「 医療制度 」一覧

NO IMAGE

一般病院全体の損益率、赤字の公立病院が押し下げ  財務省が見解

 財務省は8日の財政制度等審議会・財政制度分科会で、医療経済実態調査で2016年度の一般病院全体の損益率がマイナス4.2%(実際の開設者別施設数を踏まえて加重平均するとマイナス2.6%)となったのは、公立病院の損益率がマイナス13.7%だった影響が大きいとの見解を示した。

NO IMAGE

C肝救済特措法、給付金請求期限の5年延長を  公明・厚労部会

 公明党厚生労働部会(桝屋敬悟部会長)は8日、血液製剤の投与を受けてC型肝炎になった患者の給付金を巡る提訴・請求期限が来年1月15日に迫っていることを踏まえ、議員立法のC型肝炎救済特別措置法を改正して期限を2023年1月まで5年間延長すべきとの考えでまとまった。

NO IMAGE

一般病院の損益率0.5ポイント悪化、赤字傾向続く  医療経済実調

 厚生労働省は8日の中医協・調査実施小委員会で、2018年度診療報酬改定の基礎資料となる第21回医療経済実態調査(実調)の結果概要を報告した。16年度改定前後の2事業年度(15年度、16年度)の損益状況を比較すると、一般病院全体ではマイナス3.7%からマイナス4.2%と、0.5ポイント悪化した。マイナス4.2%は過去3番目に低い数字で、赤字傾向が明らかとなった。医業収益が0.4%伸びた一方、給与費の増加などで医業・介護費用も0.8%伸びた。

NO IMAGE

一般病院の損益率0.5ポイント悪化のマイナス4.2%、赤字傾向続く  医療経済実調

 厚生労働省は8日の中医協・調査実施小委員会で、2018年度診療報酬改定の基礎資料となる第21回医療経済実態調査(実調)の結果概要を報告した。16年度改定前後の2事業年度(15年度、16年度)の損益状況を比較すると、一般病院全体ではマイナス3.7%からマイナス4.2%と、0.5ポイント悪化した。マイナス4.2%は過去3番目に低い数字で、赤字傾向が明らかとなった。医業収益が0.4%伸びた一方、給与費の増加などで医業・介護費用も0.8%伸びた。

NO IMAGE

25対1、5%減算措置で年間約5000万円の減収  鶴巻温泉病院

 神奈川県の湘南西部医療圏に位置する医療法人社団三喜会鶴巻温泉病院(591床、秦野市)は、2016年度診療報酬改定での医療療養25対1(療養病棟入院基本料2)の要件を満たせず、5%減算措置の適用に加えて療養環境加算などが外れることで年間約5000万円の減収になる厳しい病院経営に直面している。

NO IMAGE

医療療養25対1病棟、5%減算の影響大きく  岐路に立つ慢性期病棟

 2018年度診療報酬改定で入院医療の一つの焦点とみられる医療療養25対1(療養病棟入院基本料2)を持つ医療機関では、16年度改定で導入された要件強化に伴う5%減算で経営が圧迫されている病院も少なくない。一方で、来年4月創設の介護医療院への転換も現実的に難しいケースがあるなど、慢性期病棟を抱える病院の多くは今後の病院経営をどう描くかの岐路に立っている。

NO IMAGE

文科省、学校での医療的ケア検討会議を設置  10日に初会合

 文部科学省は10日、「学校における医療的ケアの実施に関する検討会議」の初会合を開催する。2011年に学校などでの医療的ケアについて定めた通知を出してから5年以上が経過したことを踏まえ、これまで実施された学校での医療的ケアについて全体的な議論を行う。人工呼吸器を装着する児童・生徒の医療的ケアなどについて、学校体制の在り方も話し合う。

NO IMAGE

18年度改定で意見取りまとめへ  自民・医療政策研究会

 自民党の中堅・若手の国会議員を中心とする医療政策研究会(会長=武見敬三参院議員)は7日の会合で、2018年度診療報酬改定に向けた意見を22日の次回会合で取りまとめる方針を確認した。意見の取りまとめは、近く公表される医療経済実態調査の結果などを踏まえて行う方向。

NO IMAGE

離職者への働き掛けと環境づくりで復職支援  日看協

 看護師等人材確保法に基づく届出義務(届出制度)が2015年10月に創設されて2年が経過し、徐々に浸透してきた。同制度をはじめとする復職支援について、本紙の取材に応じた日本看護協会の熊谷雅美常任理事は、制度のさらなる周知と、復職後も働き続けられる環境が重要と指摘。「離職者に対する働き掛けと働きやすい職場環境づくりの両輪で取り組む」と強調した。

NO IMAGE

非該当患者「A=0、B=0」は入院初日、退棟当日で多く  入院分科会

 厚生労働省は、2日の中医協・入院医療等の調査・評価分科会に一般病棟7対1入院基本料届出病棟で重症度、医療・看護必要度の非該当患者のうち「A項目が0点、B項目0点」(以下、A=0、B=0)の占める割合は、入院日数では初日が2.9%と最も高く、退棟前日数でも退棟当日の5.0%が最も高い実態を示す資料を提示した。

NO IMAGE

該当患者割合の乖離4%、「一定条件で活用できる可能性」  入院分科会

 厚生労働省は2日の中医協の入院医療等の調査・評価分科会(分科会長=武藤正樹・国際医療福祉大大学院教授)に、一般病棟の重症度、医療・看護必要度についてDPCデータを用いて分析した結果を報告した。医療機関ごとの該当患者割合は、DPCデータのマスタに基づく判定(EFファイル判定)で24.8%、現行法で28.8%となり、両者の乖離が4%であるとし「一定の条件を設定した上で活用できる可能性が示唆された」と説明した。