「 厚生労働省 」一覧
[介護保険] 保険給付費の総額は9,548億円 介護保険事業状況報告・厚労省
厚生労働省はこのほど、2024年7月の「介護保険事業状況報告の概要(暫定版)」を公表した。詳細は以下の通り<doc17311page1>。●保険給付費▽保険給付費総額/9,548億円▽居宅(介護予防)サービス分/4,611億円▽地域密着型(介護予防)サービス分/1,537億円▽施設サービス分/2,865億円●第1号被保険者数:3,590万人●要介護(要支援)認定者数:717.7万人(第1号被保険者に占める65歳以上認定者数の割合:約19.6%)●サービス受給者数▽居宅(介護予防)サービ...
[医療提供体制] 重点支援区域、「村山」と「広島」の2区域追加 厚労省
厚生労働省は、2025年の地域医療構想を実現するため国が助言や集中的な支援を行う重点支援区域として、山形県の「村山構想区域」と広島県の「広島構想区域」を追加で選定した。同省では、都道府県からの申請を随時受け付けており、今後も選定する予定。 今回、選定された区域と再編などの対象医療機関は、▽山形県/村山構想区域(山形県立河北病院、寒河江市立病院、西川町立病院、朝日町立病院)▽広島県/広島構想区域(県立広島病院、JR広島病院、中電病院、広島がん高精度放射線治療センター、舟入市民病院、土谷総合病院・・・...
[医療提供体制] モデル推進区域に北海道の「中空知」追加 厚労省
厚生労働省は、2025年を想定した従来の地域医療構想を進めるための「推進区域」かつ「モデル推進区域」として、北海道の「中空知」構想区域を新たに設定したことを都道府県などに通知した。兵庫・鳥取両県の推進区域は現在、「調整中」としている<doc17215page4>。 25年の地域医療構想を進めるため、厚労省は推進区域を各都道府県に原則1-2カ所、モデル推進区域を全国に15カ所程度それぞれ設定する。 推進区域については、機能別や合計の病床数と病床の必要量に、データの特性だけでは説明できない...
[医療提供体制] 予防接種関連の「仮名化情報」、利用・提供可能に 厚労省
厚生労働省は10日、予防接種関連の「仮名化情報」について利用者などが遵守すべき保護措置などを定めた上で研究者などの利用や提供を可能とする方針案を厚生科学審議会の予防接種基本方針部会に示した。また、仮名化情報を、ほかの公的データベースの仮名化情報などと連結解析できるようにする案も示し、いずれもおおむね了承された<doc17110page11>。 仮名化情報は、氏名などを削除して、それだけでは個人を識別できないように加工した情報。レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)や介護保険...
[医療提供体制] 大学医学部の定員削減方針案、地域の実情踏まえた対策要望
鳥取や沖縄などの13県は10日、医師が多い県での大学医学部の一部の定員を削減する方針案について、地域の実情を分析・認識した上で地方とよく協議しながら進めるよう求める要望書を厚生労働省に提出した。また、医師の専門分化や高齢化、働き方改革の影響などを十分に踏まえて必要医師数を再検証することも要望した。13県はいずれも、国の医師偏在指標に基づく「医師多数県」に該当する。 要望書では、「医師多数県」とされながらも地方部では中山間地域や離島など人口が少ない地域を多く含み、医師の専門分化などで診療科単・・・...
[介護] 介護医療院、「単独で黒字」が43.8% 日本介護医療院協会
日本介護医療院協会は10日、全国の169の介護医療院のうち43.8%が6月現在、単独で黒字だったとする調査結果を公表した。介護医療院の類型別では、「I型」は125施設の44.8%、「II型」は42施設の42.9%が単独で黒字だった<doc17196page18>。 調査結果は、日本介護医療院協会の鈴木龍太会長が日本慢性期医療協会の記者会見に参加し明らかにした。経営の状況の質問に単独で黒字と答えたII型の割合が1年前の調査より特に高く、鈴木氏は、経営状態の改善は、4月の介護報酬改定の影響...
[医療提供体制] ベースアップ評価料、「早急な引き上げ」要望へ 全自病
全国自治体病院協議会の望月泉会長は10日の記者会見で、医療関係職種の賃上げの原資にするため、6月の診療報酬改定で新設された「ベースアップ評価料」の早急な引き上げや、即効性のある補助金などでの支援を求める要望書を厚生労働省などへ11月中に提出する考えを示した。 望月氏は会見で、医業収益は足元では微増だが、物価高騰や人件費の増加などでそれ以上に費用が掛かっているため、経常収支が明らかに悪化しているという声が公立病院から上がっていると説明した。 また、職員の賃上げを行いたいが、公立病院に原資が・・・...
[健康] ストレスチェック、50人未満の事業場も義務化へ 中間取りまとめ案
厚生労働省は10日に開かれた「ストレスチェック制度等のメンタルヘルス対策に関する検討会」で、労働者が50人以上の事業場に義務付けられている「ストレスチェック」を50人未満の全ての事業場に拡大することが適当だとする中間取りまとめ案を示し、おおむね了承された。 労働者のストレス状況を定期的に検査するストレスチェックは、2015年12月に導入され、国は事業者に実施を義務付けている<doc17185page1>。ただ、労働者50人未満の事業場では産業医の選任義務がないなど体制が整備されておらず...