「 日経 」一覧
スパコン「富岳」でコロナ治療薬探し、理研が有望な数十種類の薬剤を特定(ニュース)
理化学研究所(理研)は2020年7月3日、スーパーコンピューター「富岳」によるシミュレーションで数十種類の薬剤が新型コロナウイルスに作用することが予測されると発表した。理研計算科学研究センターの松岡聡センター長は「スパコンを用いた創薬は新型コロナウイルスの治療薬開発に限らず、創薬の方法論として画期的である」と研究の意義を語った。 国内外で市販される抗ウイルス薬や抗がん剤、糖尿病薬などの低分子医薬......
1日2回の歯磨きが習慣になるか、アプリ連動歯ブラシ「ダイヤモンドクリーン 9000」を試した(週末スペシャル)
毎日の歯磨きが面倒で苦手だ。時間をかけても磨き残しが出てしまう――。そう感じている読者は少なくないだろう。筆者もその一人だ。楽に歯を磨きたいと、数年前から電動歯ブラシを使っている。 振動するか回転する電動歯ブラシを歯に軽く押し当てて動かすだけで、汚れを簡単に取り除ける。奥歯もすっきりだ。歯磨きの面倒くささがだいぶ減った。 ただ電動歯ブラシを使い続けて気になることがある。磨き過ぎる、充電し忘れる......
医療用X線フラットパネル検出器向けデジタル読み出しIC、amsが256チャネル入力品(ニュース)
オーストリアamsは、256チャネル入力に対応する医療用X線フラットパネル検出器向けデジタル読み出しIC「AS5850A」を発売した(ニュースリリース)。医療用X線フラットパネル検出器は、入射したX線をシンチレーターで光に変換し、各画素に作り込んだフォトダイオードで受光して電気信号(電荷)として蓄える。各画素にはTFT(Thin Film Transistor)素子が作り込まれており、これを使っ......
テルモがデジタル治療に参入、MICINと糖尿病治療を支援するアプリを共同開発へ(ニュース)
医療機器メーカーのテルモが、デジタル治療(DTx: Digital Therapeutics)の領域に踏み出す。MICINと業務提携し、糖尿病の治療を支援するアプリの共同開発を目指すことを2020年7月1日に発表した。 開発するアプリは、血糖値や服薬状況、食事、運動の情報に応じて、行動変容を促すガイダンスを提供する。医療機器として承認申請することも検討しているが、現段階では未定。 テルモは糖尿病......
ロボットを介して自治体と地元企業が高齢者をサポート、NECがサービス提供(ニュース)
NECはコミュニケーション・ロボット「PaPeRo i(パペロアイ)」を活用した高齢者の見守りと生活をサポートするサービス「みまもり パペロ」を、静岡県藤枝市に提供すると発表した。藤枝市は2020年7月1日から3カ月間の実証実験を実施し、10月から希望する市民にサービスを提供する予定。 藤枝市の取り組みの特徴は、従来の「みまもり パペロ」のサービスに加えて、警備会社と連携した独自の緊急通報サービ......
カナダスポーツウエア大手が「スマートミラー」の新興企業を買収へ、狙いは家庭内フィットネス市場(ニュース)
カナダのスポーツウエア大手、lululemon athletica(ルルレモン・アスレティカ)は2020年6月29日(現地時間)、フィットネス新興企業の米Mirror(ミラー)を買収することで合意したと明らかにした。買収額は5億米ドル(535億円、1米ドル=107円換算)。ミラーは、インストラクターの動作や各種情報を表示する機能を備えた「スマートミラー」を手掛けている。ルルレモンは今回の買収で、......
シーメンスが胸部CT画像のAI解析で医療機器承認を取得、サービスとして販売(ニュース)
シーメンスヘルスケアは2020年6月29日、人工知能(AI)を利用して胸部CT画像を解析するソフトの医療機器承認を取得し、医療機関向けに同ソフトを使った画像解析サービスを販売すると発表した。 医療機器承認を得たのは、AIソフト「AI-Rad Companion」。2020年6月19日に承認を取得した。深層学習を用いたアルゴリズムで、胸部全体のCT画像から肺や心臓、大動脈などを解析してリポートを生......
写真2枚でAIが全身を採寸、Bodygram Japanがアプリを提供開始(ニュース)
米Bodygramの日本法人Bodygram Japanは2020年6月26日、スマートフォンのカメラを使いAI(人工知能)が全身を採寸するアプリ「Bodygram」の提供を始めたと発表した。これまではBtoB(企業向け)でのみ採寸技術を提供してきたが、アプリを通じて一般ユーザーが利用できるようにする。 Bodygramは体重や身長、年齢などの情報を入力し、正面と真横の全身写真2枚を撮影すると、......
人肌で自己粘着性を発現するシート、三井化学が開発(ニュース)
三井化学は、人肌で温めると自己粘着性を発現するシート「体温感知自己粘着性シート」を開発し、サンプル提供を開始した(図1、ニュースリリース)。糊を使わずにシート同士が引っ付くため、接着面に糊が残らず、何度も繰り返して使用できる。 ポリオレフィン系の素材で、同社の形状記憶シート「HUMOFIT」(ヒューモフィット)の姉妹品に当たる(関連記事)。人肌に限らず周囲温度に反応し、ガラス転移点である28℃を......
「アプリで治療」が日本でも、禁煙治療用アプリが国内初承認へ(ニュース)
厚生労働省の審議会は2020年6月19日、CureAppが承認申請していたニコチン依存症を対象とした治療用アプリ(デジタル治療)の承認を了承した。今後、厚労省内の手続きを経て、約1カ月後に薬事承認を得られる見込み。治療⽤アプリはソフトウエアを活⽤して病気の治療を目指すもので、海外では既に実用化されているが、⽇本での承認は初めてになる。 CureAppのニコチン依存症を対象とした治療用アプリは、患......