「 厚生労働省 」一覧

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[介護] 療養通所介護の報酬体系、包括化を提案 厚労省が社保審・分科会に

 厚生労働省は15日、社会保障審議会・介護給付費分科会に対して、2021年度介護報酬改定で療養通所介護の報酬を包括報酬とすることを提案した(p43参照)。 療養通所介護は、難病などの重度要介護者やがん末期の利用者を対象とした地域密着型サービス。看護師の常勤配置の下、サービスを提供している。12年以降の事業所数は横ばいから微増傾向にあり、19年時点で89。18年5月-19年4月の実績では、要介護5の利用者が61.1%を占めている(p48参照)。 療養通所介護の報酬は、サービス提供時間に応じた基本サービ...

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[介護] 退院・退所時のカンファレンスに福祉用具専門相談員の参画を

 社会保障審議会・介護給付費分科会は15日、退院・退所時のカンファレンスへ福祉用具専門相談員の参画を促すための方策について検討した。厚生労働省は、2021年度介護報酬改定で居宅介護支援の「退院・退所加算」や施設サービスの「退所前連携加算」の算定要件に、関係職種の関与を明示することを提案した(p148参照)。 厚労省が同日示したデータ(14年度の老健事業による調査結果)によると、医療機関や老人保健施設が実施する退院・退所時のカンファレンスでは、福祉用具事業者が「10割」参加している施設もあれば、「・・...

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[介護] 要支援1・2の30日超の長期ショートステイに疑問も 社保審・分科会

 社会保障審議会・介護給付費分科会が15日に開かれ、要支援1・2の介護予防短期入所生活介護(ショートステイ)で30日を超える利用があることに対し、委員から疑問の声が上がった(p126参照)。 連続30日を超えて長期にショートステイを利用する場合、30日を超える日以降の介護報酬算定はできないが、自費利用を挟み同一事業所で引き続き連続30日を繰り返して利用する場合には、1日につき30単位の減算を適用して算定が可能になる(p125参照)。 この日の分科会で、要介護1以上のショートステイとは異なり、要支援1...

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[介護] 通所介護の個別機能訓練加算、見直しを提案 厚労省

 厚生労働省は15日の社会保障審議会・介護給付費分科会に、通所介護・地域密着型通所介護の「個別機能訓練加算(I)(II)」の見直しを提案した(p25参照)。加算の(I)と(II)で目的・趣旨が異なるが、いずれも実施する訓練の内容に差がないなどを見直しの理由に挙げた。 通所介護・地域密着型通所介護では、利用者が可能な限り居宅で自立した日常生活ができるように職員が利用者宅を訪問し、ニーズや生活状況を把握して多職種共同でアセスメントを行い、個別機能訓練計画を作成して訓練を行う(p19参照)。これを・・・...

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[医療改革] 不妊治療への保険適用で年末に工程を策定 政府

 菅義偉首相は15日の全世代型社会保障検討会議で、不妊治療への保険適用を早急に検討し、年末に工程を明らかにすると述べた。また、適用までの間、現行の助成措置を大幅に拡充する方針も示した(p1参照)。一部の民間議員は、2022年度診療報酬改定を待たずに、適用化を急ぐべきだと主張した。 この日は、少子化対策をテーマに議論し、医療関連では不妊治療を保険適用化する方向性で認識が一致。田村憲久厚生労働相は、不妊治療などに関する実態調査を早急に開始すると述べた。 民間議員からは、科学的なエビデンスに基づ・・・...

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[医療費] 20年度医療保険医療費 4-6月号を公表

 厚生労働省は14日、「最近の医療費の動向[医療保険医療費]2020年度4月号・5月号・6月号」を公表した。詳細は以下の通り。●4月号 2020年度4月の医療保険適用75歳未満の医療保険医療費は1兆7,863億円(対前年同期比11.0%減)、75歳以上は1兆3,205億円(6.4%減)(p2参照)。このうち医科入院医療費は、75歳未満が5,777億円(7.8%減)、75歳以上は6,515億円(5.7%減)(p3参照)。医科入院外医療費は75歳未満が6,507億円(16.1%減)、75歳以上は3,71...

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[がん対策] がん患者の実態調査 医療の質の総合的評価7.9点 国がん

 国立がん研究センターがん対策情報センターは、がん対策の評価、方向性を検討するため「がん患者の診療体験・療養生活実態」の全国調査を実施、14日にその調査結果を公表した。今回の調査は2014年度に行われた1回目の調査に続き、17年度に施行された第3期がん対策推進基本計画の中間評価(21年度実施予定)に向むけて2回目の患者体験調査となる。医療の質を総合的に評価する問いへの評価結果は7.9点(0-10 点評価)となった(p1参照)。 調査期間は19年1月-7月で、都道府県がん診療連携拠点病院、地域がん診療...

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[医療費] 20年度概算医療費 4-6月号を公表 厚労省

 厚生労働省は14日、「最近の医療費の動向[概算医療費]2020年度4月号・5月号・6月号」を公表した。詳細は以下の通り(4-6月号の医科入院には入院時食事療養費などを含まない)。●4月号 2020年度4月の概算医療費は3.3兆円(対前年同期比8.8%減)。うち医療保険適用の75歳未満は1.8兆円(11.1%減)、75歳以上は1.3兆円(6.4%減)(p1参照)(p4参照)。 1人当たり医療費は2.6万円(8.6%減)で、75歳未満は1.7万円(10.5%減)、75歳以上は7.4万円(7.9%減)(...

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[医療費] 厚労省が4-6月の医療費の動向を提示 社保審・医療保険部会

 厚生労働省は14日の社会保障審議会・医療保険部会に、医療保険制度における新型コロナウイルス感染症の影響として4-6月の医療費の動向を示した。前年同月比で4月は▲8.8%、5月は▲11.9%で10%程度の減少となったが、6月は▲2.4%にとどまった。ただ、休日数等調整後は、各月とも減少幅が拡大する一方、4-5月と6月の減少幅の差は小さくなるとした。また、レセプト総点数では、6月に減少幅が小さくなったが、7月は減少幅が若干広がっていることも示した(p4参照)(p16参照)(p23参照)。 新型コロナウ...

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[医療改革] オンライン資格確認、カードリーダーの申し込み14.5% 厚労省

 厚生労働省は、オンライン資格確認の際に必要となる顔認証付きカードリーダーについて、11日時点で医療機関など3万3,179施設から申し込みがあったことを明らかにした。その割合は、全ての対象施設の14.5%だった(p61参照)。 申し込み済みの施設別の内訳は、病院が965施設(11.6%)、医科診療所が8,051施設(9.0%)、歯科診療所が9,638施設(13.6%)、薬局が1万4,525施設(24.3%)(p61参照)。 同カードリーダーの申し込みの前に必要なアカウント登録については、医療機関や薬...

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[医療改革] 不妊治療の保険適用範囲、実態調査を踏まえて決定へ 厚労省

 厚生労働省は14日、不妊治療の保険適用の対象範囲について、2020年度の実態調査の結果を踏まえ、有効性や安全性を考慮しながら決定する方針を社会保障審議会・医療保険部会に示した。近く医療機関への調査を開始する。 部会の終了後、同省保険局の岡田就将・医療技術評価推進室長は、記者団に対し「不妊治療のどの範囲が保険適用になるのかは、調査で実態を明らかにし、有効性・安全性の確認のプロセスを経てから決めることになる」と説明した。 同省が実施するのは、20年度の子ども・子育て支援推進調査研究事業での「不妊・・・...

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[感染症] 新型コロナ重症者数は下げ止まりの状況 厚労省

 厚生労働省は13日、第10回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの感染状況の評価などを公表した。入院患者数については「減少傾向となっている」としながらも、「重症者数は、8月下旬以降減少傾向となっていたが、直近では先週と同水準であり、下げ止まりの状況となっている」としている(p95参照)。 厚労省によると、7日時点の全国の入院者数は2,979人で、1週間前と比べて287人減っている(p6参照)。受入確保病床数に対する割合(全国11.2%)に関しては「一部地域ではやや高水準となっている」と...

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[感染症] 新規報告数3週連続0人、累計患者数90人 風しん疫学情報・第40週

 国立感染症研究所・感染症疫学センターは13日、「風しんに関する疫学情報:2020年10月7日現在、第40週(9月28日-10月4日)」を公表した。それによると、新規報告された患者数は3週連続で0人だった。遅れ報告もなかったため、第1週からの累積患者報告数は前週から増減なく90人となった。なお、8日以降に遅れて届出のあった報告は含まれていない(p1参照)。・・・...

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[医療提供体制] 医療型でも強度行動障害児特別支援加算を算定 厚労省案

 厚生労働省は12日、第17回障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(オンライン会議)で、強度行動障害児特別支援加算について、福祉的支援の強化の観点より、「医療型障害児入所施設においても算定できるようにしてはどうか」と提案した(p34参照)。 強度行動障害児特別支援加算は、知的障害児や自閉症児の診療に相当の経験を有する医師(指定福祉型障害児入所施設の職務に1カ月以上従事)や心理指導担当職員を配置することや、加算対象児の居室は原則として個室とすることなどが算定要件となっている(p35参照)。・・・...

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[健康] 幼少期のアトピー性皮膚炎が思春期の精神疾患を誘導 NCNPが発表

 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は10日、NCNP神経研究所疾病研究第4部の橋本興人研究員らが、幼少期のアトピー性皮膚炎によるストレスが脳内炎症反応の応答性増大持続を促し、これが思春期のうつ様症状誘導の原因となる可能性を示したと発表した(p1参照)。 幼少期のアトピー性皮膚炎は、強い掻痒感で生活の質(QOL)を著しく低下させるだけでなく、その後のアレルギー疾患である喘息やアレルギー性鼻炎への引き金になることが知られている。こうした他のアレルギー性疾患に罹患するリスクだけでなく、精神疾患・...

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[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 10月12日-10月17日

 来週10月12日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。(新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式や開催日などが変更になる可能性があります)10月12日(月)15:00-17:00 第17回 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(オンライン会議)10月13日(火)未定 閣議10月14日(水)10:00-12:00 令和2年度第3回 介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会15:00-17:00 第131回 社会保障審議会 医療保険部会(オンライン会議)17:00-19:00 ...

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[家計調査] 家計調査報告 20年8月分 総務省

 総務省は9日、2020年8月分の「家計調査報告」を公表した。詳細は以下の通り。●1世帯当たりの消費支出(p1~p2参照)▽全体/27万6,360円(前年同月比:名目6.7%減、実質6.9%減)、11カ月連続の実質減少▽保健医療関連/1万5,041円(名目12.1%増、実質11.7%増)、3カ月連続の実質増加●勤労者世帯の1世帯当たりの実収入:52万8,891円(名目1.4%増、実質1.2%増)、8カ月連続の実質増加(p3参照)・・・...

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[感染症] BCGや日本脳炎ワクチンなど疾病・障害12件認定 厚労省が公表

 厚生労働省は9日、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。BCGやインフルエンザ、PPSV(肺炎球菌)、日本脳炎などのワクチンを接種した14件について、予防接種と疾病・障害などとの因果関係を審議した分科会は、BCGの6件、PPSV、日本脳炎のいずれも2件、DT(ジフテリア・破傷風)、MR(麻疹・風疹混合)のいずれも1件の計12件を認定した(p1参照)。 疾病・障害については、BCGは瘢痕ケロイド、左上腕瘢痕ケロイド、左肩瘢痕ケロイド、左腋窩リンパ節炎、右肘部BCG肉芽腫...

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[介護] 看多機の自立支援・重度化防止のケアに評価で議論 社保審・分科会

 2021年度介護報酬改定に向けた個別サービスの議論が2巡目を迎え、具体化しているが、看護小規模多機能型居宅介護(看多機)については、褥瘡の治療など多職種協働による自立支援や重度化防止のケアに対する新たな評価の創設が議論となった(p195参照)。 看多機は、地域密着サービスの1つで通所・泊まり・訪問を行う小規模多機能型居宅介護に、訪問看護の機能を加えた複合型サービス。 厚生労働省は9日の社会保障審議会・介護給付費分科会に、過去1年以内の看多機利用者の状態変化について、事業者の80.2%が「褥瘡の治・...

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[病院] 1日平均外来患者数、前月比約25万人増の120万人 病院報告6月分

 厚生労働省はこのほど、2020年6月分の「病院報告(概数)」を公表した。病院の詳細なデータは以下の通り(p1参照)。●平均在院日数▽全病床平均/28.3日(前月比5.2日減)▽一般病床/16.2日(2.6日減)▽療養病床/135.4日(17.4日減)▽介護療養病床/304.6日(70.1日減)▽精神病床/265.4日(51.1日減)▽結核病床/49.9日(1.0日減)●1日平均患者数▽在院患者数/113万2,251人(3万2,968人増)▽外来患者数/120万2,418人(24万9,689人増)●...