「 日経 」一覧
脈拍から熱中症リスクを推定 ミツフジが腕時計型デバイス発売(ニュース)
ミツフジは2021年5月19日、体の内部の温度である深部体温の上昇を検知する腕時計型のデバイス「hamon band」を発売した。深部体温が高くなると熱中症のリスクも高まることから、夏場の暑熱対策に使えるとする。通常、内臓や脳の温度である深部体温を測るには、直腸などにセンサーを直接挿入しなくてはならないが、同製品は腕時計型デバイスが取得する脈拍データから推定する。同社によると、製造業や建設業を中......
セコムがApple Watch活用の新サービス、警戒・解除の遠隔操作や見守りなど(ニュース)
セコムは2021年5月19日、「セコム・ホームセキュリティ」と「Apple Watch」を活用した2つのサービスを開発すると発表した。2021年6月からの実証を経て、9月以降に順次提供する。 新サービスではApple Watchを使い、セコム・ホームセキュリティの警戒・解除などを遠隔から操作できるようにして利便性の向上を図る。さらにApple Watchで取得した歩数や消費カロリー、心拍数などの......
グーグルが皮膚疾患をスマホ写真で「検索」、2021年中にパイロット版(ニュース)
米Google(グーグル)は2021年5月18日(現地時間)に開いた年次カンファレンス「Google I/O 2021」で、皮膚疾患を調べるのに役立つ支援ツールを紹介した。ブラウザ上で提供するアプリケーションで、利用者がスマートフォンのカメラで撮った患部の写真3枚と、問題が発生してからの期間といったいくつかの質問への回答を送信すると、条件に当てはまる疾患をAI(人工知能)が絞り込んでリストアップ......
3Dディスプレーでリアルな対話を再現、グーグルが「Project Starline」発表(ニュース)
米Google(グーグル)は2021年5月18日(現地時間)に年次カンファレンス「Google I/O 2021」を開催し、AI(人工知能)や3次元(3D)ディスプレー技術を使って遠隔地の人とあたかも対面しているかのように会話できる技術「Project Starline」を発表した。2021年後半に、医療やメディア企業などへのトライアル導入を始めるという。 Project Starlineはメガ......
「地域スマート医療コンソーシアム」設立、医療事業者とケーブル局がタッグ(ニュース)
医療関連事業者とケーブルテレビ事業者など13法人は2021年5月18日、「地域スマート医療コンソーシアム」を同日に設立したと発表した。地域住民が自宅で簡単に診療・服薬指導を受けられるスマート医療の実現を目的とする。 高齢者を含む地域住民が利用しやすいオンラインによる医療や介護、ヘルスケアサービスの普及促進を図るため、オンライン診療サービスの提供に携わる医療事業者、保険調剤薬局事業者、ヘルスケア事......
カルテのAI分析で骨折予防、FRONTEOが医療機器開発を開始(ニュース)
FRONTEOは2021年5月12日、骨折リスクを予測するAI(人工知能)医療機器の開発を始めたと発表した。独自の自然言語処理AIエンジン「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」を使い、電子カルテの情報を分析する。骨折リスクの高い患者を事前に見つけ出すことで、寝たきり状態や認知症進行にもつながる骨折の予防につなげる。 開発する新システムでは、電子カルテに記載された日々の看護記......
トイレ排水から新型コロナの感染状況をモニタリング、集団感染を防止へ(ニュース)
島津製作所の受託分析子会社である島津テクノリサーチは2021年5月13日、高齢者施設や学校などのトイレ排水を解析して、新型コロナウイルスの感染状況をモニタリングする受託事業を開始した。陽性反応があった場合は施設の利用者全体にPCR(Polymerase Chain Reaction)検査を促すことで、無症状者を含めた感染者を早期に特定し集団感染の防止につなげる。 新型コロナウイルス感染者の一部は......
VRで皮膚病患者のつらさ追体験、ヤンセンと大鵬薬品が医師向けに開発(ニュース)
ヤンセンファーマと大鵬薬品工業は2021年5月10日、皮膚病の一種である掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)患者の生活上の困難やつらさを再現するVRコンテンツ「Virtual Patient’s Journey(バーチャル ペーシェンツ ジャーニー)」の提供を始めたと発表した。医師向けのコンテンツで、患者の悩みや疾患に対する理解を深め、適切な治療につなげてもらう狙いがある。 今回対象とした掌蹠......
アプリでアルコール依存症治療へ、CureAppが臨床試験を開始(ニュース)
CureApp(東京・中央)は2021年5月10日、アルコール依存症治療アプリの臨床試験を始めると発表した。アルコール依存症の早期支援に取り組む岡山市立総合医療センター 岡山市立市民病院で5月下旬から実施し、まず少人数を対象に有効性を確かめる。その後、大規模に症例を集めて製造販売承認申請を目指す。 日本におけるアルコール依存症患者は約107万人いると推定されているが、認知行動療法や薬物療法などの......
ウエアラブル端末でストレス可視化、うつ病予防へ広島大学などが産学連携(ニュース)
広島大学とMeiji Seika ファルマ、マクニカの3者は2021年5月6日、デジタル技術を活用したうつ病予防法に関する共同研究契約を締結したと発表した。ストレスを自らコントロールする新たなうつ病予防法の確立を目指し、ウエアラブル端末を用いたストレス可視化技術を開発する。今後3年をめどに一定の成果を得る計画だ。 今回の共同研究では広島大学の研究成果を基に、Meiji Seika ファルマとマク......
VRでうつ病治療を支援、ジョリーグッドと帝人ファーマが共同開発を開始(ニュース)
VR(仮想現実)関連サービスを提供するジョリーグッド(東京・中央)と帝人ファーマは、VRを用いてうつ病の治療効果の向上を目指すデジタル治療(デジタルセラピューティクス:DTx)の共同開発契約を締結した。早ければ2~3年以内にプログラム医療機器として薬事承認と販売開始を目指す。 共同開発するDTxは、患者の思い込みといった認知の偏りを修正する「認知行動療法」を基にしている。認知の偏りが発生しやすい......