「 厚生労働省 」一覧

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[医薬品] 再生医療等製品2品目の保険収載を審議へ 中医協・総会が了承

 中央社会保険医療協議会・総会は23日、薬事承認された再生医療等製品2品目の保険収載について、悪性神経膠腫を適応症とする第一三共の「デリタクト注」は薬価基準に、角膜上皮幹細胞疲弊症を適応症とするジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの「オキュラル」は材料価格基準に、それぞれ収載することで審議することを了承した(p82~p85参照)。 デリタクト注は、遺伝子組換え単純ヘルペスウイルス1型で、悪性神経膠腫の患者の腫瘍内に直接投与すると、▽腫瘍細胞内で選択的に複製され、複製の過程で感染細胞を破壊して・・・...

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[診療報酬] 薬価・特定保険医療材料価格調査の内容を了承 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は23日、2022年度診療報酬改定に向け、21年度に実施する医薬品価格調査(薬価調査)と特定保険医療材料価格調査の内容を了承した。薬価調査は、20年度実施の中間年調査では、調査対象を絞り込んだが、2年に1回の調査の規模に戻して行う。支払側委員は、薬価、特定保険医療材料価格とも、調整幅の妥当性を議論するための集計や分析を行うことを求めた(p252参照)(p256参照)。 薬価調査は、20年度に実施した初めての中間年改定のための簡略化した調査から、従来の2年に1回の薬価調査...

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[診療報酬] 看護必要度、患者割合の捉え方などで議論 中医協・小委員会

 中央社会保険医療協議会の診療報酬基本問題小委員会は23日、入院医療に関する2020年度調査の結果を基に、22年度の次期診療報酬改定に向けて議論した。支払側の委員は、急性期一般入院料での「重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)IIの方がIよりも該当患者割合が高い傾向が見られるとし、その要因を分析するよう厚生労働省に求めた。また、回復期リハビリテーション病棟入院料のリハビリテーション実績指数の経過措置期間を再延長する必要はなかったとも指摘。これらの意見に診療側の委員が反論した。 20年度調査・...

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[介護] コロナで経費増、介護福祉士試験などの受験手数料アップへ 厚労省

 厚生労働省は23日、「社会福祉士及び介護福祉士法施行令」「精神保健福祉士法施行令」の一部を改正する政令案などの概要を公表した。介護福祉士試験、社会福祉士試験、精神保健福祉士試験の受験手数料が上がる。8月上旬に公布・施行の予定(p2~p3参照)。 概要では、手数料の改定を行う理由について「令和2年度の試験実施に当たって、新型コロナウイルス感染症対策のため、試験会場の増設、試験実施要員の増員等を実施する必要が生じ、試験事務にかかる経費が増大し、次年度以降も同様の状況が見込まれる」と説明している・・・...

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[労働衛生] 脳・心臓疾患事案の労災請求・支給決定件数が減少 厚労省

 厚生労働省は23日、2020年度の「過労死等の労災補償状況」を公表した。脳・心臓疾患に関する事案の労災の請求件数は784件で、前年度と比べて152件減った。支給決定件数は前年度比22件減の194件で、このうち死亡件数は同19件減の67件だった。 厚労省によると、脳・心臓疾患に関する事案の労災の業種別(大分類)の支給決定件数で最も多かったのは「運輸業、郵便業」(158件)だった。中分類では、大分類の「輸送・機械運転従事者」に含まれる「道路貨物運送業」(118件)が最も多かった。 脳・心臓疾患に関する...

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[医療機器] 医療機器3品目、臨床検査2件の保険適用を承認 中医協・総会

 中央社会保険医療協議会・総会は23日、医療機器3品目と臨床検査2件の保険適用を承認した。 新たに保険適用される医療機器(2021年9月収載予定)は次の通り(p10~p23参照)。【区分C2:新機能・新技術】●少なくとも一側の骨導閾値が正常または軽度障害である難聴症例に対し、日常の環境で環境音と語音の聞き取りを改善するために使用する「メドエル骨導インプラント BONEBRIDGE」(メドエルジャパン):保険償還価格72万円(インプラントBCI602)、32万5,000円(SAMBA BB)、2万9,...

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[医療提供体制] 東京・千葉のコロナ新規感染者、増加に転じる動き 厚労省

 厚生労働省は23日、第40回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の分析・評価などを公表した。首都圏(東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県)の感染状況に関しては、東京と千葉の新規感染者数について「横ばいから増加に転じる動き」が見られると指摘。「東京では特に20代が多く、都心部で感染者数が高い状況」としている(p2参照)。 厚労省によると、15日時点の全国の入院者数は9,092人で、1週間前と比べて2,659人減っている。全国の受入確保病床数に対する割合は25.5%(1週間前は33...

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[感染症] 新規報告数0人、累積患者報告数は7人 風しん疫学情報・第23週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは22日、「風しんに関する疫学情報:2021年6月16日現在、第23週(6月7日-6月13日)」を公表した。 第23週の新規報告数は0人。第1週からの累積患者報告数は遅れ報告もなかったため、前週と変わらず7人だった。なお、6月17日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

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[医療改革] ドローンによる医薬品配送に関するガイドラインを策定

 厚生労働省などは、ドローンによる医薬品配送に関するガイドラインを策定した。薬局や医療機関が処方箋により調剤された薬剤を配送する場合(一般用医薬品の販売を含む)、卸売販売業者が医薬品を医療機関等に配送する場合などを対象とし、ドローンによる医薬品配送の事業計画を策定し自治体に届け出ることや、服薬指導の実施、品質確保、事故発生時の対応などについて記載している(p1~p8参照)。 ドローンを用いて医薬品を配送する実証事業が、全国のへき地などで実施されている。また、ドローン物流事業について、内閣・・・...

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[救急医療] 21年6月14日-6月20日の熱中症による救急搬送は892人 消防庁

 消防庁が22日に公表した6月14日-6月20日の「熱中症による救急搬送人員数(速報値)」によると、熱中症による救急搬送人員数は892人、4月26日からの累計は4,900人となった(p4参照)(p8参照)。6月1日-6月20日の搬送人員数は3,247人で前年同時期(4,213人)と比べ966人減少した(p2参照)。 年齢区分別の搬送人員と構成比は、乳幼児(生後28日以上7歳未満)9人(1.0%)、少年(7歳以上18歳未満)113人(12.7%)、成人(18歳以上65歳未満)268人(30.0%)、高...

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[医療提供体制] コロナワクチン職域接種、複数種類の併用認める 厚労省

 厚生労働省健康局健康課予防接種室は22日、新型コロナワクチンの職域接種に関する事務連絡を都道府県、保健所設置市、特別区に出した。「ファイザー社ワクチンを使用している医療機関等において、武田/モデルナ社ワクチンによる職域接種を受け入れる場合には、複数種類のワクチンの同一医療機関等での一時的な併用を認める」などとしている(p1参照)。 事務連絡では、企業などが職域接種を進めるに当たり、すでにファイザー社ワクチンを用いて住民への接種を実施している医療機関や特設会場と連携して実施することも考・・・...

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[医療提供体制] コロナワクチン学校集団接種、個別が困難な場合容認

 厚生労働省健康局健康課予防接種室と文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課は22日、新型コロナワクチンの学校集団接種に関する事務連絡を都道府県・指定都市教育委員会学校保健担当課などに出した。学校集団接種に関しては、推奨していないとしながらも、個別接種の体制確保が困難な場合は、一定の条件下での実施を容認している(p1~p2参照)。 事務連絡では、学校集団接種の考え方や留意点を取りまとめたことを説明。「中学校、義務教育学校後期課程、高等学校、中等教育学校、特別支援学校の中等部及び高等部並びに・・・...

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[医療提供体制] コロナワクチン接種、139件の間違い 厚労省が事務連絡

 厚生労働省健康局健康課予防接種室は22日、新型コロナワクチン接種で16日までに延べ接種回数約2,332万件のうち、139件の間違いがあったとの報告をまとめ、各都道府県などに間違いの防止についての事務連絡を出した(p2参照)。誤った用法用量で接種したなど、健康被害につながるおそれのある「重大な間違い」としての報告は70件あった。 間違いの詳細は、接種間隔の間違いが31件、血液感染を起こし得る間違いが23件、不必要な接種および接種量の間違いがそれぞれ13件など。 他の対象者に使用した注射器を別の対象者...

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[経営] 2020年度の大学病院医業利益は約2,619億円の減益

 全国医学部長病院長会議は6月22日、「新型コロナウイルス感染症に関する大学病院の経営状況調査(3月度)」を公表した。2020年度の医業利益は約2,619億円の減益となり「依然厳しい経営状況にある」と報じた(p2参照)(p6参照)。 調査対象病院数は、国立大学病院43病院、公立大学病院9病院、私立大学病院86病院の計138病院(p2参照)。 20年度4-3月累計の医業利益率は対前年度比3.93%減の1,204億2,200万円減益。20年度の医業利益率は8.3%減の2,619億700万円の減益となった...

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[人口] 人口動態統計速報 21年4月分 厚労省

 厚生労働省は6月22日、2021年4月分の「人口動態統計速報」を公表した。詳細は以下の通り(p2参照)。▽出生数/7万582人(前年同月比3.7%減・2,704人減)▽死亡数/11万8,169人(4.2%増・4,807人増)▽自然増減数/4万7,587人の減少(7,511人減)▽婚姻件数/3万3,554件(11.5%減・4,359件減)▽離婚件数/1万6,695件(1.2%増・202件増)・・・...

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[医薬品] その他の腫瘍用薬「使用上の注意」の改訂指示 厚労省

 厚生労働省は6月21日付けで「その他の腫瘍用薬」について、添付文書の「使用上の注意」の改訂を指示する通知を、日本製薬団体連合会に送付した。 「医療用医薬品の添付文書等の記載要領について」に基づく改訂で、その他の腫瘍用薬「ニボルマブ(遺伝子組換え)」に「重要な基本的注意」の項を新設し、「切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を記載。さらに「カルボプラチン、パクリタキセル及びベバシズマブ(遺伝子組換え)を併用投与する際には、発熱性好中球減少症があらわれることがあるので、必要に応じて血液検査を・・・...

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[労働災害] 労働災害による死亡者数は前年比7.5%減の247人 厚労省

 厚生労働省は21日、2021年6月の「労働災害発生状況(速報値)」を公表した。2021年1月1日-5月31日までに発生した労働災害の詳細は以下の通り(p1~p2参照)。【死亡災害】●死亡者数:247人(前年同期比20人減・7.5%減)●事故の類型別発生状況▽墜落・転落/74人▽はさまれ・巻き込まれ/49人▽交通事故(道路)/40人【死傷災害(休業4日以上)】●死傷者数:4万8,046人(1万1,057人増・29.9%増)●事故の類型別発生状況▽転倒/1万1,742人▽その他/7,074人▽墜落・転...

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[医療提供体制] コロナ補助対象、7月11日までの割り当て病床に 厚労省

 新型コロナウイルスの感染患者などの入院を受け入れる医療機関への2021年度の緊急支援事業補助金について、厚生労働省は21日、感染患者用の即応病床を7月11日までに割り当てられた医療機関に対象を広げることを明らかにした(p8参照)。交付申請書の提出期限も同日(必着)に延長する(p11参照)。従来の期限は共に6月20日だったが、緊急事態宣言が沖縄県に7月11日まで適用されることや、東京や大阪など7都道府県では同日まで「まん延防止等重点措置」に移行したことなどに伴って見直した。 21年度の同事業では、緊...

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[介護] LIFEデータのフィードバック、23日から 厚労省が発表

 厚生労働省は21日、科学的介護情報システム「LIFE」のフィードバック帳票について、5月10日までにデータを提出した事業所は、23日からダウンロードできる予定だと発表した。 LIFEホームページで、フィードバック帳票がダウンロードできるようになれば改めてお知らせ欄で知らせるとしている。また、今後のフィードバックについても、お知らせ欄等を通じて知らせる。 LIFEの利活用の手引きによると、LIFEで作成されるフィードバック票は、事業所票と利用者票の2種類で構成されるとしている(p82参照)。事業所が...