「 厚生労働省 」一覧

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[医療提供体制] 管理者要件の拡大案に深い懸念表明 医学会連合

 特定の地域や診療科への医師の偏在是正を図るために、「医師少数区域」での勤務経験を管理者の要件とする医療機関を、現在の地域医療支援病院から大幅に拡大する案を国が示したことに対し、日本医学会連合は16日、深い懸念を表明する意見書を厚生労働省に提出した。 日本医学会連合は意見書の中で、管理者要件の拡大は若手医師の臨床や研究に関する多様なキャリアパスの設計や選択の自由を脅かすものであり、「容認できない」と強調した<doc17267page3>。 医師の偏在是正策を巡っては、政府が6月に閣議決定...

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[医薬品] 抗微生物薬、適正使用の手引きに「歯科領域編」を書き下ろしへ

 厚生労働省は16日、抗微生物薬を適正に使用するための手引きの改訂案を厚生科学審議会感染症部会の「薬剤耐性(AMR)に関する小委員会」に示した。「歯科領域編」を新たに書き下ろし、歯科診療に関わる医療従事者を対象に抗菌薬の適正使用について解説。「外来編」や「入院編」に関しては内容を整理・更新する<doc17177page3>。 歯科領域での抗菌薬の適正使用に関する内容を追加するため、厚労省は新たな作業部会を立ち上げ、初会合を11月中旬に開催する予定<doc17177page3>...

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[医療提供体制] 医療と介護の物価・賃上げ対策をけん制、財務省

 財政制度等審議会の財政制度分科会が16日、2025年度の予算編成に関する提言の取りまとめに向けて議論を始め、財務省は、医療や介護の保険給付に物価・賃金の伸びを反映させることは現役世代の負担増につながるとけん制した<doc17224page18>。これは診療報酬や介護報酬での物価・賃上げ対策を念頭に置いた指摘で、財務省は、医療や介護の保険給付の伸びを抑えて現役世代の負担増を和らげるための制度改革を改めて主張する方針。 同分科会はこの日、25年度の政府予算の編成に関する提言(秋の建議)の取...

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[感染症] マイコプラズマ肺炎の定点報告数、2週連続で過去最多

 国立感染症研究所が15日に公表した第40週(9月30日-10月6日)の速報データによると、マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は1.94(前週1.64)となり、2週連続で過去最多を更新した。感染者数は931人で、前週より143人増加した。 都道府県別で定点当たり報告数が最も多いのは福井で4.83。次いで愛知(4.27)、青森(4.17)。一方で少なかったのは沖縄(0.29)や徳島(0.43)、熊本(0.53)などだった。 24年の累計報告数は9,650人。都道府県別では大阪の975人が最も多く、次...

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[医療提供体制] 24年4月の医学部医学科入学者、女性は4割下回る 文科省

 2024年4月に大学の医学部医学科に入学した女性の割合が4割を下回ったことが文部科学省の調査結果で分かった<doc17226page2>。文科省が公表したのは、24年度の医学部医学科入試の公正確保などに関する調査。 文科省が15日に公表した調査結果によると、24年4月に入学した女性は39.8%で前年度を0.4ポイント下回った。男性は60.2%(前年度比0.4ポイント増)。文科省の担当者は「長期的に見た場合は、医学部医学科に入学する男女の割合は縮まってきている」と話している。 24年度入...