「 医療制度 」一覧

NO IMAGE

特養の緊急時対応加算、計画訪問でも算定可のケースも  厚労省通知

 厚生労働省は22日、2018年度介護報酬改定に伴う運用通知を発出した。介護老人福祉施設(特養)で新設する「配置医師緊急時対応加算」の算定について、定期的や計画的に施設を訪問し診療した場合は「算定できない」が、医師が「死期が迫った状態だと判断」し、施設職員や入所者家族に説明した上で、早朝や夜間に訪問して死亡診断することを事前に決めている場合は「この限りでない」とした。

NO IMAGE

介護医療院、多床室の仕切りはパーティションも可  厚労省通知

 厚生労働省は22日、介護医療院の人員や施設、運営に関する基準についての運用通知(老老発0322第1号)を都道府県などに出した。療養室について、多床室の場合には家具やパーティション、カーテンなどの組み合わせで室内を区分し「入所者同士の視線等を遮断し、入所者のプライバシーを確保すること」を求めた。カーテンのみの場合は「プライバシーの十分な確保とはいえない」とした。

NO IMAGE

新型インフル、「住民接種に係る接種要領」の議論開始  厚労省作業班

 厚生労働省の新型インフルエンザ対策に関する小委員会の公衆衛生対策作業班(班長=岡部信彦・川崎市健康安全研究所長)は23日、各自治体に向けた新型インフルエンザの「住民接種に係る接種要領」を新たに作成することを了承した。2018年度中にまとめる。

NO IMAGE

日医・横倉会長、4選出馬の意向固める  25日に正式表明へ

 日本医師会の横倉義武会長は、任期満了に伴う今年6月予定の日医会長選挙に4選出馬する意向を固めた。都道府県医師会の間で横倉会長続投への期待感が強く、医療分野を巡る重要課題も山積しているため、引き続き日医会長として対応に当たるべきだと判断した。25日の日医の臨時代議員会で正式に表明する見通し。

NO IMAGE

院内暴力などの相談対応整備へ  都医、18年度事業計画

 東京都医師会(尾﨑治夫会長)は22日の臨時代議員会で、2018年度の事業計画を報告した。会員等医療機関への支援事業として、医療機関が業務上抱える各種トラブル(院内暴力・暴言行為、悪質なクレーム等医療業務妨害行為等)に関して、相談対応できる体制の構築などが盛り込まれている。

NO IMAGE

看護必要度項目見直しで該当患者割合5%増  恵寿総合病院・神野氏

 社会医療法人財団董仙会恵寿総合病院の神野正博理事長(全日本病院協会副会長)は21日、じほう診療報酬改定セミナーで講演し、2018年度改定での一般病棟の重症度、医療・看護必要度での項目の見直しによって恵寿総合病院(426床)の該当患者割合が従来の25.54%から30.55%にアップすることが確認できたことを報告した。

NO IMAGE

実績指数は「病院単位」、新入院料1・2は併設できず  リハ医学会・石川氏

 日本リハビリテーション医学会特任理事の石川誠氏(医療法人社団輝生会理事長)は21日、じほう診療報酬改定セミナーで講演し、2018年度改定による回復期リハビリ病棟入院料の「実績指数」は、原則的に病院単位で集計することになるため、病棟ごとに新入院料1と2を算定することはできないと解説した。

NO IMAGE

オンライン診療「一定の整理、範囲でスタート」、留意事項で解説も  迫井医療課長

 厚生労働省保険局の迫井正深医療課長は21日、じほう診療報酬改定セミナーで講演し、2018年度診療報酬改定で新設したオンライン診療関連の項目について考え方を示した。「遠隔技術をどんどん進めるべきというオピニオンリーダーと、慎重なオピニオンリーダーとで大きな幅がある。今回は一定の整理、一定の範囲でまずやらせていただくということで理解してほしい」と述べ、対面診療を原則にスタートしたと説明した。

NO IMAGE

ダビンチの保険適用拡大、「優位性の証明」が今後の課題  外保連

 外科系学会社会保険委員会連合は20日の記者懇談会で、2018年度診療報酬改定で12術式が保険適用されるロボット支援下内視鏡手術について、今後、診療報酬引き上げを目指す観点から、レジストリに参加し症例集積を進めることで、優位性を明確にしていく方針を明らかにした。

NO IMAGE

マイナス緩和措置、4割が北海道に集中  DPC告示、特定群は増加傾向

 厚生労働省は20日、2018年度診療報酬改定でのDPC見直しに伴う基礎係数、機能評価係数Ⅰ、Ⅱ、激変緩和係数を告示した。医療機関群別では、DPC標準病院群(現行Ⅲ群)が1493病院(基礎係数1.0314)、大学病院本院群(現行Ⅰ群)が82病院(1.1293)、DPC特定病院群(現行Ⅱ群)が155病院(1.0648)で、全体で1730病院となった。

NO IMAGE

社会保障給付費の対GDP比「2041年度に24.5%」  自民小委に推計報告

 自民党・財政再建に関する特命委員会の「財政構造のあり方検討小委員会」(小渕優子委員長)は20日、シンクタンクの総合研究開発機構(NIRA)が公表した社会保障給付費の将来推計について、推計に関わった森田朗・津田塾大教授、岩本康志・東京大大学院教授にヒアリングした。

NO IMAGE

横浜市全域の医療NWでGL策定  小規模NW同士の相互接続で

 横浜市は市内全域をカバーする地域医療連携ネットワーク(NW)の構築に向け、ガイドライン(GL)を策定した。既存の小規模な医療NW同士を連携させ、医療機関等が保有する診療・患者情報などを共有し、横浜市の医療サービスの向上や、医療資源の効果的な活用を狙う。2018年度の「ICTを活用した地域医療ネットワーク」事業(予算=4686万円)。