「 医療制度 」一覧

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3年連続で社会保障費4997億円増、診療報酬本体は588億円増  18年度予算案

 政府は22日の閣議で、総額97兆7128億円(前年度比2581億円増)となる2018年度一般会計当初予算案を決定した。歳出のうち社会保障関係費は32兆9732億円(4997億円増)。社会保障費について3年間で1.5兆円程度の増加を「目安」とした「骨太の方針2015」の策定後、16年度予算から3年連続で「4997億円増」に抑えたことになる。

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入院医療費、地域差半減に必要な検討を  改革工程表2017改定版

 政府の経済財政諮問会議(議長=安倍晋三首相)は21日、経済・財政再生計画改革工程表の2017改定版を決定した。社会保障分野では医療費適正化に関連し、入院医療費について17年度に地域医療構想の縮減効果を明らかにすると明記。18年度から、地域差半減に向け、縮減効果などの進捗管理を進めて所要の検討を行うと新たに盛り込んだ。従来の外来医療費の地域差半減に加え、入院医療費に言及した。

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緊急往診は約7割、看取りは5割以上で実施  日医総研WP、在宅医療調査

 日医総研はこのほど、ワーキングペーパー(WP)「第2回診療所の在宅医療機能調査」を公表した。今年5月から7月にかけて在宅療養支援診療所、在宅時医学総合管理料の届け出をしている診療所の約20%(4386施設)を対象に実施した調査結果をまとめたもので、緊急往診は約7割、看取りは5割以上の施設で行われていた。

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指導・監査等での返還金額、3年連続減の約89億円  16年度、適時調査が大幅減

 厚生労働省保険局医療課の医療指導監査室は21日、保険医療機関・保険薬局に対する指導・監査の2016年度実施状況(概況)を発表した。同年度に確定した返還金額は前年度比35億4202万円減の88億9535万円と大幅に減少し、3年連続の減少となった。このうち、医科は約81億円、歯科は約5億円、薬局は約3億円だった。適時調査による返還金額が大幅に減少した。

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通常国会、9本程度の法案提出を検討  厚労省、医療法改正案など

 厚生労働省は来年の通常国会に向け、計9本程度の法案提出を検討している。医師偏在対策を図る医療法・医師法改正案のほか、懸案となっている受動喫煙対策強化のための健康増進法改正案、生活保護の医療扶助で後発医薬品の使用を原則化する生活困窮者自立支援法・生活保護法改正案などを提出したい構えだ。

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外国人患者の医療費未払い防止へ実証実験  シンクタンク・JIGHなど

 外国人患者受け入れ体制の整備支援事業を手掛ける医療シンクタンク「JIGH」(東京都港区、渋谷健司代表理事)と総合保証サービスを展開するイントラスト(東京都千代田区、桑原豊社長)は2018年1月から、日本の公的保険に加入していない訪日外国人患者の医療費未払いを防ぐための実証実験を始める。

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改定個別項目の各側意見書、22日提出へ  中医協総会

 中医協総会は20日、厚生労働省保険局の迫井正深医療課長から18日の予算大臣折衝を踏まえた2018年度の診療報酬改定率について報告を受けた。本体改定率プラス0.55%(各科改定率:医科プラス0.63%、歯科プラス0.69%、調剤プラス0.19%)、薬価マイナス1.65%、材料マイナス0.09%―などの内容。

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次期改定、入院と外来の財源配分に「重大な関心」  日病・相澤会長

 日本病院会の相澤孝夫会長は19日の定例会見で、次期診療報酬の改定率が本体0.55%増となったことについて「厳しい病院経営の中で一息つける改定率とは言えない」との見解を示した。会見後の本紙などの取材に対しては今後、「入院と外来の財源配分がどうなっていくのか、重大な関心をもって見守っていく」と表明した。