専門医制度「局面によっては国も関与」 偏在是正まとめで医療部会
厚生労働省の社会保障審議会・医療部会は22日、「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」がまとめた医師偏在是正に向けた「第2次中間取りまとめ」の報告を受け、議論した。
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厚生労働省の社会保障審議会・医療部会は22日、「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」がまとめた医師偏在是正に向けた「第2次中間取りまとめ」の報告を受け、議論した。
厚生労働省は22日の中医協総会で、保険医療機関・保険薬局に対する指導・監査の2016年度実施状況(概況)を報告した。支払い側の保険者の委員からは、提供情報の進捗状況をフィードバックする仕組みの構築を求める意見が上がった。
中医協総会は22日、2018年度診療報酬改定に関する公聴会を来月19日に千葉市で開くことを決めた。医療現場や患者など国民の声を改定に反映させるために開くもので、中医協の総会委員や厚生労働省保険局長、審議官らが出席する。
政府は22日の閣議で、総額97兆7128億円(前年度比2581億円増)となる2018年度一般会計当初予算案を決定した。歳出のうち社会保障関係費は32兆9732億円(4997億円増)。社会保障費について3年間で1.5兆円程度の増加を「目安」とした「骨太の方針2015」の策定後、16年度予算から3年連続で「4997億円増」に抑えたことになる。
政府の経済財政諮問会議(議長=安倍晋三首相)は21日、経済・財政再生計画改革工程表の2017改定版を決定した。社会保障分野では医療費適正化に関連し、入院医療費について17年度に地域医療構想の縮減効果を明らかにすると明記。18年度から、地域差半減に向け、縮減効果などの進捗管理を進めて所要の検討を行うと新たに盛り込んだ。従来の外来医療費の地域差半減に加え、入院医療費に言及した。
厚生労働省の「科学的裏付けに基づく介護に係る検討会」は21日、データベース(DB)の「初期仕様に盛り込むことが予定できる項目」に関する中間取りまとめの方向性を確認した。
厚生労働省は21日、「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」がまとめた医師偏在是正に向けた「第2次中間取りまとめ」の正式版を公表した。
日医総研はこのほど、ワーキングペーパー(WP)「第2回診療所の在宅医療機能調査」を公表した。今年5月から7月にかけて在宅療養支援診療所、在宅時医学総合管理料の届け出をしている診療所の約20%(4386施設)を対象に実施した調査結果をまとめたもので、緊急往診は約7割、看取りは5割以上の施設で行われていた。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)に関する普及啓発活動を展開するGOLD日本委員会は21日、COPDに関する認知度把握調査の結果を公表した。
東京保険医協会は21日、2018年度の診療報酬の改定率が本体プラス0.55%となったことを「不十分」とし、大幅な引き上げを求める談話を発表した。
厚生労働省保険局医療課の医療指導監査室は21日、保険医療機関・保険薬局に対する指導・監査の2016年度実施状況(概況)を発表した。同年度に確定した返還金額は前年度比35億4202万円減の88億9535万円と大幅に減少し、3年連続の減少となった。このうち、医科は約81億円、歯科は約5億円、薬局は約3億円だった。適時調査による返還金額が大幅に減少した。
自民党の障害児者問題調査会(衛藤晟一会長)は21日、障害福祉サービスの報酬改定に関連し、全国社会福祉法人経営者協議会など関係団体と意見交換を行った。
厚生労働省は来年の通常国会に向け、計9本程度の法案提出を検討している。医師偏在対策を図る医療法・医師法改正案のほか、懸案となっている受動喫煙対策強化のための健康増進法改正案、生活保護の医療扶助で後発医薬品の使用を原則化する生活困窮者自立支援法・生活保護法改正案などを提出したい構えだ。
四病院団体協議会の総合部会は20日、日本専門医機構が公表した専攻医の1次登録採用状況で、過去5年間の採用実績数などの平均値を超えないようにシーリングをかけている5都府県に関する情報開示を求めることを決めた。
日本医師会の横倉義武会長は20日の記者会見で、2018年度診療報酬改定の改定率が、前回を上回る本体プラス0.55%と決まったことについて「一定の評価をしたい。前回改定に続き、日医が主張してきた『モノからヒトへ』の評価だと考えている」と受け止めを語った。
厚生労働省の「検体検査の精度管理等に関する検討会」(座長=楠岡英雄・国立病院機構理事長)は20日開かれ、医療機関が自ら行う検体検査の精度管理の基準について大筋で了承した。
外国人患者受け入れ体制の整備支援事業を手掛ける医療シンクタンク「JIGH」(東京都港区、渋谷健司代表理事)と総合保証サービスを展開するイントラスト(東京都千代田区、桑原豊社長)は2018年1月から、日本の公的保険に加入していない訪日外国人患者の医療費未払いを防ぐための実証実験を始める。
中医協の費用対効果評価、薬価、保険医療材料の3専門部会は20日、費用対効果評価の試行的導入の取り組みと制度化に向けた課題を取りまとめた。
人生100年時代に向け、経済・社会システムに関するグランドデザインを検討する、政府の「人生100年時代構想会議」は19日、中間報告案を議論した。
中医協総会は20日、厚生労働省保険局の迫井正深医療課長から18日の予算大臣折衝を踏まえた2018年度の診療報酬改定率について報告を受けた。本体改定率プラス0.55%(各科改定率:医科プラス0.63%、歯科プラス0.69%、調剤プラス0.19%)、薬価マイナス1.65%、材料マイナス0.09%―などの内容。
日本病院会の相澤孝夫会長は19日の定例会見で、次期診療報酬の改定率が本体0.55%増となったことについて「厳しい病院経営の中で一息つける改定率とは言えない」との見解を示した。会見後の本紙などの取材に対しては今後、「入院と外来の財源配分がどうなっていくのか、重大な関心をもって見守っていく」と表明した。