「 厚生労働省 」一覧
[診療報酬] 医師と介護支援専門員の連携強化で4つの報酬の基準見直し
医師と介護支援専門員(ケアマネジャー)の連携を強化するため、厚生労働省は2024年度の診療報酬改定で「かかりつけ医機能」を評価する「地域包括診療料」など4つの報酬の基準を見直す。 厚労省が26日、中央社会保険医療協議会に示した個別改定項目案では、地域包括診療料のほか、「地域包括診療加算」「認知症地域包括診療料」「認知症地域包括診療加算」の施設基準として、▽脂質異常症など慢性疾患の患者を指導する担当医がサービス担当者会議に参加した実績▽地域包括支援センターや市町村の「地域ケア会議」に担当医が出・・・...
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 1月29日-2月3日
来週1月29日(月)からの注目される厚生行政関連の審議会は以下の通りです。1月29日(月)13:00-15:00 第1回 医師養成過程を通じた医師の偏在対策等に関する検討会15:00-17:00 第2回 医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会16:00-18:00 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会 血液事業部会 令和5年度 第1回 適正使用調査会1月30日(火)未定 閣議1月31日(水)9:30-12:00 中央社会保険医療協議会 総会10:00-12:00 第34回 厚生科学審議会 臨床...
[診療報酬] 地域包括医療病棟入院料新設へ、高齢者救急に対応 中医協総会
厚生労働省は26日、2024年度の診療報酬改定で行う「個別改定項目」の案(短冊)を中央社会保険医療協議会・総会に示した。高齢な救急患者の受け皿として「地域包括医療病棟入院料」を新設する。この入院料を届け出る病棟では、看護配置「10対1」以上の体制を整備してリハビリテーションや栄養管理、入退院支援、在宅復帰などを包括的に提供し、1日当たりの点数を算定する<doc13150page160>。 特定機能病院のほか、急性期充実体制加算、専門病院入院基本料を届け出ている病院は対象外<doc...
[診療報酬] 24年度改定、小児・周産期・精神科充実体制加算を新設 厚労省
厚生労働省は2024年度の診療報酬改定で、高度かつ専門的な急性期医療の提供体制を評価する急性期充実体制加算について悪性腫瘍の手術などの実績要件のうち、多くの基準を満たす場合と、それ以外で小児科や産科の実績がある場合の2区分へ見直す。また、小児科や産科、精神科の入院医療の提供に係る要件を満たす病院を評価する「小児・周産期・精神科充実体制加算」を新設する<doc13150page263>。 さらに、許可病床数が300床未満の医療機関のみに適用される施設基準を廃止するとともに、化学療法の実績...
[診療報酬] 総合入院体制加算、「特定の保険薬局と特別な関係ない」要件に
厚生労働省は2024年度の診療報酬改定で、産婦人科や精神科を含む総合的な診療体制を評価する「総合入院体制加算」を新たに届け出る場合には特定の保険薬局との間で不動産の賃貸借取引など特別な関係がないことを要件に加え、敷地内薬局への対応を強化する<doc13150page272>。26日の中央社会保険医療協議会・総会で、こうした方向性を示した。 22年度に新設された「急性期充実体制加算」の施設基準にはこの規定を既に盛り込んでおり、総合入院体制加算にも広げる。ただし、3月31日以前から特定の保...
[診療報酬] 報酬改定で入院基本料引き上げへ、見直しの方向性示す 厚労省
厚生労働省は、2024年度の診療報酬改定で入院基本料を引き上げる。40歳未満の勤務医や事務職員などの賃上げにつなげることが目的<doc13150page11>。医療従事者の処遇改善や日常的な感染防止対策の原資に充てるため、初診料や再診料も引き上げる<doc13150page38>。26日の中央社会保険医療協議会・総会で、こうした見直しの方向性を示した。 入院基本料などの見直しでは、栄養管理体制の基準を明確化する。退院後の生活を見据えて入院患者の栄養管理体制の充実を図るため。...
[医療提供体制] 認知症施策推進基本計画、秋ごろ策定へ 政府・推進本部
政府の認知症施策推進本部が26日、初会合を開き、認知症施策推進基本計画の秋ごろの策定に向けて具体化の議論を始めた。この計画の策定は1日に施行された認知症基本法に盛り込まれ、政府は施策ごとの目標や達成時期を盛り込む。 計画の具体化に向けて2月には、認知症の本人や家族、保健・医療・福祉関係者などによる「認知症施策推進関係者会議」が立ち上がる<doc13185page1>。 岸田文雄首相は推進本部の初会合で、関係者会議の意見を踏まえながら、共生社会の実現に向けて政府一丸となって取り組むよう、...
[感染症] 全国報告数6万268人、前週から1万6,090人増 新型コロナ
厚生労働省は26日、2024年第3週(1月15日-1月21日)「新型コロナウイルス感染症の発生状況」を公表した。全国の報告数は6万268人で前週から1万6,090人の増加となった<doc13182page2>。詳細は以下の通り。●定点報告<doc13182page2>▽定点当たり(全国):12.23▽報告数(全国):6万268人▽都道府県別の報告数(上位3都道府県):埼玉県/3,769人、神奈川県/3,483人、東京都/3,448人●新型コロナウイルス感染症による入院患者の...
[感染症] インフルエンザ、感染性胃腸炎など増加に転じる 感染症週報
国立感染症研究所は26日、「感染症週報 第2週(1月8日-1月14日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り<doc13207page5><doc13207page39>。▽インフルエンザ/12.99(前週12.66)/前週から増加▽新型コロナウイルス感染症/8.96(6.96)/第47週以降増加が続いている▽RSウイルス感染症/0.07(0.04)/前週から増加▽咽頭結膜熱/1.44(1.46)/第51週以降減少が続いているが、過去5年間...
[医療提供体制] サブスペシャルティ15領域の専門医、広告容認へ 厚労省
厚生労働省は、新たな専門医制度でのサブスペシャルティ領域のうち、連動研修を行い得る15領域の専門医について広告を基本的に認めることを決めた<doc13157page18>。一方、内科や外科など19の基本領域と重複する専門性がある学会認定の専門医に関して、一定期間の経過措置を設けた上で基本的には広告を認めないこととする<doc13157page20>。1月29日の「医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会」にこれらの対応案を示し、おおむね了承された。 基本領域よりも専門...
[医療機器] 医療機器3品目、臨床検査3件の保険適用を承認 中医協・総会
中央社会保険医療協議会・総会は26日、医療機器3品目と臨床検査3件の保険適用を承認した。詳細は以下の通り。【医療機器】区分C1(新機能)(2024年3月1日収載予定)●「Rist ラディアルアクセス ガイディングカテーテル」(日本メドトロニック)<doc13148page2>▽使用目的:脳血管への機器の挿入に用いるカテーテル。▽保険償還価格:6万3,200円●「シンフォリウム」(帝人メディカルテクノロジー)<doc13148page7>▽使用目的:先天性心疾患の外科手術にお...