医療法改正案、国会提出は3月後半以降か 自民の懸念受け
医師偏在対策に向けて厚生労働省が今国会への提出を目指している医療法・医師法改正案を巡り、自民党内から懸念の声が依然出ている影響で、提出時期が当初予定より遅れて3月後半以降にずれこむ可能性が高まっている。厚労省はできるだけ早期に提出できるよう調整を急ぐ構えだ。
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医師偏在対策に向けて厚生労働省が今国会への提出を目指している医療法・医師法改正案を巡り、自民党内から懸念の声が依然出ている影響で、提出時期が当初予定より遅れて3月後半以降にずれこむ可能性が高まっている。厚労省はできるだけ早期に提出できるよう調整を急ぐ構えだ。
厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ(WG)」と「在宅医療及び医療・介護連携に関するWG」の合同会議は2日、追加的な病床の整備を検討している構想区域では、病院の開設や増床だけでなく、有床診療所の設置の検討を促すよう都道府県に求めることを決めた。
福祉医療機構は2018年度から、地域包括ケアシステムの構築を推進するために必要な医療施設の整備に関する融資制度を拡充する。病院を対象とする貸し付けでは、地域医療構想に基づく建築、改築を融資条件とし、基準金利と同率とする。2日に開催した福祉貸し付け事業の行政担当者説明会で示した。
自民党総務会(竹下亘会長)は2日、受動喫煙防止対策を強化する健康増進法改正案を了承した。その後の与党政策責任者会議でも改正案を了承し、与党の法案審査の手続きは終了した。政府は近く改正案を閣議決定し、国会に提出する。
日医総研はこのほど、ワーキングペーパー(WP)「糖尿病診療の実態―全国12自治体の国保データから―」を公表した。2013年度から15年度の2型糖尿病患者の外来診療に関わるデータを分析した結果、自治体間で受療行動や診療に相当の差があることが示唆された。
日医総研はこのほど、ワーキングペーパー(WP)「糖尿病診療の実態―全国12自治体の国保データから―」を公表した。2013年度から15年度の2型糖尿病患者の外来診療に関わるデータを分析した結果、自治体間で受療行動や診療に相当の差があることが示唆された。
日本医学会連合会(門田守人会長)は2日、受動喫煙防止対策を強化する健康増進法改正案について、紙巻きたばこの屋内完全禁煙を求める声明をあらためて発表した。
自民党の厚生労働部会(橋本岳部会長)は2日、医師偏在是正に向けた医療法・医師法改正案の法案審査を行い、了承を見送った。改正案に賛成する意見が多数上がったが、地域医療構想の達成を図るための都道府県知事の権限追加に反対する意見などが挙がったため。来週中にも再度、法案審査する。
東京都医師会の尾﨑治夫会長は本紙の取材に応じ、医師が後発医薬品を安心して患者に処方できる環境をつくっていくため、今後、会内で具体策を議論していく考えを明らかにした。会内にプロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、後発品メーカーでつくる業界団体や有識者などと意見交換しながら検討していく方向。現段階では、医師向けの啓発資材の作成などを視野に入れている。
厚生労働省は1日、薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会を開き、先駆け審査指定制度の対象品目であるノーベルファーマの「ラパリムスゲル」(一般名=シロリムス)の承認を了承した。
1日に開かれた全日本病院協会の2018年度介護報酬改定説明会で、厚生労働省老健局の鈴木健彦老人保健課長は、新設する介護医療院について、介護療養病床の考え方を踏襲し、「療養棟単位でサービス提供できる」と説明した。
厚生労働省老健局の鈴木健彦老人保健課長は1日、全日本病院協会の2018年度介護報酬改定と介護医療院の説明会で、医療・介護連携に関わる改定事項などを説明した。
近畿医師会連合(近医連)と中部医師会連合(中部医連)による合同情報交換会が2月28日、京都市内のホテルで開かれた。出席者によると、任期満了に伴う今年6月予定の日本医師会・会長選挙に現職の横倉義武会長が4選出馬した場合、支持していく方向で固まったという。
全国公私病院連盟と日本病院会は1日、「2017年病院運営実態分析調査」の概要を公表した。総損益差額から見た赤字病院の割合は、前年比3.9ポイント減の69.0%だった。16年度診療報酬改定直後の16年調査は前年に比べて赤字病院の割合が増加していたが、2年目に当たる17年調査は減少に転じた。
厚生労働省社会・援護局は1日、生活困窮者自立支援法・生活保護法改正案に盛り込んだ生活保護の医療扶助における後発医薬品使用の原則化について「例えば、薬局に在庫がないなどの場合を除いて後発品で給付するということを明記する」と趣旨を説明した。
日本看護協会の福井トシ子会長は、2018年度診療報酬改定について本紙の取材に応じた。入院医療で再編・統合された急性期一般入院料1の実績部分で、7対1が実質的に維持されたことを評価した上で、7対1の必要性を示す実証データの提示に向けた検討を進める考えを示した。
国立がん研究センターは2月28日、全国がんセンター協議会の加盟施設が行ったがんの診断治療症例について、部位別5年相対生存率と10年相対生存率のデータをそれぞれ更新した。集計結果は、全がん協のホームページで公表済み。
臨床研究法の施行規則が2月28日に省令として公布された。2月9日の厚生科学審議会・臨床研究部会で了承された内容に沿ったもので、近く通知を、その後Q&Aも出す予定。4月1日の施行に向け、「認定臨床研究審査委員会」の申請受け付けや認定作業も始まることになる。
日本医師会の救急災害医療対策委員会(委員長=有賀徹・労働者健康安全機構理事長)はこのほど、報告書を取りまとめた。
厚生労働省は28日に「医療行為と刑事責任」をテーマにした有識者研究会の会合を非公開で開いた。過去20年程度の間に刑事事件となった医療過誤事例200件強について、発生件数を年ごとに分類した経時的なデータを提示。
厚生労働省は28日に「医療行為と刑事責任」をテーマにした有識者研究会の会合を非公開で開いた。過去20年程度の間に刑事事件となった医療過誤事例200件強について、発生件数を年ごとに分類した経時的なデータを提示。