「 日経 」一覧

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Microsoftが医療特化のAIモデル発表、マルチモーダルをがん診断に応用へ(ニュース)

 米Microsoft(マイクロソフト)と米医療機関大手のProvidence(プロビデンス)、米ワシントン大学は米国時間2024年5月22日、医療向けAI(人工知能)モデル「Prov-GigaPath」を開発したと発表した。関連論文が同日に学術誌「Nature」に掲載された。 Prov-GigaPathは、スライドガラス上の腫瘍組織などの標本全体を高解像度のデジタル画像に変換する「全スライド画像......

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「シニア・サステナブル・ヘルスケアに投資」、新生FCNTが戦略発表(ニュース)

 FCNTが2024年5月16日、新戦略と新端末の発表会を開いた。同社の桑山泰明副社長は「利用者に使いやすい商品にするため、シニア・サステナブル・ヘルスケアの3領域に投資していく」と語った。同年夏には「arrows(アローズ)」の新機種である「arrows We2 Plus」と「arrows We2」を発売する。 新戦略の注力ポイントは3つある。1つ目は、旧FCNTが長年手掛けてきたシニア向けの「......

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富士通ががんのタイプを分類するAIを開発、9割を超える精度で分類(ニュース)

 富士通は2024年5月9日、テキストや画像、数値などの複数の異なる形式のデータを学習し、根拠を説明可能な形で判断するAI(人工知能)を開発したと発表した。医療分野への応用を想定して有効性を評価した結果、肺がんのタイプ分類タスクにおいて92.1%の精度となり、従来の世界最高精度である87.1%を上回った。 肺がん患者の病理画像データとゲノム情報のデータをグラフ構造で表現した上で、自動的に統合、学習......

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ソニーGが器具の自動交換可能な手術支援ロボットを開発、世界初の実験も成功(ニュース)

 ソニーグループは2024年5月9日、顕微鏡などを用いながら血管や神経といった微細な組織を処置する手術(マイクロサージャリー)を支援するロボットを開発したと発表した。手術器具の自動交換と精密操作を可能にする。マイクロサージャリーには高度なスキルが求められるため、実施できる医師や施設が限られるという。 開発したロボットシステムは術者が操作するコンソール(操作デバイス)と患者に処置するロボットで構成す......

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名大病院とAcompany、東北大や北大と共同でAI医療データ連携を実証へ(ニュース)

 名古屋大学医学部付属病院とAcompany(アカンパニー)は2024年4月9日、東北大学病院、北海道大学病院と共同で連合学習を用いた安全な医療分野の人工知能(AI)の構築に関する研究を開始すると発表した。複数の医療施設間で安全な医療データ連携基盤の構築を目指す。 AIの医療分野への活用が期待されているものの、個人情報保護の観点から複数の医療機関が保有する患者データを安全に結合して学習するのが課題......

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玉石混交のヘルスケアサービスに一手、「エビデンス構築」へ進む指針づくり(研究員の眼)

 人生100年時代を迎え、健康増進への関心が高まる中、行動変容などの非薬物的な介入手法に着目したヘルスケア関連の製品・サービスが相次ぎ登場している。スマートデバイスからAI(人工知能)まで、活用するデジタル技術は様々で、参入企業の顔ぶれも多岐にわたる。民間主導で機運は高まる一方だが、一部の製品・サービスでは適切な提供体制の整備やエビデンスの構築・検証がなされておらず、問題のある事例が見られるのも事......

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映像と問診から腰痛の原因を解析、NECと東京医科歯科大がセルフケア支援のAI開発(ニュース)

 NECと東京医科歯科大学は2024年3月21日、慢性的な腰痛のセルフケアを支援するAI(人工知能)技術を開発した。利用者がスマートフォンなどで自らの映像を撮影し、問診データを入力する。映像や問診結果をAIが解析し、腰痛の原因や改善運動を利用者に提示するという。利用者が病院へ行かずに、自宅で原因を推定し症状を改善できるようにする。 利用者はまずAIの指示に従い、起立した状態や腰を回す回旋運動などを......

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GMO系、富士通のクラウド上でスパコン並みの脳MRIデータ解析ができるサービス(ニュース)

 GMO学術サポート&テクノロジーは、富士通のクラウドサービス「Fujitsu Computing as a Service(CaaS)」上でスーパーコンピューター「富岳」の研究成果を実用化するサービスの提供を開始した。GMO学術サポート&テクノロジーが富岳で研究開発したソフトウエアやデータをCaaS上に実装し、脳MRI(核磁気共鳴画像法)データの解析環境を提供する。CaaSは富岳と同じCPU「A......

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産総研などが触覚を伝えるデバイス開発、体験をリアルに再現(ニュース)

 産業技術総合研究所(産総研)などの研究チームは、物に触れたときの感覚を遠隔で伝える技術を開発した。人が感知できる幅広い周波数(1~1000Hz)の振動を検知し、なおかつ振動を発生させて触覚を再現できる「ハプティックデバイス」を手首や指などに装着して触覚を共有する仕組みだ(図1)。 映像を見ながら触覚による演出を楽しむといったエンターテインメントでの用途や、触覚を共有して技能を伝承するなどの活用が......

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居眠り運転の未然防止にAI活用へ、ドライバーの眠気を可視化する技術を検証(ニュース)

 ヤサカ観光バスとMS&ADインターリスク総研、アドダイスが居眠り運転を防止するAI(人工知能)の開発を目指し実証実験を進めている。アドダイスが提供するスマートウオッチ「ResQ Band(レスキュー・バンド)」を使い、ドライバーや乗務員の眠気の可視化を目指す。 3社が2024年2月29日に発表した。実験には三井住友海上火災保険も協力する。実験は2023年9月から2024年3月までの予定だ。ヤサカ......