「 日経 」一覧
ウエアラブル医療機器向け、ADIが4種の生体情報を測れるIC(ニュース)
米Analog Devices(ADI、アナログ・デバイセズ)は、4種の生体情報を測定できるAFE(Analog Front End)IC「MAX86178」を2021年9月20日(現地時間)に発表した。パッケージ寸法が2.6mm×2.8mmと小さく、消費電力が低いため、これまで医療機関に据え付けの機器で測定していた生体情報を、ウエアラブル機器で取得できるようになるという。 新製品のICは、3つ......
整形外科領域の新しい手術支援ロボット登場、靭帯を温存する高難度の手術に対応(ニュース)
整形外科領域などの医療機器を手掛けるスミス・アンド・ネフューは、人工膝関節の手術で使うロボット支援手術システム「CORI サージカルシステム」の販売を2021年10月に日本で始めた。2021年7月に薬事承認を取得したもので、高難度の手術である前十字靭帯を温存する人工膝関節置換術にも対応できる。年内に十数台、2022年以降は20台以上の販売を目指す。 CORI サージカルシステムは赤外線カメラと骨......
JINSがかけ心地を向上させた「センサー付きメガネ」、姿勢や集中度などを計測(ニュース)
ジンズは2021年10月6日、センサー付きのメガネ「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の先行予約を始めた。10月14日から販売する。新製品は小型のセンサーやバッテリーを搭載したため、2015年11月発売の旧製品と比較して軽量になった。従来の課題だったかけ心地が向上したという。フレームを設計するうえでの制約が減ったため、複数のデザインを用意する。10月6日の記者会見に登壇したジンズの田中仁代表......
民間主導でワクチン接種証明アプリを提供へ、飲食店やホテルで優待サービス(ニュース)
メディカルチェック推進機構などは2021年10月6日、個人のワクチン接種証明をするためのスマートフォンアプリを提供すると発表した。同アプリを使って接種証明をすることで、賛同企業の飲食店やホテルなどで優待サービスを受けられる。 メディカルチェック推進機構は2021年1月設立で、健康診断の受診率向上に向けた活動などを展開する一般社団法人。アプリの提供は、2020年12月設立で新型コロナウイルス感染症......
時速7kmウオーキングが健康促進、アシックスとカシオが新アプリ(ニュース)
アシックスとカシオ計算機は2021年10月1日、ウオーキング用のスマートフォンアプリ「Walkmetrix」の提供を開始すると発表した。両社は十分に息が上がるペースでのウオーキング「ファストウォーキング」を通じて人々の健康促進を狙っており、同アプリでファストウォーキングの展開を進める。同アプリの利用料金は無料。「1万歩ほどの量を歩いても、筋力・持久力の向上につながりにくい。運動効果の高いファスト......
MICINが認知行動療法で利用する治療用アプリの共同研究、過敏性腸症候群を対象(ニュース)
MICIN(東京・千代田)は2021年9月27日、過敏性腸症候群患者の症状緩和を目的とする治療用アプリについて、東京大学や東北大学と共同研究を開始したと発表した。認知行動療法の1つで、不安の原因になる刺激に段階的に触れて不安を消す曝露(ばくろ)療法の際に用いる治療用アプリの開発を目指す。 過敏性腸症候群は、腸に炎症や腫瘍などがないにも関わらず、便秘や下痢などの便通異常や腹痛が数カ月以上続く。便通......
「業界最高効率」、TDKが医療用500Wスイッチング電源(ニュース)
TDKは、変換効率が96%と高い500W出力の医療機器向け絶縁型スイッチング電源(AC-DCコンバーター)モジュールを発売した。同社によると、「500W出力の医療機器向けスイッチング電源では、業界最高の変換効率を実現した。競合他社品と比較すると、変換効率は2〜3ポイント高い」という。これで、新製品を搭載した電子機器の消費電力を削減できる。医療機器(医用電気機器)に向けた安全規格「IEC/ES/C......
寝たきりにしない、パナらが要介護者向けに運動機能改善サービス(ニュース)
パナソニックは2021年9月24日、要介護高齢者の自立支援に特化した介護施設を運営するポラリス(兵庫県宝塚市)とともに、IoT(Internet of Things)やAI(人工知能)を利用した自立支援サービスを開始すると発表した(図1)。利用者(要介護者)にリゾートホテルなどに3カ月程度滞在してもらい、運動機能を改善して日常生活を送れるようにする自立支援プログラムを提供する。 具体的な支援の流......
「あぶらとり紙でパーキンソン病を早期診断」に一歩前進、花王やPFNなど(ニュース)
花王とPreferred Networks(PFN)、順天堂大学は2021年9月21日、皮脂に含まれるRNA(リボ核酸)にパーキンソン病患者に特有の情報が含まれることを発見したと発表した。将来的にはあぶらとりフィルムで顔の皮脂を拭き取るだけで、疾患の早期診断につながる技術の確立を目指す。 花王はヒトの皮脂に含まれるRNAを解析する独自の技術を開発し、2019年にPreferred Network......