「 日経 」一覧
シャープが極小脈拍センサー、指輪やイヤホンに埋め込み可能に(CEATEC 2022)
シャープは開催中の展示会「CEATEC 2022」(幕張メッセ会場での展示は2022年10月18~21日)で、パッケージの面積が1/4以上小さく、消費電力の低いバイタルセンシングセンサーを出展した(図1)。「従来難しかったイヤホンなどにも搭載できるようになった」と同社 担当者は胸を張る。 バイタルセンシングセンサーは脈拍を測るために使われ、スマートウオッチなどへの搭載が進む。LEDなどの光を皮膚......
顔認証で服薬ミスを防止、介護施設などでの利用を目指し理経が開発(ニュース)
理経は2022年10月18日、顔認証を活用して服薬の間違いを防止するシステムを開発したと発表した。介護職員などが薬の袋に印字されたQRコードを読み取り、理経が開発したシステムに登録された利用者の顔データなどの本人情報と、QRコードに登録された処方箋情報を照合する。介護職員が介護施設の利用者の服薬をサポートする際などに、他の利用者が飲むべき薬と間違えるなどの事故を防ぐのが目的だ。 理経が開発した「......
阪大が「ヒューマン・メタバース疾患研究拠点」発足、デジタルツインを医療研究に応用(ニュース)
大阪大学は2022年内にヒトのデジタルツインを疾患研究に応用する新しい研究体制を本格的に発足させる。同大学の「ヒューマン・メタバース疾患研究拠点」が文部科学省の2022年度世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)に採択されたと2022年10月14日に発表した。ヒトの体内で生じる生命現象や病気になるプロセスを仮想空間内で再現し、疾患の発症メカニズムの解明などを目指す。 NTT物性科学基礎研究所......
ノビアスと国立がん研究センター、透視画像の疑似3D化で診断精度向上へ(ニュース)
リアルタイム動画変換技術を手掛けるノビアス(東京都八王子市)は、国立がん研究センターとAI(人工知能)技術を用いた透視画像の擬似3次元(3D)化についての共同研究契約を締結した。平面的な透視画像をAI技術によって疑似3D化することで、手前と奥の認識が可能になる。これを活用して、透視画像を使った診断精度の向上や、X線透視時の患者や医療従事者の負担軽減を図る。 透視画像をリアルタイムに疑似3D化する......
政府「医療DX推進本部」初会合、診療報酬改定DXなど2023年春に工程表策定へ(ニュース)
政府は2022年10月12日、「医療DX推進本部」の初会合を開催した。省庁横断で「全国医療情報プラットフォームの創設」「電子カルテ情報の標準化」「診療報酬改定DX」を推進するとして、2023年春をめどに工程表を取りまとめる。 医療DX推進本部は岸田文雄首相が本部長を、本部長代理を松野博一官房長官、加藤勝信厚生労働相、河野太郎デジタル相が務めるほか、本部員として寺田稔総務相と西村康稔経済産業相が参......
MICINが薬歴入力支援システム、AIが服薬指導の会話を自動で文章化(ニュース)
オンライン診療システム大手のMICIN(東京・千代田)は2022年10月12日、人工知能(AI)による薬歴入力サポートシステム「Karin by MICIN」のベータ版の提供を始めたと発表した。薬局・薬剤師向けのサービスで、薬剤師による服薬指導会話をAIが分析して自動で薬歴文章を作成する。薬剤師の薬歴入力の負荷を減らし、患者対応を優先的にできるよう後押しする。 薬歴は正式には薬剤服用歴といい、処......
AMIの心音図検査装置が薬事承認を取得、「超聴診器」の実現へ一歩(ニュース)
医療スタートアップのAMI(鹿児島市)は2022年10月12日、開発を進める新型の聴診器「心音図検査装置AMI-SSS01シリーズ」が薬事承認を取得したと発表した。胸に当てて心音と心電を同時計測する小型のデバイスで、2022年11月に医療機器として発売する予定だという。 心音図とは心音を図形データとして表したもので、不整脈の検出などの検査で使われる。AMIのデバイスは、独自の技術によって雑音など......
インテックと東大、病理診断の確認漏れ防止システムの実証実験(ニュース)
インテックと東京大学大学院医学系研究科次世代病理情報連携学講座は、臨床医の病理診断報告書の確認漏れを抑制するシステムの実証実験を実施した。治療開始の遅れによる症状の悪化や、本来切除しなくてもよい臓器の切除といった、病理診断の確認不足により生じるインシデントを防ぐ狙いだ。 実証実験では、医用画像管理システムなどを手掛けるPSPが東大の支援のもと開発した「病理診断未伝達防止システム」を、インテックの......
装具に取り付ける「歩行アシストロボット」、新モデルを発表(ニュース)
自動車部品メーカーであるサンコールは2022年10月11日、リハビリ用歩行アシストロボット「Orthobot(オルソボット)」の新モデル「オルソボット 無線タブレットタイプ」を発表した。操作パネルを本体と切り離したり、バッテリーパックを小型にしたりすることで、これまでのモデルより30パーセント軽量化したという。 オルソボットは脳卒中の後遺症などで歩行が困難な人のリハビリを補助する。モーターとセン......
シャープが米粒より小さい生体センサー、いつでも手軽に体調管理(ニュース)
シャープは、2022年10月1日からオンラインで一部開催されている最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC 2022」で、超小型の生体(バイタル)センシング用のセンサーを出展している(図1)。寸法が1.75mm×1.0mm×0.35mmと米粒と比較してもかなり小さいため、指輪やイヤホンのような小型のウエアラブル機器にも搭載でき、あらゆる場面で手軽な体調管理が可能となるとしている。2023......