「 厚生労働省 」一覧
[診療報酬] 薬価乖離率は過去最小の約5.2%、23年度比0.8ポイント縮小
現在の公定薬価と実際に取り引きされている「市場実勢価格」の平均乖離率は、9月現在で約5.2%と過去31年で最小だったことを厚生労働省が4日公表した。2023年度と比べて0.8ポイント縮小<doc17879page2>。診療報酬改定がない25年度の薬価改定の実施が正式に決まれば、今回の乖離率を踏まえて薬価の引き下げ幅が決まる。 24年度の薬価調査の速報値によると、投与形態別の乖離率は、外用薬6.8%、内用薬6.4%、注射薬3.5%など。薬効群ごとの内訳は、内用薬では「消化性潰瘍用剤」9....
[医療提供体制] ベースアップ評価料に伴う給付金、「算定予定も対象に」
日本医師会の松本吉郎会長は4日に開かれた定例記者会見で、11月29日に閣議決定された2024年度の補正予算案で「ベースアップ評価料」を算定する医療機関に給付金を支給する方針が示されたことに対し、今後ベースアップ評価料を算定予定の医療機関も対象とするよう国に働き掛けていく考えを示した。 24年度の補正予算案では、医療分野での賃上げに関する予算として828億円を計上。ベースアップ評価料を算定し、生産性の向上につながる設備の導入などに取り組む病院と有床診療所に1床当たり4万円、無床診療所と訪問看護ステー...
[診療報酬] 医療実調「MCDBで補完」の有用性検討へ 中医協
中央社会保険医療協議会・調査実施小委員会は、2025年に実施する医療経済実態調査の調査設計や項目などの案を了承した。一般診療所の主たる診療科別などサンプル数が少ないことが予想される集計を補完するものとして「医療法人の経営情報データベース」(MCDB)の有用性を検討する<doc17883page21>。 厚生労働省の担当者は、MCDBの詳細な集計・分析で示されるデータを確認しながら取り扱いを検討する方針を説明した。 医療経済実態調査は、次の診療報酬改定の参考にするため、25年6月を調査月...
[社会福祉] 生活保護の被保護者調査 24年9月分概数 厚労省
厚生労働省はこのほど、2024年9月分の「生活保護の被保護者調査(概数)」を公表した。詳細は以下の通り<doc18072page1>。●被保護実人員総数(保護停止中を含む):200万7,830人(前年同月比1万2,844人減・0.6%減)●被保護世帯総数(保護停止中を含む):165万802世帯(385世帯減・0.0%減)●世帯類型別世帯数(保護停止中を含まない)▽高齢者世帯/90万5,590世帯(3,162世帯減・0.3%減)▽高齢者世帯を除く世帯/73万5,964世帯(2,507世帯...
[医療提供体制] 医療法人の経営情報、新報告システムで届け出へ 厚労省
厚生労働省は、医療法人に義務付けられている事業報告書や経営情報の年度ごとの届け出が、2025年度以降は福祉医療機構が構築する新たな報告システムに移行することを、11月29日付の事務連絡で周知した<doc17887page1>。新たなシステムの利用には年度内の申請が必要で、同省では早めの申請を呼び掛けている<doc17889page6>。 利用申請は、福祉医療機構のウェブサイトの法人情報登録フォームで行う。25年2月28日までに利用申請すると新システムの法人IDが年度内に発行...