46参照)。 民間議員提言は、コロナ禍での財政出動により、国と地方のPBは改善軌道から一時的に大きく乖離する見込みの中、さらに...

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[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 5月17日-5月22日

 来週5月17日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。 (新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)5月17日(月)13:00-16:00 第110回 社会保障審議会 障害者部会5月18日(火)未定 閣議5月19日(水)10:00-12:00 第54回 厚生科学審議会 疾病対策部会 臓器移植委員会15:00-17:00 第121回 厚生科学審議会 科学技術部会5月20日(木)14:00-16:00 成年後見制度利用促進専門家会議 第...

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[医薬品] 欠品見込みのプロポフォール、必要量のみ購入を 厚労省事務連絡

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で需要が拡大し、欠品が生じる見込みのプロポフォール製剤について、厚生労働省は14日、安定供給が再開されるまで、その代替薬を含めて、返品が生じないよう必要量に見合う量のみを購入することや、一層の適正な使用を医療機関に求める事務連絡を都道府県などに出した。臨床上の問題がなければ、麻酔の維持において揮発性吸入麻酔薬の使用を検討するよう促している(p1参照)。 新型コロナの感染拡大で、人工呼吸器を必要とする重症患者の増加に伴い、人工呼吸中の鎮静などに用いるプ・・・...

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[医療提供体制] 全ゲノム情報活用推進へ産業フォーラムが23年度発足

 厚生労働省は、全ゲノム解析に関する実行計画のロードマップの案を関連の専門委員会に示した。解析した全ゲノムデータの利活用を進め、患者に成果をいち早く届けるため、産業界とアカデミアで2023年度からフォーラムをそれぞれ発足させると説明(p43参照)。こうした方針に異論は出なかった。委員会では、5月末に開催予定の次の会合での策定を目指す。 ロードマップ案は、同省が14日の厚生科学審議会の「全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会」で提示した。それによると、産業フォーラムは、製薬企業をはじめとする関・・・...

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[医療提供体制] コロナワクチン 高齢者への累計接種回数70万5,157回 政府

 政府は、新型コロナウイルスワクチンの接種実績について公表した。医療従事者などに対する累計接種回数は、488万8,279回(1回目:336万7,995回、2回目:152万284回、5月13日時点)(p1参照)。また、高齢者へのワクチン接種回数は全国で70万5,157回(1回目:65万9,338回、2回目:4万5,819回、5月13日時点)となった(p2参照)。 新型コロナワクチン接種後、2月17日から5月2日までに副反応疑い報告において死亡と報告された事例は28件。「専門家の評価」では、28件の事例...

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[医薬品] 小柴胡湯加桔梗石膏の「使用上の注意」の改訂を指示 厚労省

 厚生労働省は13日、医療用医薬品の添付文書(使用上の注意)改訂の指示を出した(p1~p2参照)。改訂の対象となった医薬品は以下の通り。〔小柴胡湯加桔梗石膏〕 商品名はツムラ小柴胡湯加桔梗石膏エキス顆粒(医療用)。「扁桃炎、扁桃周囲炎」に効能・効果がある。 「重大な副作用」の項に「間質性肺炎」を追記する。国内症例が集積したことから、専門委員の意見も踏まえ、改訂することが適切と判断した。 直近3年度の国内症例の集積状況に関しては、間質性肺炎関連症例が2例(死亡0例)あり、このうち医薬品と事象と・・・...

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[医療提供体制] 東京都で入院さらに増加、医療提供体制の逼迫近づいている

 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第45回)が13日、都庁で開かれた。公表された「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、「新規陽性者数の増加に伴い、従来株から変異株(N501Y)への入れ替わりが進み、入院患者数がさらに増加して、医療提供体制の逼迫が近づいている」との見解を示している(p12参照)。 コメント・意見では「3月以降、60代以下の入院患者数の割合が増加傾向にあり、4月以降はなかでも50代以下の割合が増加傾向にある」と指摘。変異株(N501Y)は重症化率・死亡率が従来...

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[医療提供体制] 研修医によるコロナワクチン接種、研修の一環で容認

 厚生労働省は13日、臨床研修を受けている医師による新型コロナウイルスのワクチン接種について、研修の一環で実施することを認める事務連絡を都道府県に出した(p1参照)。その場合の体制として、接種会場に指導医を配置することや、それが難しければオンラインなどで指導医と連絡を取れるようにすることを求めている(p2参照)。◆接種業務への報酬、研修医も受領可 事務連絡によると、研修医によるワクチン接種の実施は、内科や地域医療などの必修分野の研修や、保健・医療行政といった選択研修の一環とすることが・・・...

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[感染症] 新規報告数0人、累計患者数6人 風しん疫学情報・第17週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは13日、「風しんに関する疫学情報:2021年5月7日現在、第17週(4月26日-5月2日)」を公表した。 第17週の新規報告数は0人。第1週からの累積患者報告数は遅れ報告もなかったため、前週と変わらず6人だった。なお、5月8日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

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[医療提供体制] 21年4月は事故報告25件、調査依頼4件 医療事故現況報告

 日本医療安全調査機構が12日に公表した「医療事故調査制度の現況報告(4月)」によると、医療事故報告は25件あったことがわかった。センター調査依頼は4件。医療事故報告の内訳は、病院25件、診療所0件。 診療科別では、外科6件、内科5件、消化器科・その他各4件、循環器内科・心臓血管外科各2件、整形外科・脳神経外科各1件だった(p1~p2参照)。 センターへの相談件数は152件(累計1万500件)。内訳は、医療機関70件、遺族など71件、その他・不明11件だった。 相談内容による集計では174件(複数計...

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[医薬品] 5成分9品目で市場拡大再算定、8月から薬価引き下げ 厚労省

 厚生労働省は12日の中央社会保険医療協議会・総会に、年間販売額が350億円超かつ基準年間販売額の2倍超の要件に該当したなどとして、医薬品5成分9品目について、市場拡大再算定を行うことを報告し、了承された。薬価の引き下げが8月1日から適用される(p256参照)。 市場拡大再算定の要件に該当したのは、ファイザーのトランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーの末梢神経障害の進行抑制などに対する「ビンダケルカプセル20mg」と、中外製薬の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんなどに対する「テセント...

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[医療機器] 医療機器4品目、臨床検査4件の保険適用を承認 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は12日、医療機器4品目と臨床検査4件の保険適用を承認した。詳細は以下の通り。【医療機器】区分C2(新機能・新技術)(2021年6月収載予定)●「ラミラネブライザシステム」(インスメッド)(p2参照)(p3~p5参照)▽使用目的:機械的振動により発生させたエアロゾル化した医薬品を供給する装置であり、アミカシンリポソーム吸入用懸濁液アリケイス吸入液590mg専用のネブライザとして使用される。▽保険償還価格:特定保険医療材料としては設定せず、新規技術料にて評価する。●「In...

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[医療提供体制] 関西圏、自宅・宿泊療養中の悪化に迅速対応が困難 厚労省

 厚生労働省は12日、第34回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。関西圏の感染状況については「大阪、兵庫を中心に、医療提供体制や公衆衛生体制の非常に厳しい状況が継続」と指摘。「自宅および宿泊療養中の症状の悪化に対して迅速な対応が困難となっている」との見解を示している(p2参照)。 厚労省によると、4日時点の全国の入院者数は1万4,927人で、1週間前と比べて1,838人増えている。全国の受入確保病床数に対する割合は44.9%(1週間前は40.0%)・...

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[診療報酬] 薬価制度改革へ製薬・卸売団体などから意見聴取 中医協・部会

 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は12日、次回薬価制度改革に向けた議論を開始し、製薬団体、医薬品卸売団体などの意見を聴取した。製薬団体は、特に中間年薬価改定を「抜本改革の趣旨を大きく逸脱」と批判し、対象は「価格乖離の大きな品目」という趣旨に立ち戻ることを求めた(p22参照)。また、特許期間中の新薬の薬価が維持されるよう新薬創出等加算を見直すこと、安定確保医薬品に対する薬価制度上の措置を求めた。卸売団体は、流通コストが増加しているとして、卸の役割や機能の適切な評価を求めた・・・...

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[医療提供体制] 高齢者コロナワクチン接種、7月末までに終了見込みは85.6%

 厚生労働省と総務省は12日、高齢者を対象とする新型コロナワクチン接種について、各市区町村の終了時期の見込み調査の結果を公表した。政府が目標とする7月末までに終了する見込みだと85.6%の自治体が回答した(p1参照)。 調査は4月30日に各都道府県へ依頼が発出され、政府が12日に結果を取りまとめた。新型コロナワクチンの高齢者向け接種の終了予定時期ごとの自治体数は、▽7月末まで1,490(85.6%)▽8月中185(10.6%)▽9月以降66(3.8%)-だった。 このうち、7月末までに終了予定だと回...

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[医薬品] 新薬13成分23品目と再生医療等製品の薬価収載を了承 中医協

 中央社会保険医療協議会・総会は12日、新薬13成分23品目と、再生医療等製品「ブレヤンジ静注」(セルジーン)を19日付で薬価収載することを了承した。新薬13成分のうち、新薬創出等加算の対象は9成分、費用対効果評価の対象は3成分だった(p59~p60参照)(p34~p35参照)。 JCRファーマのムコ多糖症II型に対する「イズカーゴ点滴静注用」(一般名パビナフスプアルファ)は、サノフィの「エラプレース点滴静注液」を最類似薬とし、有用性加算I(40%)が算定され、新薬創出等加算の対象となった。 先駆け...