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[医療提供体制] GLP-1の不適切な使用推奨「信頼を毀損」 日本糖尿病学会
日本糖尿病学会は28日、2型糖尿病治療薬のGLP-1受容体作動薬などについて特に同学会の専門医による不適切な使用の推奨は「国民の信頼を毀損するもので認められるものでない」との見解を公表した<doc12256page1>。 同学会では、GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬について適応外使用の美容や痩身などを目的として自由診療での処方を宣伝する医療広告が散見されると指摘した。その上で、特に同学会の会員に対して誤解を招きかねない不適切な広告表示を厳に戒め、国内での承認の状況...



[介護] 介護医療院の増加ペース鈍化、9月末で802施設に
厚生労働省によると、全国の介護医療院の施設数は9月末現在、計802施設で、6月末の794施設から3カ月間で差し引き8施設の増加にとどまった<doc12373page1>。2022年9月末の739施設からは63施設の増。21年9月末(619施設)からの1年間では120施設増えていたが、ペースが鈍化した。 9月末現在の802施設の類型別の内訳は、重篤な身体疾患を持つ高齢者などを受け入れる「I型」が6月末から5施設増え、534施設で全体の66.6%を占めている。ほかは、容体が比較的安定した高...












[感染症] 咽頭結膜熱、第42週以降増加続く 感染症週報
国立感染症研究所は27日、「感染症週報 第45週(11月6日-11月12日)」を発表した。定点把握対象の5類感染症の報告数(定点当たり)は以下の通り<doc12204page6><doc12204page36>。▽インフルエンザ/17.35(前週21.13)/前週から減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い▽新型コロナウイルス感染症/2.01(2.44)/第36週以降減少が続いている▽RSウイルス感染症/0.07(0.06)/前週から増加▽咽頭結膜熱/3.23(2...

[医薬品] 国内初、乳児用のRSウイルスワクチン承認へ
薬事・食品衛生審議会・医薬品第二部会は27日、RSウイルス感染症による新生児や乳児の重い肺炎などを予防するためのワクチンなどの製造販売承認を了承した。同ワクチンが承認されれば新生児や乳幼児用として国内で初となる。 了承された「アブリスボ筋注用」は、母子免疫を目的としたRSウイルスワクチンで、接種対象は妊娠24-36週の妊婦。製造販売元の米ファイザーによると、妊婦に接種することで母体から胎児へ移行するRSウイルス中和抗体価を高め、乳児において出生時からRSウイルスを原因とする下気道疾患を予防する効果...

[診療報酬] 診療報酬改定、メリハリの利いた対応要請 健保連など6団体
健康保険組合連合会など支払関係の6団体は27日、2024年度の診療報酬改定で、国民の負担や医療従事者の職種別の給与格差、診療所と病院の経営状況の違いなどを総合的に考慮して、メリハリの利いた対応を行うよう求める要請書を武見敬三厚生労働相に提出した<doc12202page2>。 要請は、健保連のほか▽国民健康保険中央会▽全国健康保険協会▽全日本海員組合▽日本経済団体連合会▽日本労働組合総連合会-による連名で、厚労省保険局の伊原和人保険局長に手渡した<doc12202page1>...

[介護] BPSD予防、チームでの対応を評価へ 24年度改定で新設
認知症の周辺症状とされる徘徊やせん妄などの「行動・心理症状」(BPSD)について、厚生労働省は予防につながる取り組みを平時からチームで行っている介護施設やグループホームへの評価を2024年度介護報酬改定で新設する方針を固めた。認知症の人の生活を支援するためにBPSDの予防につながる平時からの対応が重要となるが、その体制の整備などは評価されていないためで、新たな加算は2段階評価を想定している。 27日の社会保障審議会・介護給付費分科会で、厚労省が新たな加算の創設を提案し、おおむね了承された・・・...

[介護] LIFE関連加算、24年度介護報酬改定で対象サービス拡大せず 厚労省
厚生労働省は27日、科学的介護情報システム(LIFE)に関連する加算について2024年度の介護報酬改定で対象となるサービスの範囲を広げないとする方針案を、社会保障審議会の介護給付費分科会に示した<doc12184page31>。一方、現場の負担を軽減するためにLIFEへの入力項目の定義の明確化や、複数の加算で重複している項目の選択肢の統一化といった見直し案も提示し、いずれも大筋で合意を得た<doc12184page13>。 LIFEへのデータ提出などを要件とする加算は、21...