「 日経 」一覧
進む食のデジタル化、「おいしい」を再現する技術とは (日経クロステック編集部おススメ)
近年、「五感のデジタル化」が進んでいる。ここにきて注目度が高まっているメタバースでは、視覚や聴覚の情報を仮想空間に表現し、新たなコミュニケーションを生み出している。嗅覚の領域では、匂いを発するVR(仮想現実)ゴーグルもある。そんな中、今注目を集めているのが「味覚」である。 味覚のデジタル化では例えば、塩味や甘味などの情報をセンシングしてデータ化し、「おいしい」と感じる味覚をデバイスで再現する技術......
アシックス商事とNECがウオーキングシューズの実証実験、センシング技術活用(ニュース)
アシックス商事とNECは2022年9月13日、ウオーキングシューズを活用した健康管理・促進に関する実証実験を共同で実施したと発表した。アシックス商事が手掛けるウオーキングシューズ「KNEESUP(ニーズアップ)」に、NECの歩行センシングインソール「A-RROWG(アローグ)」を組み合わせ、歩き方や運動パフォーマンスの変化を検証した。 実証実験は2022年4月1日から5月23日にかけて、平均年齢......
非接触で脈波を測定し集中度や疲労度を推定、三菱電機らがセンサー(ニュース)
三菱電機と富士通コンポーネント(東京・品川)、カレアコーポレーション(富山市)の3社は共同で、非接触で脈波(心臓の拍動によって大動脈が振動して発生する波形)を計測し、それを基に集中度などの感情を推定するセンサー「エモコアイ」(emotion conditioning eye)を開発した(図1)。家電製品などに搭載して感情データに基づいて制御する、といった使い方を想定している。 脈波を取得する24......
富士フイルムBIジャパン、大阪府と「スマート福祉」で事業連携協定(ニュース)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは2022年9月9日、大阪府と「スマート福祉」の実現に向けて、業務改善などについて事業連携協定を締結したと発表した。スマート福祉とは、デジタル技術を活用した福祉分野における業務改善などを指す。この協定締結を機に、府民向けの福祉関連サービスの品質向上などを支援していく。 具体的には、手書きの申請書や文書を扱う業務を中心に、改善する福祉関連業務の提案や助言を......
靴センサーとスマホカメラで歩行と全身の動作を計測、ORPHEが新サービス開始(ニュース)
スマートシューズ開発のスタートアップであるORPHEは2022年9月7日、靴に取り付けたセンサーとスマートフォン内蔵カメラを使って歩行と全身の動作を計測できるサービス「ORPHE ANALYTICS」の提供を始めた。個人研究者から大学などの研究機関、また企業での研究開発やPoC(概念実証)まで幅広いニーズに応えることを目指す。 動作環境として、Google Chromeを搭載したMac/Wind......
川崎重工業などが自律走行型ロボ実験、病院の搬送業務効率化(ニュース)
藤田医科大学と川崎重工業、SEQSENSE(東京・千代田)は、2022年8月に藤田医科大学病院で実施した自律走行型ロボットによる配送業務自動化実証実験の様子を公開した。同病院で2022年12月に最終の実証実験を行い、2022年度内の導入を予定している。労働力不足解消や医療従事者の負担軽減に役立てる。 病院内での自律走行ロボット運用には、行き交う多くの人々や医療機器などへの配慮が必要となる。3回目......
NIIなどが胃粘膜の画像診断AIを開発、病理医の診断と最大97%一致(ニュース)
国立情報学研究所(NII)は2022年8月、日本病理学会と共同で、胃粘膜の病理画像を解析して腫瘍の有無を判定する画像認識AI(人工知能)モデルを開発した。日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受け、東京大学と連携した。 国内の10施設で撮影した画像を用いて、この画像認識AIモデルの精度を検証した結果、病理医の診断とAIによる予測が90~97%一致することが分かった。NIIなどは開発したAIモデ......
高血圧の治療補助アプリが保険適用でサービス開始、患者3割負担で月2490円(ニュース)
CureApp(キュアアップ)は2022年9月1日、高血圧症向けの治療用アプリである「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」が保険適用され、サービスの販売を開始したと発表した。同アプリの利用と日々の血圧測定、医師の指導をセットにした6カ月のプログラムを保険診療で受けられるようになった。 医療費3割負担の場合、患者の負担額は診療の初月が2910円で、残り5カ月は月々2490円となる。実際には......