「 厚生労働省 」一覧

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[医療改革] ICT活用、医師の宿直兼務検討へ 規制改革推進会議WG

 規制改革推進会議の「健康・医療・介護ワーキング・グループ」(WG)は3月31日、医療人材の不足や偏在によって宿直医を確保できず、病院の機能を維持することが困難なケースがあるとして、医師がICTを活用して複数の病院の宿直を兼務できるようにするなどルールの見直しの検討を求めた<doc19409page1><doc19409page2>。 ただ、WGは、医師の名義貸しなどによる不適切な運用を防ぐ必要性も指摘し、緊急診療の発生頻度が低く人材の確保が困難な地域にある医療機関に対象を限...

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[診療報酬] ベア評価料の改善実績報告書、様式改定で負担軽減 厚労省

 2024年度に新設されたベースアップ評価料を届け出た医療機関が毎年8月に提出する「賃金改善実績報告書」について、厚生労働省は3月31日、医療機関の事務負担を軽減する観点から様式を改定した<doc19420page65>。様式の改定内容は、賃金改善の実施方法や医療機関全体での賃金改善の実績額の省略、ベースアップ評価料の算定実績の記載や基本給に関する事項の簡略化など。 これに伴い、毎年6月に提出が必要な「賃金改善計画書」についても全体の賃金改善の実績額の記載を削除した<doc1942...

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[医療機器] 区分A3などの医療機器を保険適用 厚労省

 厚生労働省は3月31日付で、「医療機器の保険適用」に関する通知を地方厚生(支)局などに送付した。2025年4月1日から保険適用となった対象の医療機器は、区分A3(特定包括)「放射性医薬品合成設備MPS200Aβ」(住友重機械工業)など<doc19386page5>。 その他、医科における新たな保険適用で区分A2(特定包括)<doc19386page2>、区分A3(特定包括)<doc19386page5>、区分B1(個別評価)<doc19386pa...

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[医療提供体制] 訪看事業所の配置薬、輸液以外の「必要性検証」 厚労省

 厚生労働省は3月31日、「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」が行った在宅医療での薬剤提供に関する議論の取りまとめを公表した。地域の状況に応じた在宅医療の臨時的な対応として訪問看護ステーションで輸液を配置できるようにすることを盛り込んだほか、輸液以外の医薬品について配置の必要性や合理性の検証を行うよう求める意見があったことを明記した。 取りまとめによると、在宅医療では医師や薬剤師、訪問看護師などが連携してそれぞれの専門性に基づき役割を果たしていくことが必要で、薬剤師が薬剤の提供や服・・・...

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[医療提供体制] 電子処方箋の導入率29.3%、3月30日現在 厚労省

 厚生労働省によると、医療機関や薬局の電子処方箋の導入率は3月30日現在、29.3%で、そのうち薬局は76.5%だった。同省では、2024年度中に薬局の8割弱への導入が見込まれるとしていた。薬局以外の導入率は、病院9.3%、医科診療所16.0%、歯科診療所3.5%で、薬局を除く医療機関全体では10.6%にとどまった。 病院はマイナ保険証に対応済みの7,994病院のうち、電子処方箋を導入したのは742施設だった。なお、電子処方箋システム利用申請済みの病院は2,710施設(4月6日現在)となっている。※...

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[感染症] 百日咳ワクチン、就学前などの定期接種化検討を 日本小児科学会

 けいれん性の咳発作が見られる百日咳の患者数が国内で増加しているのを受け、日本小児科学会は流行を抑制するために就学前の幼児と11-12歳の児童を対象とする3種混合ワクチンの定期接種化の検討が望まれるとの見解を表明した<doc19470page1><doc19470page2>。 百日咳に有効なワクチンは、3種・4種・5種混合ワクチンに含まれる。現行の定期接種では、生後2カ月から接種を開始し、0歳代で3回、1歳以降で1回の追加接種を行う。ただ、計4回の接種後の追加接種は設定され...

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[インフル] インフルエンザの全国報告数9,714人、前週から1,246人減

 厚生労働省は3月28日、2025年第12週(3月17日-3月23日)「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は9,714人で前週から1,246人の減少、前年同期と比べ5万9,796人の減少となった<doc19366page2>。定点報告と全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告の詳細は以下の通り。●定点報告<doc19366page2><doc19366page6>▽定点当たり報告数(全国):1.98▽報告患者数(全国):9...

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[医療提供体制] 救急搬送者数3年連続で最多を更新 総務省消防庁

 総務省消防庁は3月28日、病気やけがなどで2024年に救急搬送された人は前年から1.9%増え、676万4,838人(速報値)だったと発表した。救急出動件数は1.0%増の771万7,123件(同)で、集計を取り始めた1963年以来、いずれも3年連続で過去最多を更新した<doc19380page1><doc19380page2>。 ただ、搬送人数を都道府県別に見ると秋田(4.1%減)など10道県では減少し、地域差がある。前年からの増加幅が最も大きかったのは石川の4.5%増だった...

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[診療報酬] 26年度診療報酬改定、要望書「第1報」を提出へ 日病協

 日本病院団体協議会(日病協)は、2026年度の診療報酬改定に関する要望書(第1報)を厚生労働省に提出する。入院時食事療養費の引き上げなどの物価対策や、医療DXの推進などに関する要望を盛り込む方針。日病協が3月28日に開いた記者会見で、仲井培雄議長(地域包括ケア推進病棟協会会長)が明らかにした(4月より全国自治体病院協議会会長・望月泉氏が新議長に就任)。 第1報は、26年度改定に関する総論的な要望を行う。その後は、第2報で各論的な要望を行う予定。 24年度の診療報酬改定では、入院基本料の適切な引き上...