医療機器4製品の保険適用を了承 中医協総会
中医協は31日、医療機器の区分C2(新機能・新技術)4製品について、4月からの保険収載予定を了承した。アボット バスキュラー ジャパンの「MitraClip NTシステム」は、左室駆出率30%以上で症候性の高度僧帽弁閉鎖不全(クラス3+または4+)を有する患者のうち、外科的開心術が困難な患者の僧帽弁逆流の治療を行うもので、保険償還価格は221万円。
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中医協は31日、医療機器の区分C2(新機能・新技術)4製品について、4月からの保険収載予定を了承した。アボット バスキュラー ジャパンの「MitraClip NTシステム」は、左室駆出率30%以上で症候性の高度僧帽弁閉鎖不全(クラス3+または4+)を有する患者のうち、外科的開心術が困難な患者の僧帽弁逆流の治療を行うもので、保険償還価格は221万円。
中医協は31日、2018年度診療報酬改定の答申書付帯意見について、修正案の提示を受けた。26日の中医協での議論を踏まえた内容。修正案には、各側委員から特段の意見は出ず、中医協として了承された。
厚生労働省は31日の中医協総会で、「2018年度診療報酬改定に係るこれまでの議論の整理(現時点の骨子)」について実施していたパブリックコメントの結果を報告した。紹介状なしで大病院に受診した際の新たな定額負担は設けないこととの意見が70件寄せられた。
健康増進法改正案の今国会提出に向け、厚生労働省が30日に公表した新たな受動喫煙防止対策案を巡り、与党は同日、今後の法案審査も視野に本格的に議論を始めた。
厚生労働省は30日、2018年度から本格的に実施する国民健康保険の保険者努力支援制度(都道府県分)の都道府県別獲得点(速報値)の詳細を公表した。
自民党の「医療分野における情報管理の強化に向けた勉強会」(自見英子座長)は30日の会合で、医療分野のICT関連の安全管理情報を共有するための仕組みを強化すべきだとの意見で一致した。
地方公営企業法全部適用の自治体病院の事業管理者で構成する全国病院事業管理者協議会(全管協)が、医師の働き方の実態を把握するために行った調査で、過去5年間に労働基準監督署から労働基準法違反による是正勧告を受けた病院が63病院あることが分かった。
四病院団体協議会は30日、民間病院の経営悪化を救済するため、福祉医療機構による緊急融資を求める要望書を加藤勝信厚生労働相に提出した。1病院につき上限10億円程度の長期運転資金貸付制度の創設を要請。厚生労働省には、制度創設のための予算措置を求めている。
厚生労働省は30日、今通常国会提出予定の健康増進法改正案に盛り込む受動喫煙防止対策の新たな案を公表した。医療施設などの既存の屋内喫煙室は撤去や廃止が求められる一方で、屋外喫煙場所の設置は認める。精神病棟などでも同様の対応となる。従来案は、既存の喫煙専用室の存続を5年間認めていたが、新案では関連の記載が削除された。
加藤勝信厚生労働相は30日の閣議後会見で、受動喫煙防止対策を強化する健康増進法改正案について、今国会への提出を目指して対応していると説明した。
日本アルトマークは30日、療養病床の算定状況に関する調査結果を発表した。2017年9月時点で、療養病床は全国で32万5079床の算定があり、そのうち転換対象となっている介護療養病床は5万1237床(療養病床全体の15.8%)、医療療養の療養病棟入院基本料2は6万516床(18.6%)だった。
厚生労働省は29日に「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」を開き、日本専門医機構から専攻医の採用・登録状況を聞き取った。
東日本エリアの都道県医師会長による「北海道・東北・東京・関東甲信越ブロック医師会長意見交換会」が27日、東京都内で開かれた。
全国健康保険協会(協会けんぽ)の運営委員会(委員長=田中滋・慶応大名誉教授)は29日、2018年度の都道府県単位の保険料率を了承した。
日本リハビリテーション医学会の石川誠社会保険担当特任理事(医療法人社団輝生会理事長)は、2018年度診療報酬改定に関する本紙の取材の中で、リハビリテーションに関する専門職の常勤要件緩和が行われることを評価する考えを示した。
日本リハビリテーション医学会の石川誠社会保険担当特任理事(医療法人社団輝生会理事長)は、2018年度診療報酬改定における回復期リハビリテーション病棟入院料について本紙の取材に応じた。日常生活動作(ADL)のアウトカム評価では、実績指数の現行基準値である27以上を同入院料1については「30台後半」に引き上げることが望ましいとの見方を示した。
第1回稲門医学会学術集会が28日、東京都の早稲田大で開かれ、基調講演では、医療分野の有識者が医療を取り巻く課題に対する持論を述べた。
中医協総会は26日、2018年度診療報酬改定の個別改定項目(短冊)のうち、新設されるオンライン診療料などについて議論した。厚生労働省保険局の迫井正深医療課長は、同診療料の算定について初診から「半年程度の経過期間」を想定していることを明らかにした。算定に関する支払い側委員からの質問に答えた。
26日の中医協総会では、直近の重要課題となっている医療従事者の負担軽減や働き方改革の推進に関連する個別改定項目も議論した。小児科や産婦人科など専門性の高い特定の領域や夜間の緊急対応の必要性が低い項目について、医師の常勤配置に関する要件を緩和する。
中医協総会(会長=田辺国昭・東京大大学院教授)は26日、2018年度診療報酬改定で導入する入院医療の新評価体系で、現在の7対1、10対1一般病棟入院基本料に代わる急性期一般入院料1~7について重症度、医療・看護必要度の該当患者割合の基準値を決めた。総会では支払い側、診療側が互いに主張を譲らず、約45分間の休憩を挟んでの公益裁定で決着した。
中医協総会は26日、2018年度診療報酬改定に向けた答申書の付帯意見案について議論した。素案は19項目で、再編・統合する急性期一般入院基本料などを引き続き検討すると盛り込んだ。