「 日経 」一覧
無症状のコロナ患者をセンサー付きアームバンドで検知、米FDAが緊急使用許可(ニュース)
米FDA(食品医薬品局)は2021年3月19日、機械学習を利用して新型コロナウイルス感染症のスクリーニングを実施するデバイスを初めて緊急使用許可(EUA)したと発表した。腕に光学式センサー付きのアームバンドを装着することで、通常よりも血栓ができやすい状態を判定し、新型コロナへの感染の可能性を示す。血栓ができやすい「凝固亢進状態」は新型コロナ患者によく生じることが知られている。 FDAが緊急使用許......
富士通と国立がん研究センターがタッグ、診療データを活用した新サービス創出へ(ニュース)
富士通は2021年3月18日、電子カルテシステムの診療データなどを活用した新サービス創出を目指し、国立がん研究センターと包括的な共同研究契約を締結したと発表した。国立がん研究センター東病院から診療データの提供を受けて、医薬品開発や治験などのスピード向上につながる新たなサービスの開発と検証を2023年3月31日まで実施する。 電子カルテには患者の症状や医師の所見などが文章で記載されているため、デー......
NTT東が「スリープテック」、睡眠データで企業を支援(ニュース)
東日本電信電話(NTT東日本)は2021年3月15日、睡眠に特化して企業の健康経営の支援などを手掛けるブレインスリープ(東京・千代田)と、睡眠に関する技術「スリープテック」の開発を共同で進めていくと発表した(図1)。睡眠データ分析基盤の構築、ブレインスリープなどが開発する睡眠障害のAI(人工知能)診断予測システムの実証実験などに取り組む。 まず睡眠データ分析基盤には、ブレインスリープが保有する睡......
世界初の「言語系AI医療機器」を目指し、FRONTEOが認知症診断支援AIの治験へ(ニュース)
データ解析支援サービスのFRONTEOは2021年3月12日、会話型の認知症診断支援AIシステムの治験届を医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと発表した。治験終了後に医療機器プログラムとして薬事承認を申請し、承認が取得できれば2023年の発売を目指す。承認を取得できた場合、「世界初の言語系AI医療機器になる」(FRONTEO)という。関連記事:データ解析のFRONTEOが医療関連事業を拡......
説明可能AIでゲノム医療の治療方針検討を支援、富士通と京大が開発(ニュース)
富士通と京都大学は2021年3月11日、遺伝子変異が疾患の原因になる可能性(病原性)をAI(人工知能)で推定する検証システム「MGeND Intelligence(エムジェンド インテリジェンス)」を開発したと発表した。がんなどのゲノム医療における治療方針検討の支援につながることが期待でき、京都大学が4月から共同研究者や協力機関などに提供して効果を検証していく。実用化時期は未定である。 患者の遺......
「ICU内の患者にリモート面会」、ZTEの5G + VRシステム(ニュース)
中国ZTEは2021年3月4日、中国China Telecom(中国電信)四川支社と連携した医療業界向け5G+VRシステムを運用開始したと発表した。5Gネットワークと医療用ロボット、360度対応8Kパノラマカメラ、VRグラスなどを使って、ICU(集中治療室)にいる患者とリモート面会できる環境を提供する。 関連ニュースリリース:ZTE and China Telecom Jointly launc......
ANAがワクチン接種記録アプリに参加、国際線で6月までに実証開始(ニュース)
全日本空輸(ANA)は2021年3月10日、国際航空運送協会(IATA)が取り組むスマートフォン向けの新型コロナウイルス感染症対策アプリ「IATAトラベルパス」に関する実証実験に参加すると発表した。2021年6月末までに同社の国際線で実証実験を始める。同アプリの実証実験に参加する航空会社はANAを含め世界で13社あり、国内航空会社ではANAが初めてとなる。 IATAトラベルパスは、ユーザーの新型......
「複合現実」で離島の遠隔医療、日本マイクロソフトや長崎大などが実証実験(ニュース)
日本マイクロソフトや長崎大学などは2021年3月3日、複合現実(Mixed Reality)の技術を活用し、リウマチ患者を対象とした遠隔医療システムを日本で初めて開発したと発表した。長崎大学病院と長崎県五島中央病院が、開発したシステムの実証実験を実施する。離島の患者に対しても専門医が遠隔から正確に診療できる体制を構築し、診療の質向上を目指す。 離島にある長崎県五島中央病院に来院した患者と、遠隔地......
政府のワクチン接種記録システム用タブレット、NTTドコモとNTTコムが48億円で契約(ニュース)
政府は2021年3月2日、自治体が実施する新型コロナワクチンの接種を支援する「ワクチン接種記録システム」にデータを入力するための専用タブレット端末のレンタルやサポートについて、計48億円でNTTドコモとNTTコミュニケーションズと随意契約を結んだと発表した。タブレット端末4万1000台を用意し、自治体の集団接種会場や個別接種の医療機関などに配布する。 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室が20......
福井大学病院が電子カルテに国内初のパブリッククラウド、米IBM製を採用(ニュース)
日本IBMは2021年3月2日、福井大学医学部付属病院(福井大学病院)が電子カルテシステムを米IBMのパブリッククラウド「IBM Cloud」へ移行することを発表した。本番利用の開始は2021年4月を予定する。日本IBMによると電子カルテシステムを含む医療情報システム(CIS)へのパブリッククラウド採用は、国立大学病院では日本初だという。 福井大学病院が採用するのは日本IBMが提供する電子カルテ......