「 厚生労働省 」一覧
[医療提供体制] ICT基金による電子処方箋の導入補助を9月まで延長 厚労省
電子処方箋の導入に関する政府の目標を見直し、新たな目標は夏ごろ決めるとしている<doc18899page6>。この見直しを踏まえ、厚生労働省は「医療情報化支援基金」(ICT基金)による電子処方箋の導入補助の対象期間を9月まで延長する<doc18899page11>。同省が3日に開催された「電子処方箋推進会議」で報告した。 これは、電子処方箋のさらなる導入促進策の一環で、2024年度の補正予算で措置した「電子処方箋の活用・普及の促進事業」(都道府県による導入助成)も25年度に...
[医療提供体制] 産科補償対象外の子への特別給付「周知を」 厚労省
出産に伴って重い脳性まひになった子どもに補償金を支払う「産科医療補償制度」について、厚生労働省は過去の個別審査で補償対象から外れた子どもにも、一定の要件を満たせば特別給付金を支給する事業を分娩機関、住民などに広く周知するよう呼び掛ける事務連絡を都道府県などに送付した<doc19023page1>。 この事業は、同制度の個別審査で補償対象外となった子どもを救済するため、日本医療機能評価機構が1月に運営を開始。重症度の基準などの要件を満たした脳性まひ児に対して1人当たり1,200万円を特例...
[医療提供体制] 医療法人2,032の38.2%が赤字、23年度 福祉医療機構
福祉医療機構は、2022-23年度で比較可能なデータがある2,032の医療法人のうち38.2%で23年度の経常収支が赤字だったとするレポートを公表した。赤字法人の割合は、前年度から5.6ポイント拡大した<doc18989page2>。 医療などの本業で確保した利益を示す「事業利益率」は、22年度から1.1ポイント減少し、マイナス0.8%となった<doc18989page2>。事業利益率がマイナスに転じたのは、20年度以来3年ぶり<doc18989page1>。 ...
[医療提供体制] ゲノム医療でアクセスしやすい提供体制整備へ 基本計画案
厚生労働省は2月28日、ゲノム医療推進法に基づく基本計画の案を「ゲノム医療推進法に基づく基本計画の検討に係るワーキンググループ」に示した。取り組むべき施策として、患者がアクセスしやすいゲノム医療の提供体制や相談支援体制の整備を進めていく方針を示している<doc18936page14>。 また、遺伝子関連の検査結果を医学的に解釈するための多職種の専門家による検討会(エキスパートパネル)の効果的な運用方法を引き続き検討するほか、患者が適切な治療を選択できるようドラッグ・ラグやドラッグ・ロス...
[医療改革] 高額療養費、引き上げ1年延期し「じっくり検討を」 患者団体
高額療養費の見直しを巡り石破茂首相が2月28日、2026年度以降の方針を再検討する考えを表明したことを受けて、患者団体がこの日国会内で記者会見を開き、全国がん患者団体連合会の天野慎介理事長は「(引き上げは)1年間延期したうえで、公的医療保険のあり方をじっくり検討していただきたい」と訴えた。 石破首相はこの日、所得区分ごとの自己負担限度額を3段階で引き上げる政府の方針を巡り、26年度以降の対応を秋までに検討する考えを表明した。限度額を据え置く「多数回該当」の判定基準を新たに設ける一方、8月に予定さ・...
[医療提供体制] かかりつけ薬局の役割発揮、健康増進の取り組みを 厚労省
厚生労働省の佐藤大作審議官(医薬担当)は2月28日、自治体の薬務担当者などを対象にした協議会で、薬局や薬剤師が地域住民の「かかりつけ」としての役割を果たすためには健康増進への取り組みに加え、医療DXへの対応や医療・介護従事者との連携体制づくりが求められるとの考えを示した。 佐藤氏は開会のあいさつで、将来的な人口減少を踏まえると、地域で医療提供体制を確保するために医療資源など地域の実情に応じて対応する必要があるとした上で「薬剤師や薬局に求められる役割はますます重要となってきている」と述べた・・・...
[医療改革] 高額療養費の負担限度額、26年度以降の方針再検討へ 石破首相
石破茂首相は2月28日の衆議院予算委員会で、高額療養費の自己負担限度額を3段階で引き上げる政府の方針を巡り、8月に予定されている1回目の引き上げは予定通り実施した上で、2026年度以降の対応を改めて検討する考えを表明した。立憲民主党の野田佳彦代表への答弁。 所得区分ごとの自己負担限度額を据え置く「多数回」から新たな長期療養の患者が外れるのを防ぐため、多数回該当の判定基準を設ける。石破首相は「セーフティーネットを次の世代にも持続可能なものとするため、高額療養費制度の見直し自体は実施させていただく・・...
[医薬品] 新たに16医薬品を希少疾病用医薬品に指定 厚労省
厚生労働省は2月28日付で新たに16医薬品を希少疾病用医薬品に指定したと各都道府県衛生主管部(局)などに通知した。詳細は以下の通り<doc19082page1>。▽atrasentan/IgA腎症/ノバルティスファーマ▽batoclimab/活動性甲状腺眼症/HanAll Biopharma▽efzimfotase alfa/低ホスファターゼ症/アレクシオンファーマ▽eneboparatide/副甲状腺機能低下症/アレクシオンファーマ▽Nirogacestat/デスモイド腫瘍/Spri...