「 日経 」一覧

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富士フイルムがAIで外来患者の転倒リスクを予測、順天堂医院と共同開発(ニュース)

 富士フイルムは2024年6月17日、AI(人工知能)を用いて外来患者の転倒リスクを予測する技術を開発したと発表した。同技術は順天堂大学医学部付属順天堂医院と共同開発した。予測により、患者の転倒予防につなげる狙い。これまで、外来患者は入院患者に比べて医療機関の滞在時間が限られているため、転倒リスクに対して医療機関側が十分に対応できていなかった。  転倒リスクの予測には、富士フイルムの医療機関向け統......

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NECと麻生、生成AIを活用して病院経営を支援するサービスの実証実験(ニュース)

 NECと医療関連事業を手掛ける麻生のグループ病院である麻生 飯塚病院(飯塚病院)、同グループの麻生情報システムは「病院経営マネジメントサービス」の実証を進めている。飯塚病院の経営データをAI(人工知能)で分析し、その結果を基に生成AIを使って経営判断を助けるというもの。期間は2024年4~7月だ。2024年5月29日に発表した。 実証実験の流れは次の通り。まず飯塚病院が持つ過去15年分の経営指標......

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視覚障害者向け誘導ロボット「AIスーツケース」、IBMら4社が中心に大阪万博で実証実験(ニュース)

 次世代移動支援技術開発コンソーシアムは2024年5月29日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場内で、視覚障害者向け自律型誘導ロボット「AIスーツケース」の実証実験に取り組むと発表した。同コンソーシアムには、アルプスアルパイン、オムロン、清水建設、日本アイ・ビー・エムの4社が正会員として参画している。 AIスーツケースは、視覚障害者の移動を支援する自律型ナビゲーションロボット。見た目......

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Microsoftが医療特化のAIモデル発表、マルチモーダルをがん診断に応用へ(ニュース)

 米Microsoft(マイクロソフト)と米医療機関大手のProvidence(プロビデンス)、米ワシントン大学は米国時間2024年5月22日、医療向けAI(人工知能)モデル「Prov-GigaPath」を開発したと発表した。関連論文が同日に学術誌「Nature」に掲載された。 Prov-GigaPathは、スライドガラス上の腫瘍組織などの標本全体を高解像度のデジタル画像に変換する「全スライド画像......

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「シニア・サステナブル・ヘルスケアに投資」、新生FCNTが戦略発表(ニュース)

 FCNTが2024年5月16日、新戦略と新端末の発表会を開いた。同社の桑山泰明副社長は「利用者に使いやすい商品にするため、シニア・サステナブル・ヘルスケアの3領域に投資していく」と語った。同年夏には「arrows(アローズ)」の新機種である「arrows We2 Plus」と「arrows We2」を発売する。 新戦略の注力ポイントは3つある。1つ目は、旧FCNTが長年手掛けてきたシニア向けの「......

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富士通ががんのタイプを分類するAIを開発、9割を超える精度で分類(ニュース)

 富士通は2024年5月9日、テキストや画像、数値などの複数の異なる形式のデータを学習し、根拠を説明可能な形で判断するAI(人工知能)を開発したと発表した。医療分野への応用を想定して有効性を評価した結果、肺がんのタイプ分類タスクにおいて92.1%の精度となり、従来の世界最高精度である87.1%を上回った。 肺がん患者の病理画像データとゲノム情報のデータをグラフ構造で表現した上で、自動的に統合、学習......

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ソニーGが器具の自動交換可能な手術支援ロボットを開発、世界初の実験も成功(ニュース)

 ソニーグループは2024年5月9日、顕微鏡などを用いながら血管や神経といった微細な組織を処置する手術(マイクロサージャリー)を支援するロボットを開発したと発表した。手術器具の自動交換と精密操作を可能にする。マイクロサージャリーには高度なスキルが求められるため、実施できる医師や施設が限られるという。 開発したロボットシステムは術者が操作するコンソール(操作デバイス)と患者に処置するロボットで構成す......

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名大病院とAcompany、東北大や北大と共同でAI医療データ連携を実証へ(ニュース)

 名古屋大学医学部付属病院とAcompany(アカンパニー)は2024年4月9日、東北大学病院、北海道大学病院と共同で連合学習を用いた安全な医療分野の人工知能(AI)の構築に関する研究を開始すると発表した。複数の医療施設間で安全な医療データ連携基盤の構築を目指す。 AIの医療分野への活用が期待されているものの、個人情報保護の観点から複数の医療機関が保有する患者データを安全に結合して学習するのが課題......

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玉石混交のヘルスケアサービスに一手、「エビデンス構築」へ進む指針づくり(研究員の眼)

 人生100年時代を迎え、健康増進への関心が高まる中、行動変容などの非薬物的な介入手法に着目したヘルスケア関連の製品・サービスが相次ぎ登場している。スマートデバイスからAI(人工知能)まで、活用するデジタル技術は様々で、参入企業の顔ぶれも多岐にわたる。民間主導で機運は高まる一方だが、一部の製品・サービスでは適切な提供体制の整備やエビデンスの構築・検証がなされておらず、問題のある事例が見られるのも事......