
国立成育医療研究センターと日本IBM、医療文書の作成支援システムを検証(ニュース)
国立成育医療研究センターと日本IBMは、医師が書く診療情報提出書(紹介状)や各種診断書や証明書など、医療文書のドラフト作成を支援するシステム「ダイナミック症例サマリー」の実用に向けた検証を開始した。同システムは国際標準に準拠したデータフォーマットである「HL7 FHIR」を採用しており、同フォーマットの電子カルテシステムであれば、特定のベンダーやシステムに依存せずに接続できる。2023年10月1......
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国立成育医療研究センターと日本IBMは、医師が書く診療情報提出書(紹介状)や各種診断書や証明書など、医療文書のドラフト作成を支援するシステム「ダイナミック症例サマリー」の実用に向けた検証を開始した。同システムは国際標準に準拠したデータフォーマットである「HL7 FHIR」を採用しており、同フォーマットの電子カルテシステムであれば、特定のベンダーやシステムに依存せずに接続できる。2023年10月1......
島津製作所や北海道江別市などは2023年9月から、食と認知機能の関係を継続調査する研究を始めたと発表した。最大1200人の江別市民に対し、認知機能検査や体力測定、アンケート調査を10年間にわたり実施する。島津製作所はアルツハイマー型認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)のバイオマーカーとなる血液中物質の解析などを担う。 開始した研究「江別いきいき未来スタディ」には北海道情報大学、農業・食品......
TOPPANホールディングスと富士通は2023年10月18日、医療ビッグデータ事業を共同で推進するため同日に業務提携契約を締結したと発表した。2社の技術を組み合わせて、創薬や診療支援などに活用できるデータ分析事業などを展開する。 TOPPANが持つ医療分野のデータ分析技術と富士通が持つデータクレンジング技術などを組み合わせて、2社がそれぞれ医療向けデータ分析サービスを提供する。TOPPANは、日......
ダイセルは2023年10月13日、無針注射器の製造・販売を手掛ける米PharmaJet(ファーマジェット)に少額出資し、戦略的な資本提携を締結したと発表した。出資金額は非公開とした。ダイセルは、米国で医療機器の商業化実績があるファーマジェットの協力を得て、日米市場で医療業界へ本格的に参入する。なお、医療機器の製造・販売は、同年10月2日に設立した「ダイセルメディカル」が担う。 ダイセルはかねて、......
電通とコニカミノルタは2023年10月11日、健康・医療・環境などバイオ分野でのITを活用した事業や技術の開発に関して、コンサルティングサービスの提供を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。コニカミノルタの技術者と電通のクリエイティブ職の人材が連携することで、バイオ技術を活用した事業アイデアの創出などを目指す。 共同研究を進める分野として「バイオモノづくり」「デジタルバイオデータUX」「ニ......
藤田医科大学とシンガポール国立大学、手術支援ロボットを開発するメディカロイド、複数の大学間でインターネット研究を手掛けるWIDEプロジェクトは2023年10月11日、約5000kmの距離がある日本とシンガポールをつなぎ、遠隔手術の実証実験を実施した。日本・シンガポール間での遠隔手術は国内初のケースだ。実証実験は2023年10月9~12日まで行われる。 記者会見では、藤田医科大学とシンガポール国立......
富士通は2023年10月10日、タンパク質の構造変化を予測する技術を無償提供すると発表した。AI(人工知能)プラットフォーム「Fujitsu Kozuchi (code name) - Fujitsu AI Platform」上で展開する。同技術により、標的タンパク質の構造変化の予測を従来の1日から2時間に短縮できるという。理化学研究所(理研)と共同で開発した。 同技術の仕組みは次の通りだ。まず......
パナソニック ホールディングスと国際医療福祉大学、善光総合研究所は2023年9月26日、高齢者と遠隔地に住む家族をつなぐ「デジタル同居サービス」の研究開発を開始したと発表した。独居高齢者と遠隔家族がデジタル技術を使って同居に近いつながりを実現することを目指す。 研究開発は内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期における「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」課題に採択されて......
NECとシスコシステムズ、前橋赤十字病院は、iPhoneによる病院内の位置情報とNECの顔認証を活用した医師の勤務状況を把握する実証実験を実施したと発表した。勤務状況を把握することで、会議などの非医療業務と医療業務の区別を明確に可視化できる。医療施設の入退室記録と組み合わせ、それを基に医師を取り巻く労働環境課題を抽出したり改善案を提示したりできる。2023年9月20日に発表した。 実証実験の内容......
藤田医科大学は2023年10月2日、東京都大田区の羽田空港に隣接する複合施設内に医療研究拠点「藤田医科大学東京 先端医療研究センター」を開所した。研究で得た知見を反映した先端医療を提供するクリニックも併設する。同年9月30日に開所式でを実施し、施設の一部を公開した。 同センターは京浜急行・東京モノレールの天空橋駅に直結する複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」の一画に入居した。......
中外製薬は2023年9月29日、DX(デジタル変革)の取り組みに関する説明会を実施し、生成AI(人工知能)活用の現状や今後の見通しについて明らかにした。説明会に登壇した中外製薬の志済聡子上席執行役員デジタルトランスフォーメーションユニット長は「創薬のスピードアップや社員の働き方改革につなげたい」と意気込みを語った。 中外製薬は生成AIの活用基盤として、米Microsoft(マイクロソフト)の生成......
テルモは2024年度中に通信機器を持つ医療機器に対し、SBOM(Software Bill of Materials、エスボム)を導入する。医療機器に使うソフトウエア情報を把握しやすくし、特定のプログラムに対する脆弱性を発見した場合、早期に修正する。初期の導入コストは約2000万円を見込む。 対象となる医療機器は点滴に使う輸液ポンプやインスリンポンプのうち、通信機能を持つ高性能品となる。SBOM......
NTTコミュニケーションズは2023年9月21日に会見を開き、電話で認知機能の低下状態を確認できるサービスの有償トライアルを同日始めると発表した。AI(人工知能)を活用し、6分程度の会話音声を基に認知機能を5段階で判別する。医療行為ではないとする。認知症を発症する前の段階を早期に判別し、認知症発症のリスクを低減する狙いだ。 トライアルを始めたサービスの名称は「脳の健康チェックplus」。日本テク......